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子どもを危険にさらすインターネット・SNSの落とし穴

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セコムの舟生です。

子どもにとってもインターネットがある日常は当たり前。
情報収集やコミュニケーション手段として身近な存在です。

インターネット利用は、欠かすことのできないスキルと言えます。
便利な半面、習熟度によっては深刻なトラブルに発展する可能性があることも忘れてはいけません。

小学校でのインターネットリテラシー教育が進んではいるものの、インターネット利用によるトラブルがなくならない現状があります。

子どもたちは、なぜトラブルに巻き込まれてしまうのでしょうか。
子どものインターネット利用で陥りやすいトラブルと回避策についてまとめます。

▼ 大人とは異なる「子どものインターネット感覚」
いわゆる「デジタルネイティブ」と呼ばれる現代の小学生。
タブレットやスマートフォンを当たり前のように使いこなし、大人よりも手慣れていることも。

コロナ禍でデジタル活用が進展したこともあって、学習で使用する機会も増えました。
オンライン環境やインターネット利用が日常生活の一部と言っても過言ではないでしょう。

子どもたちにとって、アプリ利用やSNSでの交流、オンライン上のゲーム対戦などは普通のことです。

「これくらい当たり前だよ」
「みんなやってるよ」

子どもから聞いて驚くのは保護者ばかり。
保護者は、子どもたちのインターネット利用の現実と向き合い、冷静になって、安全な利用環境と利用方法を用意してあげたいものです。

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▼ 子どもならではの「未熟さ」を理解する
インターネット利用によって、トラブルに巻き込まれるのは、経験不足や精神的な未熟さが原因になっているケースが少なくありません。

たとえばSNSで注目を集めるために、個人情報にあたる詳細なプロフィールや顔がわかる写真などを公開してしまうケースがあります。
オンラインゲームやSNSで知り合った顔も知らない相手に自画撮りした画像を送ってしまい深刻なトラブルに発展するケースもあとを絶ちません。

SNSに投稿された迷惑動画が社会問題に発展していますが、グループ内の会話や投稿画像が拡散してトラブルになることは、小学生でも起こりうることです。

「目立ちたい」
「嫌われたくない」
「もっと仲良くなりたい」

多感な年ごろの子どもなら、珍しいことではないかもしれません。
しかしインターネットには、子どもの未熟さにつけこむ大人がいることを忘れてはなりません

気軽にしたことが想像もつかない事態に発展する危険性も秘めています。
たとえ、知識としてインターネットの危険性を理解していても「自分は大丈夫」と思い込んでいたり、深く考えずにアクションを起こしてしまったりすることが成長過程の小学生にはあることです。

保護者は子どもの特性、習熟度に応じた安全対策を考えましょう。

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▼ 小学生のための「ペアレンタルコントロール」とは?
ペアレンタルコントロールとは、スマートフォンやタブレット、ゲーム機などのインターネット端末の利用を保護者が監視・管理すること。

子どもが危険な使い方をしたり、必要以上に依存したりすることがないよう見守り、安全にインターネットを利用するスキルを高めていくことが目的です。

OSやブラウザなどの「ペアレンタルコントロール機能」を使うこともその方法のひとつですが、利用時間や利用機能などを機械的に制限するだけでは、本当のペアレンタルコントロールとは言えません。

まずは子どもが今どのようなことしているのか、何にハマっているのかなど、関心を持つことが大切
子どもからSNSでの話題やゲームの世界での出来事を聞くことも、保護者が子どもの利用状況を把握するという意味でペアレンタルコントロールです。

子どもの情報吸収速度ははやく、保護者も知らないことが多々あると思います。
知らないことは「子どもに教えてもらう」くらいの気持ちが大切です。

子どもが夢中になる理由にも理解したうえで、「マナーとしてやってはいけないこと」や「危険だからやってはいけないこと」をルールとしてしっかり決めていきましょう。

たとえば、SNS利用なら次のようなルールがあげられます。

・自分の個人情報、顔がわかる写真や動画は投稿しない
・友達が写った写真や動画、友達のプライバシーに関わる情報を許可なく投稿しない
・他人の悪口、ウソやうわさ話を書き込まない、拡散しない
・ネット上で知り合った人には会わない、安易に相手の求めに応じない
・返答に困る要求をしてくる人物は、「悪意あり」と考える
・困ったときは保護者に相談する

小学生のうちは、SNSを直接の知り合いだけに制限しているご家庭も多いと思いますが、オンラインゲームや掲示板など第三者と接触する機会はどこかにあるものです。

「インターネットで知り合う人は身元を確認できない」「性別や年齢を偽って近づいてくる人がいる」という現実と、「だまされたときどうなるのか」をしっかり教えてください。

そして何よりも大切なのは、何でも話し合える、相談できる親子関係を築くこと
保護者としてはトラブルの芽にいち早く気づくことができますし、子どもも親と話すことで考える機会を得られます。

子どものインターネット利用能力を高めるためにも、親子で話し合う時間をたくさん持ちましょう。

【あわせて読みたい!関連テーマ】
子どものためのネット護身術「ペアレンタルコントロール」を始めよう!

* * * * * * * * *

子どもに「親はわかってくれない」「居場所がない」と思わせてしまうことは危険です。
インターネット利用に過度にのめり込んだり、依存したりすることになりかねません。

子どもにとって最大の理解者であることが、インターネットトラブルを回避することにもつながるはずです。
まずは子どもの話に関心を持ち、肯定的に聞くことからはじめてみてくださいね。

* * * * * * * * *

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