【特集/夏休みの防犯[1]】夏休みに鍵デビュー!?子どもに鍵を持たせるときの注意点
-
セコムの舟生です。
海の日を含む3連休が明けた17日。四国から関東甲信までの梅雨明けが発表されましたね。
集中豪雨でたいへんな被害に見舞われた九州地方には、まだ梅雨明け宣言が出されていません。梅雨が続けば、地盤の回復や、増水被害からの復旧にも影響がありそうです。一日も早い復旧を祈るばかりです。台風7号の接近により、さらに被害が深刻化する懸念もあります。台風に関する情報を確認し、細心の注意を払ってください。
さて、待ちに待った夏休みがもう目前というお子さんも多いのではないでしょうか。
子どもたちには、思い切り楽しい夏休みを満喫してもらいたいですね!子どもたちが夏休みを楽しみにする一方で、共働きのご家庭では、子どもがひとりになる時間が増えることを心配されているのではないでしょうか。
そこで今回から【特集/夏休みの防犯】と銘打ち、夏休みに役立つ防犯情報をお届けします。
今回のテーマは、「鍵」。子どもが鍵を扱ううえで注意したいポイントをご紹介します。* * * * * * * * *
▼ まずは「鍵の大切さ」を知ること
子どもが鍵を持つことは、防犯上、非常に重要な意味を持っています。なくせば家に入れなくなるだけでなく、なくした鍵を悪意ある人間に拾われて、さらにその家の場所が突き止められると、簡単に侵入されてしまいます。鍵を持っていることを知られれば、犯罪者に狙われないとも言い切れません。決して雑に扱ったり、見せびらかしたりしてはいけないものだと理解させましょう。
「すごく大事なものだから、大切に持っていてね」
「なくしたり、見られたりしないように、注意してね」
など、繰り返し教えることからはじめましょう。
▼ どうやって鍵を持たせるか
鍵を持っていると知られることは、「ひとりで留守番している」ことを知られることにつながります。外から鍵が見えないように持たせる工夫をしましょう。また紛失をさけるためにも、何もつけずに服のポケットに直接入れておくのはあまりおすすめできません。立ったり座ったりしているうちに落としてしまうことがあります。脱ぐ可能性のある上着にしまうのも避けてください。
鍵にヒモをつけて首から提げているお子さんを見かけることがありますが、遊んでいるときに遊具などに引っ掛かると、首が絞まってしまう危険性があります。身につけるなら、キーホルダーやキーチェーンをつけ、衣服につないでから内側にしまうようにしましょう。
バッグにしまうなら、肌身離さず持ち歩くことが大事。荷物を置いたまま遊ぶことがないよう、子どもによく話して聞かせてください。また鍵と一緒に住所がわかるものを持たないこともポイントのひとつ。バッグを盗まれたとき、住所が手がかりになって侵入されることもあります。これは大人もしてしまいがちですから、注意してくださいね。
▼ 押し込み強盗に注意!外出と帰宅のポイント
保護者の留守中、鍵を持って外出するなら、家中の戸締りをしっかり行わなくてはなりません。施錠が必要な場所はどこか、お子さんがわかるように書き出しておくとわかりやすいと思います。忘れがちなトイレの小窓やベランダからも侵入された例がありますから、換気用にあけている窓もすべて閉める習慣をつけてください。日ごろから戸締りチェックを一緒にしておくと、お子さんも迷わず戸締りできるでしょう。また、帰宅したときにも注意が必要です。子どもが玄関をあけた瞬間に後ろから押し入られ、犯罪にいたるケースがいくつも報告されています。
<玄関前での注意ポイント>
○ 怪しい人がついてきていないか、よく注意する
○ あらかじめ鍵がすぐ出せるよう準備を。玄関前で鍵を探さない
○ 周囲に人がいないか確認して、素早く鍵をあける
○ 家の中に誰もいなくても必ず大きな声で「ただいま」という
○ 中に入ったらすぐに鍵を閉める。チェーンまでしっかりと玄関前でも油断は禁物。家に入りきちんと施錠するまで緊張感を持って行動するようにしましょう。
* * * * * * * * *
今回は、鍵をテーマにご紹介しましたが、鍵の扱いと一緒に考えておかなければならないことと言えば留守番です。留守番の注意点についてもあわせて確認しておいてください。
2012.07.18