インフルエンザ流行シーズン到来!感染予防の徹底を
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セコムの舟生です。
年があらたまって、インフルエンザの感染拡大も続いていますね。
厚生労働省は、1月9日にインフルエンザの患者数が「注意報レベル」を超えたと発表しました。
小学校では、冬休み明けから感染が広がることが多いので、注意が必要です。
例年、流行のピークは1月下旬から2月にかけて。
受験シーズンでもありますので、より心配しているご家庭もあるのではないでしょうか。
そこで今回は、2018/2019シーズンのインフルエンザの動向と予防対策を、あらためてまとめます。
流行のピークに備え、お子さんやご家族の健康管理にお役立てください。
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▼ 冬休み明けから増える学年・学級閉鎖
過去のデータをみると新学期がはじまってから2~3週目あたりから爆発的に増えることが予測されます。
つまり、お子さんにとっては、今からがよりインフルエンザに警戒が必要な時期だということです。
2018/2019シーズンは今のところ「AH1pdm09」「AH3」が多くなっています。
シーズン後半になると「B型」が増えてくることもあるようです。
すでにインフルエンザになったというお子さんも、シーズン中に違う型のインフルエンザに2回かかることもあります。
油断せず、引き続き予防対策を徹底しましょう。
▼ 流行シーズンに徹底したいインフルエンザ予防対策
インフルエンザは感染力が強いので、学校などの子ども同士の接触が多い場所では、いつ感染が広がってもおかしくありません。
感染拡大が続く今の時期は、どのような予防対策が有効なのでしょうか。
厚生労働省では以下のような対策を挙げています。
1)ワクチン接種
2)外出後の手洗い(アルコール消毒も有効)
3)適度な湿度の保持(室内湿度を50~60%に保つ)
4)十分な休養とバランスの取れた栄養摂取
5)人混みや繁華街への外出を控える
また流行期に感染拡大を防ぐためには「咳(せき)エチケット」も欠かせません。
咳(せき)エチケットとは、マスクなどで鼻と口を覆い、飛沫(ひまつ)感染を防ぐもの。
咳(せき)やくしゃみで人にうつさないためのマナーですが、厚生労働省では人が多い場所に行くときの防御策のひとつとしても推奨しています。
インフルエンザ患者が増えるこれからの時期。
電車のつり革、手すり、ドアノブなど、手が触れるあらゆるところにウイルスが付着している可能性があります。
マスクをしていれば、直接ウイルスを吸い込むリスクを軽減するだけではなく、ウイルスのついた手指で無意識に鼻や口に触れてしまうことをガードするのにも役立つはずです。
塾通いなどで電車に乗ったり、繁華街に行ったりするお子さんは、マスクをしっかり着用したほうが安心ですね。
▼ 知っていますか?感染予防に役立つ正しいマスクの着用方法
お子さんにマスクを着用させる場合は、顔の大きさにあったサイズのものを正しくつけさせることが大事。
おすすめは、ドラッグストアなどで販売されている不織布のマスクです。
ガーゼより目が細かいのでウイルスを通しにくく、使い捨てられて衛生的。
<正しいマスクの着用手順>
・鼻と口の両方を確実に覆う
・ゴムひもを耳にかける
・フィットするようにマスクを調節する
マスク上部は、鼻の両脇をしっかり抑えて隙間ができないようフィットさせるのがポイント。
下はあごまでしっかり覆うように引き伸ばすのが正しいつけかたです。
大きすぎても、小さすぎても防御効果が軽減してしまいます。
幼児向け、子ども向けといったサイズ展開も豊富ですので、ちょうどいいマスクを選んであげましょう。
顔まわりをしっかり覆うことができるプリーツ型や、マスクと口元の間に空間があって息苦しさを軽減してくれる立体型のものなどがあります。
いくつか試して、なるべくお子さんがストレスを感じないものを用意してあげたいですね。
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冬にはノロウイルスなどによる感染性胃腸炎のほか、RSウイルスや溶連菌、マイコプラズマ肺炎などの感染症も増加傾向になります。
また、昨年末は風疹や伝染性紅斑(りんご病)も流行しました。
学校の保健だよりや保健所のホームページなどで地域の感染症流行状況を把握して、お子さんだけではなくご家族全員で、適切な予防対策を行うことが大切です。
睡眠と食事をしっかりとって、感染症に負けないカラダづくりを心がけてあげてください。2019.01.17