不審者の特徴とは?

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セコムの舟生です。
不審者に特徴はあるか?
見た目や服装など、外見から不審者を把握することは困難です。
不審者には行動パターンに特徴があります。▼ 不審者とは「どんな人物」なのか
不審者の特徴は行動にあらわれます。
外見からはわからないものです。
行動の違和感から「不審者かもしれない」を感じ取る必要があります。
【不審者の行動の特徴】
・同じ場所を行ったり来たりしている/周辺をうろうろしている
・周囲を気にしながら様子をうかがっている
・子どもをじっと見ている
・後ろからついてくる、進行方向を先回りする
・同じ場所に長時間駐車して車内から外を見ている
・車内から呼びかける、低速で並走する
・勝手にスマホを向けて撮影している
・理由をつけて話しかけてくる(道案内・落とし物・動物探しなど)
子どもに近づくための「前兆行動」である可能性があります。
不審者対応では行動に注目することが大切です。
▼ 不審者と遭遇しやすいシチュエーションと危険サイン
不審者は、子どもに近づきやすい状況や、注意が散漫になりやすい状況をねらう傾向があります。以下のようなシチュエーションでは特に注意が必要です。
【不審者を引きつけやすいシチュエーション】
・ひとりで歩いているとき
・人通りが少ない住宅街や見通しが悪い公園など、死角が多い場所を通るとき
・駐車場や道路脇に停まっている車の付近を通るとき
・習い事や塾の帰り道など、薄暗い時間帯
・大勢の人がいて不審な行動が目立たない繁華街やショッピングモールなどのなか
【警戒すべきサイン】
・好きなもの、興味のある話題で距離感を詰めてくる
・なかなか会話を切りあげず、しつこく話しかけてくる
・「ちょっと来て」「あっちでお母さんが呼んでいるよ」などと別の場所に連れ出そうとする
・「送ってあげる」などと車に乗せようとする
「違和感のある声かけ=危険信号」です。
防犯行動を取る判断基準を明確にしておきましょう。
▼不審者に出会ったときの具体的な防犯行動
不審者への対応では、複雑な判断を求めず、子どもが即行動できるシンプルさが大切です。
迷ったり、考えたりしていると不審者にすきを与えかねません。
【不審者に遭遇したときの防犯行動】
・不審な行動をする人物には「近づかない/話さない/ついていかない」
・「怖い」「なんかおかしい」と思ったら、すぐその場から離れる
・人の多い場所、大人がいる店舗や「子ども110番の家」へ駆け込む
・大声を出す(「助けて!」「やめて!」)/防犯ブザーを鳴らす
・近くの大人に知らせる
通学路やよく遊びに行くエリアなどで、「助けを求められる場所」を一緒に確認しておきましょう。
どっちに逃げたら助けを求められるかなど、防犯行動の指針になります。
また地域の不審者情報は、警察や自治体の防犯メールやアプリなどで確認可能です。
こまめに確認し、危険なエリアや最近の傾向を把握しておきましょう。* * * * * * * * *
どんな行動が不審者の特徴なのかを知っておくだけでも、子どもの警戒心が働きます。
小さな違和感を放置しないよう、日ごろからよく子どもの話を聞いてあげてください。
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