[入学準備特集2024(6)]入学前の総まとめ!新1年生のための安全対策
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セコムの舟生です。
幼稚園や保育園も卒園シーズンを迎えています。
通いなれた園を離れるのは寂しいですが、小学校の入学式ももう間もなく。
安心して登下校ができるよう、防犯対策や交通安全についておさらいしておきましょう。
今回は[入学準備特集2024]の総まとめ。
これまでの連載を振り返りながら、大事なポイントをまとめます。
【あわせて読みたい!入学準備特集2024】
(1)入学までに教えておきたい防犯の基本
(2)入学までに教えておきたい交通安全の基本
(3)登下校のための防犯・安全グッズ
(4)保護者が知っておきたい名前つけの工夫
(5)新1年生のための通学路を歩く練習▼ 防犯のキホン「ひとりにならない」を理解させよう
屋外では、「ひとり」になるのは避けること。
これは子どもの防犯を考えるうえで、もっとも基本的で大事なルールです。
子どもが巻き込まれる不審者事案のほとんどは、「子どもがひとりでいるとき」に発生しています。
言い換えれば、ひとりでいる子どもが狙われるということ。
登下校はもちろん、友達と遊びに行ったときなども同様です。
「ひとりにならない」行動の具体例を示してあげてください。
【こんなとき、どうする?忘れ物をしてしまったとき】
登下校の途中で忘れ物に気づいたときは、ひとりで引き返すのではなく、なるべく友達と一緒にきてもらうようにしましょう。
また、友達と一緒に引き返すのが難しい場合はどうすべきか、事前にお家で話し合い、ルールを決めておくとよいですね。
出かける前に保護者は持ち物チェックをしてあげると安心です。
【こんなとき、どうする?トイレに行きたくなったとき】
遊んでいて公園のトイレに行くときも友達と一緒に行動しましょう。
公園のトイレでは、子どもを狙う性犯罪が多発しているので、特に注意が必要です。
【こんなとき、どうする?どうしてもひとりになってしまうとき】
集団で登下校していても、集合場所から自宅までなど、ひとりになってしまう区間があるかもしれません。人通りが少ない道や時間帯なら保護者が迎えに行くことも検討してください。
子どもがひとりでいることはとても危険なことです。
ひとりにならないように、ひとりにならずに済むように最善策を検討しましょう。
【あわせて読みたい!関連テーマ】
入学までに教えておきたい防犯の基本
▼ 「防犯ブザー」を鳴らす練習をしておこう
防犯ブザーは、低学年の子どもにも扱いやすいシンプルな防犯グッズです。
入学時に配布する小学校も増えてきました。
ブザーの鳴らし方、止め方は実際に練習が必要です。
どのような場面に遭遇したら鳴らすのか、お子さんは理解できていますか?
今のうちに防犯ブザーを鳴らす練習をしておくことをおすすめします。
【右利き?左利き?防犯ブザーを取り付けるのはどこ?】
登下校時は、ランドセルにつけて使用する防犯ブザー。
Dカンと呼ばれる金具につけるのが一般的ですが、ランドセルによってどこにあるのか、左右どちらにあるのか、さまざまです。Dカンの位置、フックの位置によっては手が届かないことも考えられます。
右利きなのか、左利きなのかで、とっさのときに使いやすい場所が異なりますので、お子さんにとって使いやすい場所を見つけてあげてください。
【あわせて読みたい!関連テーマ】
登下校のための防犯・安全グッズ
▼ 持ち物への「記名」ポイントを押さえておこう
見知らぬ第三者に名前を知られることは、防犯上のリスクです。
子どもを油断させるために、親し気に「●●ちゃん」と呼びかける不審者もいます。
子どもの名前を事前に調べたうえで犯行に及んだ例も過去には起きていますので、決して油断しないでください。
【記名よりシールやマークで代用】
授業中に使うような学用品なら記名しても問題ありません。
でも、持ち歩くような外から見えてしまうような持ち物には注意が必要です。
わかりやすい場所に記名すると第三者から見えてしまうので記名は避けましょう。
自分の物だとわかるように内側に記名し、外側にはマークやシールをつけるといった工夫が必要です。
すでに記名済みの持ち物に関しても、一度チェックしてみてくださいね。
【あわせて読みたい!関連テーマ】
保護者が知っておきたい名前つけの工夫
▼ 通学路にある「道路をわたる場所」を把握しよう
小学生の交通事故の多くは「道路横断中」に発生しています。
事故原因は「飛び出し」、「横断違反」が多く、安全確認の大切さがわかります。
「道路横断」は、信号がある場所だけとは限りません。
信号のない横断歩道もあれば、住宅地では信号も横断歩道もない十字路や丁字路もあります。
道路の反対側に移動するのは、すべて「道路横断」です。
子どもの通学路を一緒に歩いて、道路をわたる場所を一緒に把握しておきましょう。
「ここでは特に注意が必要」ということを、子どもにきちんと認識させることが大切です。
子どもと大人の視野は異なります。
大人には見えている場所も、子どもには見えていないことがあるものです。
安全を確認するためには、どこを見ればいいのか、どのタイミングならわたってもいいのか、具体的かつ子どもの目線で教えてあげましょう。
【あわせて読みたい!関連テーマ】
入学までに教えておきたい交通安全の基本
新1年生のための通学路を歩く練習* * * * * * * * *
小学校入学後しばらくは、子どもも保護者も気の抜けない日々が続くと思います。
今からできるだけ子どもと一緒に過ごす時間をつくって、たくさん話をしてみてください。
楽しみにしていること、不安に感じていること、今のお互いの気持ちを共有しあえるといいですね。
子どもが気軽に何でも話せる親子関係は、子どもが成長していくうえで力強いサポートになります。
これまで以上に「聞く」コミュニケーションを意識してみてくださいね!
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<お知らせ>
「第18回 キッズデザイン賞」募集開始!
2024年5月13日(月)まで「キッズデザイン賞」の募集が今年もスタートしました!
すべての子どもは社会の宝であり、未来そのものです。
キッズデザイン賞は、多様なステークホルダーとともに子どもの未来が持続的で明るいものであるように、
「子どもたちが安全に、そして安心して暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、
製品・サービス・空間・活動・研究の中から、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組む優れた作品を顕彰するものです。
ここでいうデザインは、「意匠」などの狭義のデザインだけではなく、「制度」「取り組み」などの広義のデザインまで含めたものが評価の対象になります。
また、子ども用はもちろん、大人・一般向けに開発されたものでも、子ども子育てに配慮されたものであればすべてが対象となります。
たくさんのご応募をお待ちしています!
第18回キッズデザイン賞の詳細はこちらをご覧ください。
オンライン応募説明会(3/14)のご案内
https://kidsdesignaward.jp/docs/2024/oubosetsumeikai0314.pdf2024.03.21