[入学準備特集2024(1)]入学までに教えておきたい防犯の基本
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セコムの舟生です。
来春の小学校入学に向けた入学準備がはじまるころだと思います。
未就学のお子さんに「防犯」や「安全」に関することを教えるにはコツが必要です。
これから入学まで、親子で少しずつ防犯・安全の知識を身につけていきましょう。
今回から、[入学準備特集2024]と題して、新1年生のお子さんを対象に防犯や安全の基礎知識を月1回の連載で特集します。
初回は、不審者や犯罪から身を守るための基本的な防犯行動をまとめます。▼ 子どもに最初に教えたい防犯行動「ひとりにならない」
最初に教えておきたいのは、「ひとりにならない」こと。
子どもが被害者となった犯罪のほとんどは、ひとりでいるときに発生しています。
登下校はもちろん、遊びに行くときも、なるべく友達と2人以上で行動するよう教えてください。
どうしてもひとりになってしまう区間があるなら、なるべく保護者が迎えに行くなどの工夫も必要になります。
「ひとりになるのは、危険なこと」
今のうちにそれを子どもにしっかり認識させておくことが肝心。
お子さんと一緒に買い物に行くときなども、保護者のそばから離れないよう繰り返し教え、「ひとりにならない」ことを意識させましょう。
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▼ 子どもにとっても「知らない人」とは
子どもと大人では「知らない人」の認識に差があります。
子どもにとって近所でときどき見かける人は、「知っている人」です。
子どもと大人で「知らない人」の基準が異なるのですから、「知らない人についていってはダメ」「知らない人から物をもらってはダメ」と言っても伝わりません。
「知らない人」とはどのような人物なのかをきちんと認識をあわせましょう。
・名前を知らない人
・住んでいるところを知らない人
・これまで会ったことがない人
・お父さんやお母さんが知らない人
「知らない人」を明確に具体的にしたうえで「知らない人についていってはダメ」「知らない人から物をもらってはダメ」と伝えると、子どもも理解しやすいでしょう。
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▼ 近所に「知っている人」を増やしましょう
知らない人に警戒することを伝えるばかりでは、子どもを怖がらせてしまいます。
入学前にできるだけ多くの「知っている人」を増やすことも、立派な子どものための防犯対策です。
ご近所同士が気さくにあいさつを交わすような、コミュニティのつながりが強い地域は、不審者が入り込みにくく、犯罪発生率が低いと言われます。
子どもの安全のためにも、親子共通の知り合いを増やすことを意識してみてください。
知り合いを増やすことは、そんなに難しいことではありません。
町内の掲示板を見ると、清掃ボランティアの募集や子ども向けイベントの告知などを見かけます。
地域の自治体が主催する活動に親子で参加すれば、ご近所の人と気軽に交流を図ることができるでしょう。
また、よく行くお店で「この子は今度、小学校に入学するんです。なにかあったらよろしくお願いしますね」などと声をかけておけば、何かと気にかけてくれるはずです。
保護者の目が届かないところで、いち早く異変に気付いてくれたり、困っているところを助けてくれたりすることもあるでしょう。
入学前から、地域コミュニティに積極的に関わることをおすすめします。
小さな積み重ねですが、「子どものことを知っている人」が多ければ多いほど、保護者の目が届かない場所でも我が子を見守ってくれる「目」を増やすことができるのです。
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小学生のための不審者対策* * * * * * * * *
保育園・幼稚園時代は、保護者が子どもの行動を把握しやすいでしょう。
しかし、小学生になれば「保護者不在の時間を安全に過ごすこと」を考えていく必要があります。
自分で自分を守るための練習期間として、まずは基本の防犯行動を徹底させてください。* * * * * * * * *
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