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小学生のためのSNS入門

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セコムの舟生です。

現在では小学生がSNSを利用することは珍しくなくなりました。
総務省の発表した令和4年のデータでは、6~12歳でSNSを利用している割合は41.8%。
前年度より約5%増えており、小学生の間でもSNSの普及が急速に進んでいることがわかります。

「みんな使っている」
「SNSができないと困る」

などという子どもからのお願いに、スマホを持たせるか検討中のご家庭も多いと思います。
ですが、これまで何度も報道されてきているように、SNSを利用してトラブルに巻き込まれる小学生は少なくないのが現実です。

SNSをはじめる前にルールやマナーについて話し合っておくことは必須。
SNSを使いはじめたら「あっ」という間に子どものほうが詳しくなります。
使いはじめる前から親子でしっかり話し合い、SNSにかかわるリスクを共有しておくことが大切です。

今回は、小学生が気をつけるべきトラブルや、安全にSNSを利用するためのポイントをまとめます。

▼ 小学生でも起こりうるSNSのトラブル
小学生の多くは、言葉の扱いが未熟で社会経験も不足しています。
言葉足らずだったり、軽率な投稿をしたりして、トラブルに発展することが少なくありません。
SNSでのトラブルを具体的に考えてみましょう。

◆表現の稚拙さによる誤解
「●●ちゃん、おもしろくない」
「●●ちゃん、おもしろくない?」

「?」の有無で文意は大きく異なります。

意図した意味とは違う受け取り方をされると、人間関係を壊してしまいかねません。
お互いの顔が見えず、声のイントネーションや表情が伝わらない文字のコミュニケーションでは、言葉選びに慎重になることが求められます。

◆仲間外れやいじめの温床に
SNSのグループでのやり取りは外部から見えにくく、誤解や悪ふざけがエスカレートして仲間外れや学校でのいじめにつながるケースがあります。

・グループから強制退会させられる
・ブロックしたりグループトークで無視したりする
・嫌がらせでスタンプを連投する

SNSいじめのかたちはさまざまで、大人の想像もしないかたちで横行しているのが事実です。

外部から見えにくい環境下で、誰もが加害者にも被害者にもなり得ることを認識しておかなくてはなりません。

◆通知が多くスマホが手放せなくなる
グループなど複数人でのやりとりでは、メッセージの数も必然的に多くなるもの。

・返信に追われて時間を取られる
・次々に通知が来てスマホから目を離せない
・トークがはじまるとなかなか抜けられない

分別を持った大人でも、「SNS疲れ」などと呼ばれる状態に陥ることはあるものです。
社会経験の少ない小学生ならスマホ依存につながりかねません。

◆投稿内容の流出
グループや友達とのトークがスクリーンショットなどで流出したり、投稿した写真や動画が拡散したりするトラブルも発生しています。
自分では「ここだけの話」だと思っていても、相手が同じように扱ってくれるとは限りません。
ちょっとした悪ふざけが炎上し、社会問題になるほど拡散したケースもあります。

◆性犯罪被害
警察庁によると、昨年SNSがきっかけで犯罪被害にあった小学生は139人。
前年より25人増え、10年前と比較すると5倍近い被害者数となっています。

趣味やプロフィールなどをきっかけに知り合った相手からわいせつな画像を要求されるケースや、実際に会って性的被害にあうケースも少なくありません。

言葉巧みにだます、脅す、逆らえないようにする、悪意によって子どもを信頼させるのです。
SNSが子どもを狙う者によって悪用されている実態も忘れてはいけません。
子どもたちの被害が本当になくならないのです。

【あわせて読みたい!関連テーマ】
小学生のスマホはどこまで許可すべき?


▼ 子どもをSNSトラブルから守るために
小学生の子どもにSNSを利用させるなら、「保護者と一緒に」が大前提です。
アプリのダウンロードや初期設定だけして「あとは子ども任せ」では、いつトラブルに巻き込まれてもおかしくありません。

スマホの利用にペアレンタルコントロールを設定するのはもちろんですが、誰とどのようなやり取りをしているか定期的にスマホの履歴をチェックするなどして、保護者自身がスマホ利用に介入する意識を持ってください。

最初は保護者やきょうだいなど家族間で練習して、徐々に仲の良い友達とのコミュニケーションにチャレンジする...と段階を踏んで慣れていくことが大切です。
保護者として子どものSNS利用スキルを見極めていきましょう。

