5月6月は交通事故に注意
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セコムの舟生です。
5月6月は、入学や進級が落ち着き、学校生活に慣れが出始める頃です。
生活に慣れることは大事なことですが、油断や不注意につながることも否定できません。
この5月6月は小学生の交通事故に注意が必要です。
子どもにあらためて交通安全の大切さ、交通事故にあわないためのルールを教えておきましょう。
今回は、小学生の交通事故の特徴や、注意が必要なポイントなどをまとめます。▼ 飛び出し注意!小学生の交通事故パターンとは
警察庁がまとめた過去5年間の交通事故統計(2018年~2022年)によると、歩行中の小学生の死者・重傷者数は2,185人にのぼります。
なかでも小学1、2年生の割合は多く、1年生2年生ともに死者・重傷者数は6年生の3倍以上です。
事故発生件数が多いのは、登校時間である7時台と下校時間である15時~16時台が多くなっています。
歩行中の死者・重傷者のうち約4割が「飛び出し」によるもの。
道路横断のタイミングでは十分な安全確認が必須です。
小学生のうちは、基本的な交通安全ルールを理解していても、行動がともなわないことがあります。
手を振っている友達のもとへ急に駆け出したり、遅刻しそうで慌てて家を飛び出したりしてしまうこともあると思います。
環境変化による緊張感が和らいでくる5月6月こそ、交通事故に注意が必要だと心得ましょう。
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▼ 青信号でも「すぐにわたらない」習慣をつける
車や自転車が止まってくれるだろうという思い込みは危険です。
もちろん歩行者信号が青なら、車は停止するのがルール。
信号がない横断歩道でも優先されるのは歩行者です。
それでも、交差点や横断歩道の交通事故はあとを絶ちません。
歩行者がルールを守っていても、事故に巻き込まれてしまうケースは少なくないのです。
・歩行者信号が青でも、車が完全に停止したことを確認してからわたること
・信号がない場所では、車の姿が見えたら自分が止まって待つこと
「前後左右の安全が確認できるまで動かない」「車が近づいてきたら自分が止まる」ことを習慣づけましょう。
交通ルール上は歩行者優先であっても必ず守るように教えてください。
子どもの背丈では、ドライバーの視野に入らないことがあります。
車が止まったとしても、ドライバーから見えていない可能性もあるので、車の前を横切るときは、手をあげる、ドライバーと目をあわせるなどして自分の存在をアピールするとより安全です。
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▼ 交通事故のリスクが高まる梅雨時の注意点
梅雨入りすると、雨の日が多くなります。
雨の音や傘によって、車が近づく音や気配、危険に気づきにくくなるので注意が必要です。
ドライバーも雨の日は歩行者を視認しにくくなるので交通事故のリスクが高まるといえます。
雨の日に安全に登下校するポイントを整理しておきましょう。
【雨の日の安全な歩き方】
・前がよく見えるよう傘の持ち方を工夫する
・傘をさしているときは、友達と並んで歩かない
・安全確認をするときは、傘を少しあげて前後左右をよく見る
・水たまりやすれ違う人の傘をよけるときも、車や自転車に注意する
傘は体のサイズにあったものを選ぶことが大切。
大きすぎる傘は子どもには扱いにくいですし、視界を確保する意味でも不適切です。
足元や濡れることを気にしなくていいよう、長靴やレインコート、ランドセルカバーなどを使用するのもおすすめです。
子どもが安全に歩くことに集中できるようにしてあげてください。
また、雨の日や曇天の日は、リフレクターをつけることでドライバーからの視認性を高めてくれます。
傘やランドセルカバーなどリフレクター付きのグッズを活用しましょう。
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雨の日の通学路、注意するポイントは?* * * * * * * * *
学校に送り出す時間や、習いごとのスケジュールなど、できるだけ子どもが慌てなくて済むようにしてあげたいものです。
時間がないときでも、大事なのは子どもの安全にほかなりません。
「急がなくていいよ」「ゆっくりで大丈夫」と声をかけてあげると、子どもも落ち着いて行動できるはずです。* * * * * * * * *
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