子どもの安全ブログ

下校中や遊びの帰り道「ひとり」になっていませんか?

セコムの舟生です。

子どもを狙った強制わいせつや連れ去りなどの犯罪は、「ひとり」でいるときに発生することが多いです。
人通りが少なく、周囲から見とがめられない場所やタイミングが狙われます。

昨年12月に起きた、8歳の女児がスプレー缶で液体を吹き付けられ、重傷を負った事件。
報道によれば、女児はひとりで下校しており、犯行現場は人や車の通りが少ない県道でした。

学校帰りや遊びに行った先からの帰り道、どうしてもひとりになってしまうことがあると思います。
ひとりでいるときには、複数でいるよりも事件に巻き込まれる可能性が高くなります。
お子さん自身はもちろん、保護者も危機意識を持つことが大切です。

今回は、ひとりになってしまう場合の安全対策を考えます。


* * * * * * * * *


▼ 子どもが犯罪被害にあうのはどんなとき?
昨年9月、警視庁の有識者研究会が過去数年間に東京都で発生した子どもや女性に対する性犯罪や声かけ被害などを調査・分析した結果を発表しました。

それによると、小学生以下の子どもが被害者になる犯罪は、16時台をピークに、15時台~17時台に多く発生。発生場所は、道路や集合住宅の共用部分に集中しているそうです。
地域性や周辺環境は異なっても、「子どもが犯罪にあいやすい場所や時間」は、おおむね共通していると考えられます。

また、加害者が犯行に至った過程を調査したところ、「はじめから犯行するつもり」と回答した者が最も多く、犯行対象を選んだ理由は「一人で歩いていた」が最も多くなっています。
突発的というより、計画的に行われる犯罪が多いことがわかります。

同調査では、加害者の行動のプロセスを以下のように分析しています。
(1)犯行を思い立つ
(2)公共空間で犯行対象を物色し、犯行に適した対象を探す
(3)追尾や先回りして接触する機会を狙う
(4)犯行に適した条件が整ったところで接触し、犯行に至る

実際に犯罪が行われる前から、目をつけて様子をうかがい、襲うタイミングを狙っている...ということ。
"ひとりにならない=犯行に適した対象"と思われないことが、重要な防犯対策といえるでしょう。


▼ 「ひとりにならない」を徹底させる
ご近所に同級生が住んでいるなら一緒に帰る、クラスが違っても校内で待ち合わせをするなど、具体的にひとりにならないための方法を話し合っておきましょう。
お子さんがひとりで下校しなければならない環境にお住まいの場合は、ひとりになってしまう地点まで保護者の方が迎えに行ってあげたほうが安心です。

遊びや塾などからの帰り道も同様です。
通学路と違って、見守る地域の目も少ないため、いっそうの注意が必要です。
人通りの少ない道や、集合住宅など、子どもが犯罪にあいやすい場所が帰宅ルートにある場合は、保護者が途中まで迎えに行く、より安全なルートを選ぶなどの対策がかかせません。

何より、お子さん自身が「ひとりになっては危ない」ということを自覚することが大事です。
ただ「ひとりになってはだめよ」と言うだけではなく、なぜひとりになったら危険なのかを理解させましょう。
過去に起きた事件や、防犯メールで配信される不審者情報などを例にあげながら説明すると、お子さんがイメージしやすくなると思います。


▼ ひとりになってしまったときの歩き方
どうしてもひとりになってしまう区間がある場合もあると思います。
ひとりで歩いているときは、犯行のターゲットにされやすいことを思い出してください。

狙われないために、安全性の高い歩き方をまとめます。
(1)すきをみせない
前後左右に注意しながら早足できびきびと歩きましょう。
急いでいる人には、呼び止めたり声をかけたりしにくいものです。
反対に、考えごとをしたり、ぼんやり立ち止まったりしていると、「何をしているの?」などと声をかけるすきを与えてしまいます。

(2)周囲の様子をよく見る
じっと見られている、見知らぬ人がついてきているなど、不穏な気配を感じたときは、そのまま道を進むのは危険です。
大人のいるお店や子ども110番の家に助けを求めるなど、迷わず危険を回避する行動を起こしてください。
帰宅ルートで「助けてくれる場所」がどこにあるか、日ごろから確認しておきましょう。

(3)防犯ブザーを持ち、すぐに使える状態にしておく
「防犯ブザー」を所持していても、いざというときに使えなかったら意味がありません。
ひとりで歩くときはとりわけ注意を払い、手に持っていつでも使える状態にしておくといいでしょう。
警戒していることを周囲にわからせるようにするのが大切です。


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防犯対策に携帯電話やスマートフォンを持たせているご家庭も多いと思いますが、いつでも連絡がつくことや居場所が確認できることに安心しないでください。それだけでは子どもを守ることはできません。

ひとりになったときに通話しながら歩いたりすると、かえって狙われる可能性があります。
それよりも、周囲の気配や物音に注意を払うことが大事。
危険を感じて保護者に連絡をする場合は、助けてくれる大人がいる安全な場所まで行ってから...と教えてくださいね。

2018.02.15

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