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暗い帰り道で子どもを守る安全対策

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セコムの舟生です。

感染症を予防しながら日常を取り戻していく「withコロナ」を模索する生活がはじまっています。
小学校だけではなく、習いごとや塾通いを再開したお子さんも多いでしょう。

季節は秋になり、日ごとに日没が早くなっています。
暗くなってから家路につくことがあるならば特に、感染対策だけではなく、防犯対策も必要です。

今回は、子どもが安全に帰宅するために徹底したい、防犯対策のポイントをまとめます。
暗くなってからの帰り道を安全に歩くために、親子で防犯対策を確認しましょう。


* * * * * * * * *


▼ 暗い帰り道、子どもが気をつけなくてはいけない「死角」はどこ?
歩き慣れた道でも、日が傾きはじめると様子が一変します。
影が伸び、薄暗い場所が増えて、人がいても気がつきにくくなる魔の時間帯です。
日没後はさらに暗くなり、不審者が身を潜めるスポットが多くなるため、子どもがいつもと変わらず歩くのは、大変危険なことと言えます。

「近いから」「いつも通っているから」という理由だけで、夜間の帰宅ルートを決めないことが大切です。

<暗い帰り道にある代表的な「危険な場所」>
・人通りが少なく、明かりが少ない通り
・路上で停まっている車の近く
・樹木の多い公園や駐車場、またはそこに隣接する通り
・駐輪場(自転車で通っている子は特に注意!)
・電柱や自動販売機などの物陰
・営業時間が終わってひと気がない会社やお店、公共施設などの周辺
・ビルの脇の通路や非常用階段など

どういうところが「危険な場所」なのか、またいざというときに助けを求められる「安全な場所」はどこか、具体的に教えましょう。
「安全な場所」とは、コンビニや飲食店、ガソリンスタンドなどのほか、夜間もスタッフがいる明るい店舗などがあげられます。

お子さんと一緒に、夜の時間帯に実際に歩いてみましょう。
「危険」と「安全」を意識しながら観察すると、いろいろなことがわかるはずです。
そのうえで、より安全な帰宅ルートを探すことが大切です。


▼ 夜間の危険は「帰り道」だけではない
注意が必要な「危険な場所」は、たくさんあります。
また、塾や習いごとの立地や家までの距離、周辺の環境、子どもが帰宅する時間帯の人通りや流れなど、さまざまな要因が危険度を左右します。

たとえば塾が繁華街や駅前などにある場合、子どもを狙った窃盗や恐喝などの犯罪も心配です。
雑居ビルの中に所在しているなら、エレベーター待ちをするホールや、エレベーター内も不審者に狙われやすいポイントの一つです。

このような場合は、行き帰りとも友達と一緒に行動するようにし、エレベーターに乗るときも注意を払うなど、具体的に防犯対策を教えておくことが重要です。
治安面で気になることがあるなら塾側とも話し合っておくといいと思います。

また、自宅が集合住宅の場合、敷地内に不審者が入り込んだり、あとをつけられて人目につかない場所に引き込まれたりする可能性もあります。
少しでも不安を感じたら、助けを求められる場所まで引き返す、保護者に電話して迎えに来てもらうなど、もしものことを考えた行動を話し合っておくことが必要です。

お子さんの帰り道の状況に適した、それぞれの防犯対策が欠かせません。
いざというときの対応を決めておき、迷わず行動できるように教えておきましょう。


▼ 保護者の「お迎え」のポイントは?
暗い帰り道では、やはり保護者による「お迎え」ができると安心です。
「夜間は犯罪が発生しやすい」ということを念頭に置き、可能な範囲で保護者の方が迎えを検討してください。
子どもがいる場所まで迎えに行くのが理想ですが、難しければ途中まででも迎えに行けると安心です。

子どもと途中で待ち合わせする場合は、コンビニの前など、人の目がある場所を選んでください。
駅やバス停で待ち合わせる場合は、お子さんが到着する前から待っておくことが大切です。
過去には、塾帰りにバス停で保護者を待っていた子どもがさらわれる事件も起きています。

また、マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの場合は、敷地内のリスクも考慮を。
部外者が入り込みやすく、日中でも子どもが被害にあう事件が起きています。
夜間は敷地の入口や自転車置き場などまで保護者が迎えに行ったほうがいいでしょう。

どこまで迎えに行くかはご家庭の事情もあると思いますが、お子さんの安全が最優先
少しでも安全性を高めるにはどうすればいいかを、もう一度考えてみていただきたいと思います。


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最近は、防犯対策のひとつとして、子どもに携帯電話やスマートフォンを持たせているご家庭も多いと思います。
しかし、連絡がつくことや、GPSで居場所が確認できるからといって、安全が保障されるものではありません。保護者の方が起こりうる危険を予測して、夜道の安全をできるだけフォローしてあげることが大切です。


【お知らせ】
キッズデザイン賞大賞決定!

第14回キッズデザイン賞の受賞作品が決定しました!
今年の最優秀賞(内閣総理大臣賞)は、新潟県の「まごころ学園」という福祉型障がい児入所施設が受賞しました。

知的障がい、育児放棄、虐待を受けた子どもたちが集まって暮らす「家」として、小ぶりな木造平屋の建物を複数集めた「小さな集落」を実現しました。全面木質で円環状の構成として、子どもたちの心が和らぎ、無理なくのびのびと過ごせる環境を生み出しています。

そのほか上位入賞作品で印象に残ったのは、消費者担当大臣賞に選ばれた「コープデリ商品検査センターと地域で進める食の安全と学び」(コープデリ生活協同組合連合会)です。

ここは私たちに身近な「生協(コープ)」の事業を行っているコープデリの商品検査センターで、年間3万件の検査を通して、私たちの口に入る食品の安全を確かめています。私も実際に見学に行きましたが、食育プログラムの実践を科学的根拠から学ぶことができ、消費者育成の視点を非常に大切にしていることが素晴らしいと感じました。

また、審査委員長特別賞を受賞した「小さな頭をぴったり守るファーストヘルメット Picot」(㈱オージーケーカブト)は、自転車からの転落事故で乳幼児が重篤化する事例に対し、従来市販されているヘルメットには1歳児の頭にきちんと適合するサイズがないことを問題視し、超軽量で幼児の負担を減らす構造のヘルメットを開発したものです。

ほかにもこれからの未来を拓く子どもたちにとって素晴らしい製品・サービス・環境がたくさん表彰されています。

キッズデザイン賞


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2020.10.15

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