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声かけ事案とは?知っておきたい防犯行動

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セコムの舟生です。

不審者からの声かけ事案は、性犯罪や誘拐などの重大事件のサインでもあります。
なぜ声かけが起きるのか?具体的にどのような声かけがあるのか?
家庭でできる防犯ポイントを整理しましょう。

▼ 「声かけ事案」とは?何が起きているのか
声かけ事案とは、不審者が子どもに対して声をかけてくるもののほか、つきまといや体をつかむといった子どもに不安を与える行為の総称です。

実際に犯罪行為に至らなくても子どもが不安や恐怖を感じた場合は、警察へ通報・相談してください。

【声かけ事案が起きやすい状況】
・ひとりで行動しているとき
登下校や、習い事の行き帰り、公園遊びの帰り道、友達と遊んで解散したあとなど、自宅までの道のりでひとりにならないことが大切です。

もし、ひとりになるような状況があるなら、所在なさそうに立ち止まったり、ウロウロしたりしないこと。
「何しているの?」と声をかけやすくなります。キビキビと帰宅を急ぎましょう。

・ひと気が少ない道を歩いているとき
周囲に人がいない状況は注意が必要です。
とくに夕方、薄暮は見通しが悪くなり周囲からの死角が増えます。
駐車場や路上駐車中の車内から声をかけてくるケースもあるので注意してください。

【声かけ事案の「常套手口」】
・「送ってあげる」「お菓子をあげる」などの誘惑
・「道を教えて」「警察だけど交番まで来て」など助けや権威を装う
・「名前を教えて」「学校どこ?」など個人情報の聞き出し
・「腕やランドセルをつかむ」「勝手に撮影する」などの迷惑行為

「こんにちは」「おかえり」などのあいさつだけなら、善意の場合が多いかもしれません。
しかし子どもが返答、対応に困るような言動には警戒するよう、日ごろから伝えておきましょう。


▼ 子どもに教える「防犯行動」
声かけ事案に遭遇したら、その場で子どもが防犯行動を取る必要があります。
何をすべきか冷静に行動できるよう、具体的に明確に伝えておくことが大切です。

防犯行動を取る際の目安になるのが「相手」との距離。
大人が両腕を広げたくらいの距離は常に保つようにしてください。
「相手」と距離を取ろうとしても、この範囲よりも近づいてくるようなら即、防犯行動を取るように教えましょう。

まずは、その場を離れること。
近くに大人がいれば助けを求めること。防犯ブザーをならすこと。
「店舗」や「子ども110番の家」など、安全な場所に駆け込むこと。
そして「こわかった」「いやだった」ことを親や先生に伝えること。


ご家庭で子どもから声かけ事案を聞いたら警察に通報・相談し学校にも共有してください。


▼ 家庭でできる防犯シミュレーション
不審者による、声かけは巧妙かつ多様です。
防犯シミュレーションをしておくといいでしょう。

防犯シミュレーションの「お題」として、声かけパターンを例示します。
・「お母さんが呼んでいるよ。一緒に行こう」
・「道に迷ってしまったから、連れて行って」
・「肩に虫がついているよ。取ってあげるからこっちにおいで」
実際はこれらの例示よりも巧妙ですし、返答に対する二の矢、三の矢で詰め寄ってくることでしょう。
どのような状況になっても「防犯行動」をすぐに取るように、よく言い聞かせてください。

「間違っているかもしれない」「相手に悪いかもしれない」「あとで怒られるかもしれない」。
そう思って行動をためらうかもしれません。しかし子どもが返答や対応に困るような状況をつくり出すほうに非があります。

わずかな迷いやためらいが、相手にすきを与えかねません。
間違っていても、失礼でも、怒られてもいいので不安があればすぐにその場を離れ、逃げること。
それが最優先です。

* * * * * * * * *

まずは「ひとりにならない」「暗くなるまえに帰る」などの基本的な防犯ルールを徹底しましょう。
防犯ブザーはいざというときに役に立ちますし、持っていることで警戒心を周囲に知らせることができます。いつでも使えるように準備をしておいてください。

不審な声かけ事案は、自治体の防犯メールなどに登録しておくことで確認できます。
声かけは頻繁に起きていて、たくさんのメールが届くことでしょう。
「またか」と思うかもしれませんが、メールで知らせを受け取ったら防犯対策を再確認するくらいの備えが大切です。日頃の積み重ねが子どもの安全につながると願っています。


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