夏休みにはどんな危険が?子どもの防犯対策まとめ
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セコムの舟生です。
子どもたちが楽しみにしていた夏休みがいよいよはじまります。
夏休みは子どもにとって宝物のような時間。
夏休みならではの経験は、子どもを大きく成長させます。
一方で、子どもの長期休みを狙った犯罪が毎年のように繰り返されており、普段以上の防犯意識を持つことが必要です。
そこで今回は、夏休みに子どもが巻き込まれやすい犯罪を紹介しながら、子どもが安全に夏休みを過ごすための防犯・安全対策をまとめます。
夏休みの注意事項として、親子で一緒に確認しておきましょう。
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▼ 夏休みの留守番はどんなことに注意が必要?
夏休みには、保護者の不在を狙った留守番中の犯罪が心配されます。
過去には、電気や水道などの事業者を装って家に強引に入り込み、子どもが性犯罪被害にあうなどの犯罪がありました。
また、新型コロナウイルス感染拡大による休校措置期間中には、全国各地で不審な訪問者や住居敷地内への不法侵入者などが報告されています。
言葉巧みに緊急を装って、ドアを開けさせようとする事案も発生していますので、「困ったとき、対応に迷ったときにどうしたらいいか」、親不在の留守番時を安全に過ごすための対策を話し合っておきましょう。
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保護者が外出中に、子どもが遊びに出かけるケースもあると思います。
鍵の持ち方についても、話し合っておくと安心です。
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▼ 夏休みは遊びに行くときのルールも再確認を
自由な時間が増える夏休み。
子ども同士で遊ぶ機会が多くなるかもしれません。
夢中になって遊んでいると、帰宅時間を忘れてしまうことも考えられますね。
夏は日没が遅いので、「明るいから少しぐらい遅くなっても大丈夫」と思いがちですが、西日が傾きはじめる時間帯は、視認性が低下する時間帯です。
交通事故が起きやすくなりますし、不審者が身を潜めることも容易になります。
夏休みは子どもの行動範囲が広がることもありますので、「遊びに行くときのルール」を夏休みバージョンにブラッシュアップすることが大切です。
大切なのは、子ども自身がルールを守る意識を持つこと。
保護者が押し付けるのではなく、子どもに考えさせることも必要です。
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▼ 塾や習いごとで帰りが遅くなる時は?
夏休みは、夏季講習や集中レッスンなど、塾や習いごとのスケジュールがイレギュラーになることがあります。
帰宅時間が遅くなるようであれば、安全対策も見直しが必要です。
子どもが通う教室が駅前や繁華街など賑やかなエリアに所在する場合、暗くなってからの時間帯は犯罪リスクも高まります。
夜間の街の様子や周辺環境を保護者の方が確認し、より安全性の高いルートやお迎えの場所などをあらためて決めておきましょう。
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▼ スマートフォン、SNSの使い方を話し合おう
コロナ禍を境に、子どもがインターネット端末に触れる時間が長くなっていることが指摘されています。
夏休みは保護者や先生の目が届かない時間も長く、スマートフォンなどを自由に使える状況があるのではないでしょうか。
無料通話アプリなどコミュニケーションツールをきっかけとした性犯罪が増加し続けています。
見知らぬ第三者と手軽に連絡を取り合うことが、どのような危険につながるのか。
実際にあった事犯を例に挙げながら、子どもと話し合う機会を設けてください。
小学生のうちは、子どもの自主性に任せるのではなく、保護者が積極的に関わって管理・監督することが欠かせません。
言い聞かせるだけで終わらせず、定期的に使い方をチェックして子どもを守りましょう。
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やってはいけないことをひとつひとつルール化しても、子どもがいつも守れるわけではないと思います。
うるさがられることもあれば、ときにはルールを破ってしまうこともあるでしょう。
それでも、夏休みを控えて防犯や安全について話し合うことには、意義があります。
子ども自身の意識に少しでも刻まれれば、本当の危険に遭遇したとき、立ち止まってどうすべきかを考えることができるはずです。
ルールを守れなかったときは、叱るより、子どもを心配する言葉をかけてあげてください。
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