冬休み前にチェック!オンラインゲームでのトラブルを防ぐには?
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セコムの舟生です。
今年も最後の月を迎えました。
冬休み・クリスマス・お正月と、子どもたちがウキウキするイベントが待っていますね!
クリスマスプレゼントに、ゲーム機を考えているご家庭もあるかもしれません。
また、もらったお年玉でゲーム機を買おうと計画しているお子さんもいるかもしれませんね。
現在の一般的なゲーム機の多くは、インターネット通信の利用を前提としてつくられています。
ゲームのダウンロードやアップデートはもちろん、知らない人との対戦や、チャットやコメント機能を利用した交流も可能です。
ゲーム機で遊ぶなら、どのような遊び方なら安全なのか、保護者がどこまで関わるのか、冬休み前にしっかりルールを決めておきましょう。
今回は、子どもがゲーム機で遊ぶ際の注意点や、安全に使わせるためのポイントをまとめます。
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▼ ゲーム機は高度なインターネット端末
最近のゲーム機は、無線LANを通じてインターネットに接続するタイプのものが多くなっています。
専用のブラウザを備えていて、さまざまなウェブサイトを閲覧できるのはもちろん、ほかのプレイヤーとボイスチャットで会話しながらプレイする、SNSと連動させてプレイ動画をシェアする、といった使い方ができるものもあります。
遊び方や楽しみ方が広がる一方で、有害なサイトにアクセスしてしまったり、犯罪に巻き込まれたりといった、インターネット特有のリスクがあることも忘れてはいけません。
ゲームを通じて名前や学校名などの個人情報が流出したり、子どもが「誘い出し」や「自画撮り」、「詐欺」などの被害にあったりするトラブルも、実際に起きています。
また、携帯式のゲーム機の場合、外に出れば無料の公衆無線LANやテザリング機能付きのスマートフォンの電波など、ご家庭外の無線LANに接続できてしまいますが、なかには通信内容を盗む目的で設置された、悪意のある無線LANもあることを知っておかなくてはなりません。
ゲーム機も、スマートフォンやパソコンと同様、「何でもできるインターネット端末」であることを認識しておきましょう。
子どもにゲーム機を持たせるなら、自由にインターネット機能を使わせるのは危険です。
年齢にあわせた利用制限などペアレンタルコントロールが不可欠です。
▼ ゲーム機に必要なペアレンタルコントロールとは?
ペアレンタルコントロールとは、子どもの所有するインターネット端末の利用を、保護者が管理するという考え方です。
スマートフォンやパソコンと同じように、ゲーム機にもペアレンタルコントロール機能が備えられており、使用時間やアイテムの購入、インターネットのアクセスなど、細かく設定して利用を制限することができます。
しかし、ペアレンタルコントロール機能を設定したことで安心してはいけません。
設定してあとは機械任せではなく、子どもの使い方を親が管理・監督することが大切。
ただやみくもに「インターネット機能は全部だめ」では子どもも反発します。
一緒にゲームをして、子どもの気持ちを理解したり、どうしたら安全に使えるのかを子どもと話しあったりして、子どもの成長に応じて設定をアップデートしていくことも必要です。
また、有害サイトのアクセスをブロックするフィルタリングの設定も欠かせません。
ゲーム機本体ではなく、Wi-Fiルーターなどでフィルタリングを一括設定している場合、携帯型ゲーム機なら外に出れば、フィルタリングは無効になってしまいます。
外に持って行って遊ぶことがあるなら、ゲーム機本体にフィルタリングを設定する、外ではインターネット機能を使用しないなど、対策を検討しましょう。
▼ 安全に使うためのルールづくり
「ゲームは宿題が終わってから」「1日○時間まで」といったルールを決めているご家庭は多いと思います。
しかし、いつもと生活リズムが違う冬休みには、同じルールでは不十分かもしれません。
自由に遊べる時間が増えることを考慮して、ゲーム機を使用する「場所」と「時間」、「インターネット機能を使った遊び方」について話しあってみてください。
□ 遊んでもいい場所
遊びに行った先では、ゲーム機を使用する場所に注意が必要。
人に迷惑をかけたり、身に危険が及ぶような場所でプレイしたりするのは問題です。
歩きながら、自転車に乗りながらなど、危険な遊び方は絶対にしないよう約束させましょう。
□ 使用する時間
ゲームのしすぎは目や身体にも負担がかかります。
「日中友達とプレイしたときは、家ではゲームはしない」「1時間プレイしたら必ず休憩する」など、お互いに納得できるルールをお子さんと話しあって決めておきましょう。
□ インターネット機能を使った遊び方
子どもが遊んでいるゲームで、インターネット機能をどこまで使っていいのかを決めておきましょう。
「インターネット通信を利用するのは、親の前だけ」「外出先ではインターネット機能を利用しない」「使いたい機能があるときは、必ず親に確認する」「怪しい無線LANには接続しない」など具体的なルールを決めてください。
「安全に使うにはどうしたらいいのか」「何をしていいのか」「何が悪いことなのか」「何をすると危ないのか」、子どもが自ら考えられるようになるまで、親がしっかりとサポートすることが大切です。
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子どもがