【特集/夏休みの防犯[5]】親子でトライ!楽しみながらインターネット教育
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セコムの舟生です。
全国的に猛暑が続いていますね。
熱中症対策は万全ですか?
これほど暑いと水辺が恋しくなりますが、各地で水の事故が相次いでいます。お子さんと水遊びにお出かけの際は保護者が十分に目を配り、浮き輪やライフジャケットなどの準備も忘れないようにしてくださいね。【夏の安全特集】として水難事故や、集中豪雨、プールでの事故防止など、夏ならではの注意点をご紹介していますので、再度ご確認ください。
また夏休みの防犯対策を特集している【特集/夏休みの防犯】でも、この季節特有の注意点として「鍵の持たせ方」、「子どもだけでの遠出」、「レジャースポットに潜む危険」、「地域安全マップ」をテーマにまとめていますので、あわせてご覧ください。
さて、今回は【特集/夏休みの防犯】の第5回として、「インターネット教育」を取り上げます。
夏休みのような長い休みには、携帯電話やゲーム機のようなモバイルインターネット端末に触れる時間も増えるでしょうから、インターネットについて正しい知識を学んでおくことは不可欠です。
親子の時間が増える夏休みですから、実践的なインターネット教育に取り組んでみてはいかがでしょうか?
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▼ 親子で一緒にインターネットを楽しむ
インターネットはあくまでも"道具"だということを忘れないでください。
まず目的があって、その手段としての道具(=インターネット)を使うという意識が大切。インターネットを使うこと自体が目的になってしまっては困りものです。それでは、実際に正しい使い方を身に付けさせるには、どのようにナビゲートしたらいいのでしょうか。せっかくの夏休みです。お子さんと一緒にインターネットを利用してみましょう。一緒になって、悩んだり、調べたりすることが大切です。
○ 目的意識を持つ
まずは何のためにインターネットを使うのか、子どもと一緒に決めてください。「旅行先の歴史を調べる」、「夏休みの自由課題に役立つ情報を調べる」など、インターネットを使う目的を子どもと確認してからはじめ、目的意識を持たせましょう。子どもの興味に合わせた調べごとでもいいかもしれませんね。○ 複数の情報ソースを見比べる
インターネットの情報を鵜呑みにするのは危険です。調べてわかったことを別の視点や、方法で再度調べることを教えてください。複数の情報ソースを比較したり、関連情報を掘り下げたりするなど、必ず真偽を確かめるクセをつけさせましょう。○ インターネットに依存しすぎない
「パソコンでなんでもできる」と思わせないこと。インターネットで得た情報を元に、実際の場所に出かけたり、味わったり、感じたりすることで世界がより広がります。多面的なものの見方や、探究心の道筋を示してあげましょう。▼ 携帯電話やゲーム機の利用は"わが家の夏休みルール"で
携帯電話や携帯ゲーム機は、高度なインターネット端末です。夏休みは子どもが家にいる時間が増えますが、保護者の目が行き届かないこともあります。家の中だけではありません。
携帯電話やゲーム機を持って遊びに行ったら、それで何をしているかわからない...というのでは危険です。長い休みの間、「ケータイもゲームも使い放題」という状況は避けるべき。夏休みの生活リズムに応じて"わが家の夏休みルール"をつくったほうがいいと思います。
たとえば利用する時間帯やフィルタリングの利用など、普段のルールに加えて、「日中は自分の部屋に持ち込まない」「外出するときはWi-Fiをオフにする」といった追加ルールを、お子さんと話し合って決めてみてはいかがでしょうか。
約束を守らなければ取り上げる、といった厳しい対応もときには必要です。ルールを決めたらそれで終わりではなく、なるべく頻繁に声をかけ、正しい使い方をしているかどうか定期的にチェックするようにしましょう。
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この夏、お子さんと一緒に学びながら、大人ももう一度「インターネットの正しい使い方」に思いをめぐらせてみるのもいいかもしれませんね。
2012.08.13