[入学準備特集2023(6)]入学直前!新1年生のための防犯・安全おさらい
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セコムの舟生です。
まもなく4月。
入学の季節がやってきます。
これまで新1年生のための「入学準備特集2023」を連載してきましたが、今回は「総集編」。
大事なポイントをあらためてまとめます。
ぜひ入学前のお子さんと一緒にご確認ください。▼ ポイント1:防犯の基本は「ひとりにならない」
犯罪の多くは、子どもがひとりでいるときに発生しています。
なるべくひとりにならない工夫が必要です。
ひとりにならないように子ども自身が気をつけるのはもちろんですが、子どもの生活パターンや行動範囲にあわせてご家庭でできる対応も検討してください。
また、「知らない人」がどんな人かを具体的に教えておきましょう。
子どもは、顔を見たことがある人、親しげに話しかけてきた人を「知っている人」と認識することがありますので、具体的に「知らない人」を教えることが重要です。
【あわせて読みたい!入学準備特集2023】
シリーズ1「保護者のための防犯入門」
▼ ポイント2:交通安全の基本は「横断に注意!」
小学生の交通事故で多いシチュエーションは「道路横断」です。
「横断」にはさまざまパターンがあります。
・歩行者信号がある道路をわたる
・信号のない横断歩道をわたる
・信号や横断歩道がない十字路を横切る
・歩いている道の右から左に移動する
これらはすべて「横断」です。
お子さんの通学路に「横断」が必要な場所はいくつありますか?
通学路を親子で一緒に歩き、「横断」が必要な場所での安全確認方法を具体的に教えましょう。
【あわせて読みたい!入学準備特集2023】
シリーズ2「小学1年生のための交通安全入門」
▼ ポイント3:子どもの安全は「保護者がつくるもの」
入学までに保護者ができる防犯対策を3つあげるなら・・・
1)一緒に登下校する友達を見つけておくこと
2)地域に顔見知りを増やすこと
3)子どもに「助けてもらえる場所」「助けてくれる人」を教えておくこと
子どもの安全を確保するには、地域コミュニティとの関わりが欠かせません。
保護者の目が届かないところで、いち早く異変に気付いてくれたり、困っているところを助けてくれたりすることもあるでしょう。
小学校入学をきっかけに地域との関わりが広がるといいですね。
【あわせて読みたい!入学準備特集2023】
シリーズ3「安全のために保護者ができる3つのこと」
▼ ポイント4:「防犯ブザー」を必ず携帯する
子どもに持たせたい防犯グッズのひとつ「防犯ブザー」。
市販されている防犯ブザーは非常に種類が多く、どれを選べばいいか迷ってしまうものです。
新1年生に持たせる防犯ブザーを選ぶなら...
・音が大きい
・シンプルで扱いやすい
・壊れにくく丈夫
子どもが毎日、身につけるものです。
お子さんにとって使いやすい防犯ブザーを選びましょう。
利き手や、体の大きさなどによっても、使いやすい取り付け位置が異なります。
ぜひお子さんと一緒にベストな取り付け位置を探してみてください。
【あわせて読みたい!入学準備特集2023】
シリーズ4「入学時に持たせたい防犯・安全グッズ」
▼ ポイント5:「名前の書き方」に注意
子どもの持ち物に記名する際は細心の注意が必要です。
不審者が記名を見て声かけに悪用するケースがあります。
不審者に名前を知られてしまうと「○○ちゃん」と親しげに呼びかけられることも考えられるのです。
親しげに呼びかけられればお子さんの警戒心が弱まる可能性もあります。
学用品のほかにも、玄関先に置かれた傘や、自転車などからも名前を知られる可能性があるので注意が必要です。
【あわせて読みたい!入学準備特集2023】
シリーズ5「子どもを守る「記名」の工夫」
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入学してまもなくは緊張感があるので、子どもたちも保護者の方が教えたことをしっかり守ろうとするでしょう。
通学路を歩くことや小学校に慣れたころが要注意。
小学1年生の交通事故も、4月より5月、6月のほうが多いという統計があります。
また、子どもだけで遊びに行く機会もだんだん増え、保護者の目が届かない時間が多くなってくるかもしれません。
どきどき親子で「入学準備特集」を読み返して、初心を思い出してみてくださいね。
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<お知らせ>
「第17回 キッズデザイン賞」募集開始!
2023年5月15日(月)まで「キッズデザイン賞」の募集が今年もスタートしました!
すべての子どもは社会の宝であり、未来そのものです。
キッズデザイン賞は、多様なステークホルダーとともに子どもの未来が持続的で明るいものであるように、「子どもたちが安全に、そして安心して暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・サービス・空間・活動・研究の中から、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組む優れた作品を顕彰するものです。
ここでいうデザインは、「意匠」などの狭義のデザインだけではなく、「制度」「取り組み」などの広義のデザインまで含めたものが評価の対象になります。
また、子ども用はもちろん、大人・一般向けに開発されたものでも、子ども子育てに配慮されたものであればすべてが対象となります。
たくさんのご応募をお待ちしています!
第17回キッズデザイン賞の詳細はこちらをご覧ください。2023.03.30