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年齢別に見る「子どもの迷子対策」

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セコムの舟生です。

レジャーや商業施設など、混雑した場所では、子どもが迷子になるリスクが高まります。
「ちょっと目を離したすきに姿が見えなくなった」というケースは珍しくありません。

子どもの年齢や成長に応じた対策をしておくことが、迷子防止や早期発見のポイントです。
今回は、未就学児から小学生まで、それぞれの成長段階にあわせた迷子対策をまとめます。

▼未就学児は「親の見守り」が必須
未就学児は、保護者の目が届かない場所に行ってしまうと、自分で状況を判断して行動することが難しい年齢です。

好奇心のままに動いてしまったり、親を探そうとしてさらに迷ってしまったりするケースもあります。
未就学児の迷子対策、まずは「迷子にならない環境をつくること」が基本。
保護者の見守りは必須として、事前の工夫で万が一のリスクを減らしましょう。

<未就学児の迷子対策>
・必ず手をつなぐ/抱っこする(ベビーカーの使用も有効)
・明るい色など、人混みでも目立つ服装や帽子を選ぶ
・出発前に写真を撮っておく(迷子になってしまった際の捜索に役立つ)
・連絡先を外からはわからない場所に書く、もしくはメモを持たせる
・「自分の名前」「おうちの人の名前」が言えるように練習する

親の目が届く範囲に常に子どもがいる状態をキープすることが大事。
小さな子どもは一瞬目を離しただけで見失ってしまうこともあるので注意しましょう。

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▼小学校低学年はお出かけ先での「ルール」を共有
小学校に入学すると、子ども自身の行動範囲が広がり、親から少し離れて行動する機会も増えてきます。
ただし、この時期は好奇心旺盛でとっさの判断力にはまだ不安があるものです。
「自分でなんとかしよう」として状況を悪化させてしまうことも考えられます。

小学校低学年の迷子対策として、まずあげられるのは事前の備え。
迷子にならないためのルールを外出前にあらかじめ親子で話し合い、もし迷子になった場合の行動を具体的に確認しておくことが重要です。

<小学校低学年の迷子対策>
・「その場を離れるときは必ず声をかける」などのルールを決めておく
・「迷子になったら、その場を動かず待つ」を徹底する
・お店の人や警備員など、「助けを求める相手」をあらかじめ具体的に伝えておく
・「困ったら、こう言おうね」という練習をしておく
(例:「お母さんとはぐれました。名前は〇〇〇〇です」など)

遊びに行った先などでは高揚感から急に駆け出したりすることも考えられます。
「迷子にならないためのルール」を再確認し、落ち着いて行動するよう言い聞かせましょう。

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▼小学校高学年は情報共有で判断力を育てる
高学年になると、普段から子ども自身の判断で行動する機会が多く、自立心も育ってきます。
一方で、「自分は大丈夫」と過信してしまったり、トラブル時にひとりで解決しよう無理をしたりするケースも少なくありません。
行動の自由度が増す分、事前に目的地やルート、集合場所などを共有しておくことが不測の事態への備えになります。
また、スマートフォンなどのデジタルツールを使う場合も、「使い方のルール」を親子で確認しておくことが安心につながります。

高学年だからといって油断しないことが大切です。

<小学校高学年の迷子対策>
・目的地に着いたら、あらかじめ集合場所や休憩ポイントを決めておく
・施設内の案内図を一緒に確認し、行動ルートを共有する
・スマートフォンや見守りGPSを使用する場合は、「使い方の約束」も一緒に決めておく
・「困ったときは、恥ずかしがらずに大人に助けを求めること」の大切さを繰り返し伝える
・自分で解決しようと無理をしない

自主性を尊重しながらも、「安全を優先する判断」ができるよう、声かけや事前準備を丁寧におこないましょう。

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* * * * * * * * *

子どもには「ここで待っていてね」や「ちゃんとついてきてね」が通用しないこともあります。
迷子対策を子ども任せにせず、「いま、子どもはどこにいるか」をこまめに確認することを忘れないようにしてください。

安心してお出かけを楽しむために、迷子対策は「親子で取り組む安全習慣」にしたいですね。

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第19回 キッズデザイン賞

<お知らせ>
「第19回 キッズデザイン賞」募集開始!
2025年5月13日(火)まで

今年も「キッズデザイン賞」を募集しています!

すべての子どもは社会の宝であり、未来そのものです。
キッズデザイン賞は、多様なステークホルダーとともに子どもの未来が持続的で明るいものであるように、「子どもたちが安全に、そして安心して暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・サービス・空間・活動・研究の中から、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組む優れた作品を顕彰するものです。

ここでいうデザインは、「意匠」などの狭義のデザインだけではなく、「制度」「取り組み」などの広義のデザインまで含めたものが評価の対象になります。
また、子ども用はもちろん、大人・一般向けに開発されたものでも、子ども子育てに配慮されたものであればすべてが対象となります。

たくさんのご応募をお待ちしています!

第19回キッズデザイン賞の詳細はこちらをご覧ください。

2025.05.08

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