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子どもが喜ぶローリングストックで日常防災を

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セコムの舟生です。

日ごろから「防災」に親しむことも備えのひとつです。
今回は、「子どもが喜ぶローリングストック」についてまとめます。

ローリングストックは、「消費」と「買い足し」を繰り返しながら、備蓄を充実させるという防災の考え方。
たとえば普段食べている食品を多めに購入しておき、備蓄してから日の経ったものや、消費期限が迫ったものから食べて消費します。消費した分は、また購入して備蓄するという手順です。

ローリングストックは無駄を出しにくく、いつでも一定量を備蓄できるメリットがあります。
普段の買い物の範囲で備蓄が充実するうえ、過度な出費や、備蓄のためのスペースを必要としないのも、ローリングストックのメリットです。

工夫しだいで、子どもと一緒にローリングストックを楽しむことができます。
子ども目線でローリングストックを考えていきましょう。

▼ なぜ子ども目線でのローリングストックが必要か?
災害発生時は、非日常的な対応を迫られます。
子どもにとって、普段と違う環境は大きなストレスです。
食べ慣れないもの、使い慣れないものにいっそう不安を募らせ、食欲がわかなくなることもあるでしょう。

ローリングストックの考え方にのっとり、「子どもの好きな食べ物」や「子どもが慣れ親しんだもの」を備蓄品として用意してあげたいものです。

災害への備えとして専用の非常食を用意しているご家庭もあると思いますが、常温である程度長期に保存できる食品なら、なんでもローリングストックできます。

「子どもが喜んで食べてくれるもの」を選びましょう。


調理しなくてもそのまま食べられるレトルト食品、瓶詰めや缶詰、カップ麺など。
ほかにもチョコレートやクッキー、キャンディーなどの甘いお菓子もローリングストックにおすすめ。
お菓子は賞味期限が長く、種類も豊富です。

甘いものはカロリーが高めで子どものエネルギー源にもなってくれます。
何よりおやつは子どもの心をホッと和ませてくれるもの。
災害時のストレス緩和にも役立つはずです。

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▼ 何を選ぶか、子ども中心で考える
被災時には、子どもの心のケアが非常に大切だと言われています。
ローリングストックの備蓄品のなかには、お子さんが楽しい気分になれそうなものを選んでおくといいでしょう。

たとえば子ども向けの食品には、アニメやゲームのキャラクターがデザインされたものがあります。
シールやカードなどのおまけが付いたものもありますよね。

ちょっとしたことかもしれません。
突然の被災で不安を募らせる子どもに少しでも喜びや元気をあげたいものです。

好きなキャラクターグッズや、普段なら特別なことがないと買わないようなお菓子もぜひローリングストックに加えておいてください。子どもの元気の源になると思います。

まずは子どもとローリングストックについて話してみましょう。
なかにはローリングストックに適さないものもあるかもしれませんが、一緒に考えたり話し合ったりする時間がとても大切。その時間が防災につながります。

【あわせて読みたい!関連テーマ】
東日本大震災に学ぶ子どものための地震対策


▼ 「ローリングストックの日」を家族のイベントに
ローリングストックとして備蓄したものは、日が経ったもの、消費期限が迫ったものから消費しましょう。
ときどきメンテナンスしないと、いざというときに「使えない」「食べられない」ことも考えられます。

月に1度くらいは新旧の整理を兼ねて、家族みんなでストック品を食べる「ローリングストックの日」をつくってみてはいかがでしょうか。

子どもに「今日はローリングストックの日だから、このなかから食べたいものを選んでね」「どれでも好きなものを食べていいよ!」などと声をかけてみてください。

普段とはちょっと違うレトルト食品ばかりの食卓ですが、イベントのように盛り上げると子どもも喜ぶものです。
災害時の食事とはどんなものか、イメージすることもできるでしょう。

おかわりも、食後のおやつもローリングストックを活用しながら、災害の備えについて家族で話し合う時間にしてみてください。

【あわせて読みたい!関連テーマ】
子どもと話す「わが家の地震対策」

* * * * * * * * *

ローリングストックを日常生活の一部にして、実際に消費したり買い足したりするサイクルに子どもも参加してもらいましょう。
ただ食べるだけではなく、災害への備えであることを意識させることが大切。

「これもローリングストックしたい」「あれはどうかな」など子どもから意見が出てくれば素敵ですね。
楽しみながらできる災害対策、ぜひ試してみてくださいね。


* * * * * * * * *


第18回キッズデザイン賞
<お知らせ>
「第18回 キッズデザイン賞」募集開始!
2024年5月13日(月)まで



「キッズデザイン賞」の募集が今年もスタートしました!

すべての子どもは社会の宝であり、未来そのものです。
キッズデザイン賞は、多様なステークホルダーとともに子どもの未来が持続的で明るいものであるように、
「子どもたちが安全に、そして安心して暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、
製品・サービス・空間・活動・研究の中から、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組む優れた作品を顕彰するものです。

ここでいうデザインは、「意匠」などの狭義のデザインだけではなく、「制度」「取り組み」などの広義のデザインまで含めたものが評価の対象になります。
また、子ども用はもちろん、大人・一般向けに開発されたものでも、子ども子育てに配慮されたものであればすべてが対象となります。

たくさんのご応募をお待ちしています!

第18回キッズデザイン賞の詳細はこちらをご覧ください。

2024.04.11

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