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子どもの自転車交通安全

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セコムの舟生です。

小学生の自転車事故で特に多いのは「出会い頭の衝突」です。
信号のない交差点や、見通しの悪い住宅街の道では要注意。

新しい行動パターンや生活スタイルが定着してきたこの時期こそ、自転車の交通安全を見直す良いタイミングです。親子で一緒に自転車の交通安全について考え、事故を防ぐ力を身につけていきましょう。

▼出会い頭の衝突事故、最近増えている「ひとり転倒」にも注意!
小学生の自転車事故で多いのは、交差点などでの「出会い頭の衝突」。
十分に減速・一時停止をせずに進んでしまい、自転車や車と衝突する事故が多く発生しています。

また近年、増えてきているのが「単独転倒事故」です。
単独転倒事故とは、相手がいなくても、自分の操作ミスや不注意で転んでしまうケース。
小学生の自転車事故全体の約3割を占めています。

【単独転倒事故事例】
・車道と歩道の段差につまずく
・電柱や壁にぶつかる
・急ブレーキやハンドルの操作ミスで転倒
・ハンドルに荷物をかけてバランスを崩す
・バッグやくつのひも、服などが車輪にからまる

小学生の視野は狭く、スピード感覚や危険を予測する力も未熟です。
「ちゃんと見ている」「これくらい大丈夫」と過信すると、ふとした瞬間に大きな事故につながることがあります。

自転車はスピードが出るため、転んだときの衝撃も大きいもの。
「どんな服装で」「どんな荷物を持って」「どう乗るか」乗車前からの意識が重要です。
日々の乗り方を見直すことが交通安全につながります。

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▼必ず守ろう!自転車の基本ルールと安全運転義務
自転車は「車のなかま」。
だからこそ、交通ルールを守ることが、自分の身を守る一番の方法です。
警察庁が定める「自転車安全利用五則」をもとに、子どもにも伝えたいポイントを整理します。

【自転車の基本ルール】
・原則として車道を左側通行で走る
・交差点では信号を守り、一時停止で安全確認
・夜間はライトを点灯する
・ヘルメットを着用する
※ 五則のあと一つは「飲酒運転禁止」

ただし、13歳未満の子どもは歩道を通行することが認められているので、道路状況によって歩道を走行するほうが安全なこともあります。
車道が狭く自転車と車の距離が近かったり、自転車に乗れるようになったばかりで運転が上手くできなかったりする場合は、無理せず歩道を走りましょう。
その場合、あくまでも歩道は歩行者が優先、ということをしっかりと伝えることも大切です。


さらに自転車には、周囲の安全に配慮して運転する義務があります。

・スピードは控えめに。とっさに止まれる速度で(人が多いところでは自転車を降りて押す)
・スマホ操作やイヤホン使用は禁止
・雨の日はレインウェアを着用(傘をさして運転しない)
・並走や2人乗りはしない

こうした義務は、大人と同じように子どもにも関係します。
重大事故が相次ぐなか、自転車利用者への取り締まりや罰則の強化が進んでいます。
悪質な運転や繰り返しの違反では、講習の受講命令や刑事責任を問われることもあり、自転車は「軽い乗り物」で済まされなくなってきているのです。

「ルールやマナーを守ることは、相手と自分、どちらの命も守ることなんだよ」と丁寧に伝えていくことが大切です。

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▼親子でできる!自転車の安全のための確認ポイント
自転車事故を防ぐためには、「乗り方」だけでなく「自転車の状態」や「使う道」にも目を向けることが大切です。親子でできる安全チェックを日常に取り入れてみましょう。

【乗車前に!自転車点検のチェックポイント】
・ブレーキがきちんと利くか
・ライトが点灯するか
・タイヤの空気は適正か

自転車で出かける前に一声かけて一緒に見るだけでも、子どもの安全意識が高まります。
定期的に専門店で自転車全体をチェックしてもらうと安心です。

【一緒に走って危険ポイントをチェック!】
通学路やよく行く遊び場までのルートを、実際に親子で走ってみましょう。
「この道は人が多いから、押して歩こう」「ここは見通しが悪いから、必ず止まって確認して」など、具体的なアドバイスが有効です。

【ヘルメットや服装もチェック!】
・ヘルメットのサイズはあっているか、あごひもをしっかり締めたか
・ひも付きのズボンや長いスカート、くつひもがほどけているなど、車輪にからまりやすい服装をしていないか
・荷物はかごに収まっているか、バッグのショルダーベルトなどがはみ出していないか
・両手でしっかりハンドルを握れるか(荷物や長すぎる服の袖などに注意)

ドライバーからの視認性を高めるために、リフレクター付き(反射板)のリュックや衣類などを着用することをおすすめします。

【あわせて読みたい!関連テーマ】
午後4時以降は要注意!遊びや塾の帰りに注意したい夕方・薄暮の事故

* * * * * * * * *

小学生のうちは、自分だけで完璧にルールを守るのはまだ難しいと思います。
保護者からの声かけや、一緒に安全確認することが事故リスク低減につながるはずです。
自転車に乗る自覚と責任感も育んでいきましょう。

* * * * * * * * *


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