[入学準備特集2023(1)]保護者のための防犯入門
 
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              セコムの舟生です。 
 入学準備がそろそろスタートします。
 説明会や就学前の健康診断、学用品の購入など、これから何かと忙しくなりますね。
 保護者の送り迎えで保育園や幼稚園に通っていたお子さんも入学後は子どもだけでの登下校です。
 「大丈夫かな?」と心配な気持ちもあるでしょう。
 そこで、入学までに覚えておきたい防犯の基本や、交通安全対策など、大事なポイントを「入学準備特集2023」としてまとめます。
 1回目の今回は、まず基本の「防犯入門」。
 保護者がおさえておきたい子どもの安全の基礎知識をまとめます。▼ 新1年生に最初に教えておきたい防犯の基本 
 小学生になると、子ども同士で行動することがだんだん増えてきます。
 最初に子どもに伝えておきたいのは「ひとりにならないこと」。
 子どもが被害者となる犯罪の多くは、子どもがひとりでいるときに発生しています。
 「ひとりでいる子どもが狙われやすい」ということです。
 登下校はもちろん、遊びに行ったあとの帰り道なども、ひとりになるのはできるだけ避けたいところです。できるだけ友達と行動をともにするよう、子どもに伝えてください。
 どうしてもひとりになってしまう区間がある場合は、保護者の方が迎えに行くなどの対策も必要です。
 小学校入学後の子どもの生活パターンや行動範囲にあわせて、なるべくひとりにならない方法を検討しましょう。
 入学までまだ時間がある今のうちから「ひとりになる=危ない」ということを、子どもに理解させることが大切。
 お買い物中などにフラフラと親御さんのそばを離れてしまうような好奇心旺盛で活発なお子さんは、特に注意が必要です。
 ▼ 新1年生に「知らない人」を教える方法
 ご家庭で「知らない人についていってはダメ」「知らない人にものをもらってはダメ」ということは何度も教えているかと思います。
 ところで子どもにとっての「知らない人」とは、どんな人物でしょうか。
 「知らない人」の基準は、大人と子どもで認識が異なることがあります。
 「知らない人についていってはダメ」「知らない人にものをもらってはダメ」と教えても、そもそも子どもが「知らない人」の意味を理解していない可能性があるということです。
 どこかで会ったことがある人や、顔を見たことがある程度の人を「知っている人」と認識していることは少なくありません。
 親子で「知らない人」の基準をあわせておくことが大切です。
 どういう人が「知らない人」なのか具体的に教えてあげてください。
 ・名前を知らない人
 ・どこに住んでいるか、何をしている人かを知らない人
 ・お父さんやお母さんと親しくない人
 このような人は、たとえよく見かける人でも「知らない人」です。
 「あなたのことを知っているよ」「あなたのお母さんの友達だよ」などと言われても、それを信じてしまうのは危険です。
 仮に相手がお子さんを本当に知っている人だったとしても、子どもが判断できない相手は「知らない人」。
 「ついていかない」「ものをもらわない」という対応をさせたほうがいいでしょう。
 「もし本当の知りあいだったら、あとで謝っておくから大丈夫だよ」と伝えておくと子どもも安心して行動できます。
 ▼ シミュレーションで子どもの理解度を確認する
 顔を知っているだけの相手を「知っている人」と認識することがあるように、幼い子どもの防犯意識はまだまだ希薄です。
 本人が「知らない人にはついていかないよ!」と言っていても、「こういうときはどうする?」といろいろなパターンで聞いてみましょう。
 「○○(子どもが好きなもの)をあげるよ」って言われたらどうする?
 「○○(子どもが好きなもの)があるから、ついておいで」って言われたら?
 「一緒に落としものを探して」って知らない人に頼まれたらどうする?
 どのような問いかけでも、知らない人への対応は「いやです」。
 たとえ相手が困っている様子でも、小さな子どもに助けを求めること自体が不自然です。
 もし断りにくければ、「お母さんに聞いてみます」「誰か大人を呼んできます」と返してもいいでしょう。
 お子さんが迷ってしまいそうなパターンの質問を考えて、シミュレーションしてみてくださいね。
 「悪い人に連れていかれそうになったらどうする?」と子どもに聞くと、「戦うよ!」という返答をする子もいます。
 微笑ましいですが、どんなに元気な子どもでも、大人の力にはかないません。
 ゲーム感覚で「お父さんの腕をひっぱって、動くか確かめてごらん」「後ろからつかまえているから、逃げられるかやってごらん」などと試してみてください。
 大人の力が強いと気づくことができれば、無謀な行動をひかえてくれるはずです。
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 言葉で「○○してはダメ」「○○に気をつけて」と言うだけでは、小さなお子さんには伝わりません。
 具体的な例をあげて子ども自身に考えさせたり、体感したりすることで、少しずつ理解が深まっていきます。
 これから入学までの半年間、「こういうときはどうする?」と繰り返し聞いてみてくださいね。
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