子どもに教えておきたいSNSのマナー
 
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              セコムの舟生です。 
 自分のスマホを所持し、インターネットを利用する小学生が年々増えています。
 小学生のスマホ利用が進むなか、SNSでのトラブルがあとを絶たない状況です。
 特に自由な時間が増える夏休みは、スマホ利用に注意が必要なとき。
 SNS利用のマナーを見直してみましょう。
 ▼ 子どものSNS利用の現状とトラブル例
 いまやコミュニケーション手段として欠かせないSNS。
 友達同士のコミュニケーションであっても、使い方によってはトラブルになることもあります。
 【小学生のSNS利用で起こりうるトラブル例】
 ■表現の稚拙さによる誤解
 「それ、かわいくない?」
 「それ、かわいくない」
 まったく違う意味になります。
 意図した意味とは違う受け取り方をされると、人間関係を壊してしまいかねません。
 お互いの顔が見えず、声のイントネーションや表情が伝わらない文字のコミュニケーションでは、言葉選びに慎重になることが求められます。
 ■通知が多くスマホが手放せなくなる
 グループなど複数人での交流では、メッセージの数も必然的に多くなるもの。
 ・返信に追われて時間を取られる
 ・次々に通知が来てスマホから目を離せない
 ・トークがはじまるとなかなか抜けられない
 など、スマホ依存に発展しかねません。
 ■投稿内容の流出
 グループや友達とのトークがスクリーンショットなどで流出したり、投稿した写真や動画が拡散したりするトラブルも発生しています。
 自分ではここだけの話だと思っていても、相手が同じように扱ってくれるとは限りません。
 ちょっとした悪ふざけが、他のSNSに投稿されて炎上したり、社会問題になるほど拡散したりしたケースもあります。
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 ▼ SNSの使い方を見直そう
 「自分のスマホ」を持つ小学生も少なくありません。
 SNS上のやりとりは保護者の目が届かないことも多く、いじめや嫌がらせなどの問題が生じても、周囲が気づかず深刻化してしまうことがあります。
 
 SNSを適切に使いこなせるか保護者の見極めが必要です。
 
 【SNSトラブルを回避するためのマナー】
 ■言葉選びに気をつける
 子ども同士のメッセージのやり取りは、速いテンポかつ短文でおこなわれることが多いようです。
 会話感覚で反射的にメッセージを投稿するようですが、自分の文章を読んだ友達がどう思うか、誤解されないか、投稿する前にちょっとだけ想像してみる習慣を持たせましょう。
 
 ■SNSを見る時間を決めておく
 SNSをチェックしたり、返信したりする時間をあらかじめ約束させましょう。
 メッセージを見るのも、返信するのも決めた時間帯だけにさせてください。
 相手にも決められた時間帯にしか確認、返信ができないことを伝えておくといいと思います。
 
 「お母さんに禁止されているから」「使う時間が決まっているから」など親の存在を出すようにアドバイスするといいでしょう。
 相手を嫌な気持ちにさせることなく、適切な距離でSNSを楽しめる方法を、親子で考えてみてください。
 
 ■「誰に見られてもいいこと」しか投稿しない
 SNSを利用する以上、たとえ小学生でも自分の投稿に責任を持つ意識が必要です。
 他人の悪口や、個人情報にあたることを投稿するのは、絶対にやめるよう約束させてください。
 「ここだけの話」が簡単に拡散するのがインターネットの世界です。
 他の人には言えない・見せられないことを、SNSに書き込むべきではありません。
 
 
 言葉で言い聞かせるだけでは、モラルやコミュニケーション能力は成長しません。
 小学生の間は、SNSも親の見守りが必要です。
 コミュニケーションに不安があるなら、投稿前に保護者がチェックする、誰とどのようなやり取りをしているか定期的にチェックするなどして、子ども任せにしないようにしてください。
 
 相手や目的によって適切な文章を書けるようになるまで、段階的に見守っていきましょう。
 
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 ▼ スマホのマナーは守っていますか?
 スマホがあればどこでもインターネットが利用可能です。
 子どもにスマホを使わせるなら「使っていい場所」「使ってはいけない場所」をきちんと理解させておく必要があります。
 【小学生のためのスマホのマナー】
 ■歩きスマホはしない
 歩きスマホは非常に危険。
 画面に集中して周囲の人にぶつかるなどの事故が頻発しています。
 スマホを使うときは、通行の邪魔にならない場所に移動し、安全を確保してから使うのが鉄則です。
 ■自転車ではスマホを見ない
 自転車乗車中のスマホ操作は、自分だけではなく他人に大けがをさせてしまう可能性がある非常に危険な行為です。
 自転車に乗っているときは、必ずスマホをバッグなどにしまうよう約束させてください。
 
 ■着信音や通話に注意が必要な場所を知る
 電車やバスなどの公共交通機関で通話をするのはマナー違反。
 映画館や図書館など静かな場所では、着信音が迷惑になることもあります。
 公共の場でのマナーについても子どもに教えておきましょう。
 ■撮影のマナーを守る
 SNSに投稿したり、友達に共有したりする写真は、他人の顔や場所を特定できるものが移りこまないように注意。
 店舗内の写真を撮るときは、お店の人の許可を取るのもマナーのひとつです。
 商業施設は撮影禁止のところも多いので、必ず確認するよう教えましょう
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 オンラインゲームでのトラブルを防ぐには?
 * * * * * * * * *SNSで見知らぬ第三者と交流しないよう機能や利用範囲を制限している保護者の方は多いと思います。 
 しかしそれだけでは不十分。友達との交流にも目を配ることが大切です。
 
 日ごろから子どもとコミュニケーションをしっかりと取り、SNSとの付き合い方を親子で一緒に考えていけるといいですね。
 * * * * * * * * * 
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