秋は日没時間に注意!
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セコムの舟生です。
9月もまだまだ夏のように暑いですが、日ごとに日没時間は早まります。
夏と同じような時間の感覚で過ごしていると、交通事故や不審者被害のリスクが高まるものです。
▼ 「夏と同じ感覚」が事故を招く
日没前後の1時間を指す「薄暮時間帯」。
車や自転車から歩行者が見えにくく、交通事故が多発する時間帯です。
秋の午後5時と夏の午後5時では、周囲からの見え方に違いがあります。
交通事故に巻き込まれる可能性が高まるので、視認性の確保が大切です。
<交通安全のためにできること>
・服装を工夫する
暗い色の服はドライバーから見えにくいもの。
できるだけ明るい色の上着や帽子を選びましょう。
反射材が縫い込まれた運動靴やキャップも市販されています。
・リフレクターを複数つける
ランドセルや持ち物にひとつだけつけていても角度によっては見えにくいものです。
さまざまな方向から光を反射できるよう、複数用意するといいでしょう。
・自転車は早めに点灯
「暗くなってから」ではなく、明るいうちから早めにライトをつけましょう。
そうすることで、周囲から存在が見えやすくなります。
秋の季節は「薄暮時間帯」が下校や塾、習い事からの帰宅に重なることがあります。
まわりから見えていない可能性があることをよく言い聞かせておきましょう。▼ 薄暮時間帯は不審者にも気づきにくい
薄暮時間帯は、自分が思っている以上に視認性が低下しています。
車や自転車だけではなく、周囲にいる人の気配に気づきにくくなったり、距離感の把握が難しくなったりして、不審者の接近に気づくのが遅れる可能性があります。
駐車場や自動販売機などのものかげ、建物の隙間など、死角となる場所では特に注意が必要です。
<不審者対策のポイント>
・寄り道をしない
明るく見えても、薄暮時間帯は危険が増します。
遊んだり立ち話をせずに早めに帰宅する習慣をつけましょう。
・暗い道を避ける
人通りが多く街灯のある道を選ぶ。
薄暮時間帯は「暗さ」がわかりにくいため、暗い道は事故や不審者被害のリスクが高まります。
・早歩きでキビキビ歩く
急いでいる人には声をかけにくいものです。
周囲の安全に配慮しながらキビキビと早歩きで家を目指しましょう。
防犯ブザーは、いざというときのお守りのようなものです。
塾や習い事、遊びに行くときにも持ち歩くよう習慣づけましょう。
暗くなる前の早めの帰宅と、日常の小さな防犯習慣を積み重ねることが安全につながります。
▼ 「秋仕様のルール」に見直す
家庭のルールを「秋仕様」に切り替えることも大切です。
<秋の「わが家のルール」>
・門限を季節にあわせて早める
「薄暮時間帯の前に帰る」がわかりにくければ具体的に「○時までに帰る」などの門限を決めましょう。
・遊びや外出の報告を徹底する
「誰と・どこで・何時まで」遊ぶのかを出かける前に必ず伝えることを、あらためて約束させましょう。
・連絡方法を確認しておく
帰宅が遅れそうなときは必ず保護者に連絡させるようにしましょう。
不安を感じたときに駆け込める「助けてくれる場所」も一緒に確認しておくと安心です。
夕方の帰宅ルートを一緒に歩き、暗くなる時間の早まりを実際に体感しておくことも効果的。
夏には気にならなかった道も、秋には様子が変わっていることもあります。
季節にあわせたルート選びや待ち合わせ方法を決めておくことも検討してください。* * * * * * * * *
秋は、夏の感覚とのズレが大きいものです。
季節の変化を意識しながら、安全習慣を育てていきましょう。
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