【SNSトラブルを回避するスキルはココをチェック!】
□言葉の選び方
子ども同士のメッセージのやり取りは、テンポが速くかつ短文が多いようです。
会話感覚で反射的にメッセージを投稿するようですが、自分の文章を読んだ友達がどう思うか、誤解されないか、投稿する前にちょっとだけ想像してみる習慣が必要。
家族間のやり取りで子どもの文章をしっかりチェックして、あとで話し合ってみましょう。

□SNSを使う時間を守れているか?
SNSをチェックしたり、返信したりする時間をあらかじめ約束させましょう。
メッセージを見るのも、返信するのも決めた時間帯だけにさせてください。

メッセージが気になってつい見てしまう、すぐに返信しないと落ち着かないなど、のめり込む様子が見られたときは要注意。
セルフコントロールができないと、SNSとの適切な関係性を築くのは困難です。

□「誰かに見られたら困ること」を投稿していないか?
SNSを利用する以上、たとえ小学生でも自分の投稿に責任を持つ意識が必要です。
他人の悪口や、個人情報にあたることを投稿するのは、絶対にやめるよう約束させてください。

「ここだけの話」が簡単に拡散するのがインターネットの世界です。
他の人には言えない・見せられないことを、SNSに書き込むべきではありません。

□SNSでのやり取りをオープンに話せているか?
SNS内でおこなわれるコミュニケーションは、学校で友達と話す感覚と似ているようで少し異なります。
相手の言葉でなんとなく嫌な気持ちになったり、どう返答したらいいか迷ったりすることもあるでしょう。

こうしたモヤモヤをひとりで抱え込まないことが大切。
困ったら家族とオープンに話し合えることがとても大切です。

【あわせて読みたい!関連テーマ】
子どもに教えておきたい「SNSでやってはいけないこと」


▼ SNSやインターネットにしばられない子どもに
SNSの使いはじめは、友達との交流やスタンプなどの楽しい機能などについ夢中になってしまうことが少なくありません。
本来、便利で楽しいものですから、ある程度は仕方ないと思います。

しかし、SNSはあくまで生活の一部に過ぎません。
SNSでのやり取りが友達、家族との関係をつくるために必須なことではないはずです。
友達や家族は、いつも、リアルに、そばにいることを、子どもに伝えてあげてください。
多感な年ごろの子ども特有のモヤモヤやイライラを、SNSで解消しようとすればいつトラブルに発展してもおかしくありません。

子どもにSNS依存が感じられたら、いったんスマホから離れたほうがいいでしょう。
いちばん好きなことをしてみる、心を許せる友達と直接話してみる、好きなおかしを食べる、ゆっくりお風呂に入る、ぐっすり眠るなど、SNSから離れて気持ちをリセットする方法を教えておきたいですね。

【あわせて読みたい!関連テーマ】
子どもはスマートフォンとどう付き合うべき?

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子どもにスマートフォンやSNSを使わせるうえで、ペアレンタルコントロールやフィルターを設定したり、時間制限や利用場所などのルールを決めたりすることは必須です。

小学生のうちは、将来自分の責任で安全にSNSと付き合っていくための練習期間。
使い過ぎやルール違反を責めるだけでは、子どもの利用能力は高まりません。

保護者として今、何を伝えたらいいか、子どもに何を考えさせるべきか、長期的な視点を持つことが必要です。


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第18回キッズデザイン賞
<お知らせ>
「第18回 キッズデザイン賞」募集開始!
2024年5月13日(月)まで



「キッズデザイン賞」の募集が今年もスタートしました!

すべての子どもは社会の宝であり、未来そのものです。
キッズデザイン賞は、多様なステークホルダーとともに子どもの未来が持続的で明るいものであるように、
「子どもたちが安全に、そして安心して暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、
製品・サービス・空間・活動・研究の中から、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組む優れた作品を顕彰するものです。

ここでいうデザインは、「意匠」などの狭義のデザインだけではなく、「制度」「取り組み」などの広義のデザインまで含めたものが評価の対象になります。
また、子ども用はもちろん、大人・一般向けに開発されたものでも、子ども子育てに配慮されたものであればすべてが対象となります。

たくさんのご応募をお待ちしています!

第18回キッズデザイン賞の詳細はこちらをご覧ください。

2024.04.04

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