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マスクの夏も元気に!子どもの熱中症対策

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セコムの舟生です。

じっとりと汗ばむ暑さが、本格的な夏の到来を告げています。
登下校の子どもたちもすっかり夏の装いですが、コロナ禍でマスクを着用する生活が続いていて、熱中症のリスクが高まっていることが心配です。

今シーズンもすでに熱中症で子どもが救急搬送されるケースが複数報告されています。

子どもがマスク着用の暑い夏を乗り切るためには、保護者の方のサポートが欠かせません。
夏を元気に過ごすための熱中症対策をおさらいしましょう


* * * * * * * * *


▼ マスク着用で高まる子どもの熱中症リスク
成長過程にある小学生の頃は体温調節機能がまだ発達の途中で、
暑さに体が対応しきれないことがあります。
体調や環境によっては、急激に体温が上がってしまうことも考えられます。
マスクの着用によって、熱中症のリスクが一層高まっていると言えるでしょう。

厚生労働省では、「新しい生活様式」に対応した熱中症対策として、適宜マスクを外すことを推奨しています。
屋外で、人と十分な距離(2m以上)を保てるときは、マスクを外してもよいことを子どもにも教えておきましょう。ただ周囲の子どもが皆マスクを着用しているなか、お子さんひとりの判断ではマスクを外すのも難しいもの。
学校での状況をお子さんから聞き出すなど、心配なことがあれば新しい生活様式に対応した熱中症対策について、学校に確認してもいいかもしれません。


▼ 熱中症の水分補給は「のどが渇く前に」「こまめに」
熱中症予防の基本は、水分補給
「のどが渇いた」と感じるときは、すでに脱水状態の兆しがあるときです。

「のどが渇く前に」水分補給することが、熱中症の予防になります
特にマスクを着用していると、のどの渇きを感じにくいので、意識的に水分補給をおこなうことが大切です。

学校がある日は、休み時間のたびに。
一度にがぶがぶ飲むのではなく、少量ずつを「こまめに」とることがポイントです。
今の時期は、水筒持参を許可している学校が多いと思います。体温を下げる目的で、特に暑い日は冷たいお水やお茶を持たせてあげてもいいでしょう。
朝、家を出るときに、学校でも水分補給を忘れないよう声をかけてあげてください。

エアコンの効いた室内にいるときも、水分補給は必要です。
休みの日に家で過ごしているときも、1時間に一度くらいのペースで、水分をとらせましょう。

スポーツをしているお子さんは、より水分補給に気を配る必要があります。
運動して汗をかくと、水分とともにミネラルも失われて体内の水分バランスが乱れます。
スポーツドリンクや、経口補水液を持たせると、水分・ミネラル補給が効率的にでき、熱中症予防に効果的です。


▼ 保護者ができる子どもの熱中症対策
このほか、保護者の方が日ごろから心がけたい、子どもの熱中症対策をまとめます。

■ 服装を工夫する
熱がこもらないよう、通気性のいい服装を心がけましょう。
速乾、吸湿性に優れたドライ素材や、爽やかな綿素材の肌着やTシャツなどがおすすめ。
首周りや袖口がつまったデザインや、体にピタッとはりつくようなデザインの服は避け、なるべく締め付けない、風通しのいい形状の服を着せてあげてください。
また、日差しが強いときは、帽子も忘れないようにしましょう。

■ 睡眠と栄養をしっかりとる
熱中症は、寝不足や疲れなどが影響することもあります。
自律神経の働きが低下して、体温を調節する機能がうまく働かなくなるからです。
また、食事は健康の基本。
特に朝ごはんは、1日の活動を支え、暑さから体を守る水分や塩分も補給できます。
熱中症予防には、毎日の健康管理が非常に大切ですので、「早寝・早起き」「食事」できちんと体調を整えましょう。

■ エアコンに頼りすぎない
猛暑の夏は、エアコンの温度を低く設定しがちですが、体がそれに慣れてしまうのは問題です。
暑さに負けない体をつくるためには、適度に暑さを経験し、運動するなどしてスムーズに汗をかけるようにしておくことが大切。屋外との温度差をつくりすぎないように注意しましょう。
もちろん無理は禁物。お子さんの体調、その日の気温や湿度を考慮して室内の環境を整えてあげましょう。

■ 外出するときは水筒と塩分タブレットなどを持たせる
これから夏休みがはじまると、日中から遊びに行くことも増えると思います。
必ず水筒を持たせ、こまめに水分補給をするよう伝えて、送り出してあげてください。
外遊びをすると汗もたくさんかくので、効果的にミネラル補給ができる塩分タブレットやキャンディーを持たせてあげるといいでしょう。


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熱中症による死亡者は、気温が30度以上になる真夏日に増加し、35度以上の猛暑日ではさらにリスクが高まります。
猛暑の日は外出や外遊びなど、活動内容を見直したほうがいいかもしれません。
環境省のサイトで、熱中症の危険度を示す「暑さ指数」を確認できますので、チェックしましょう。

2021.07.01

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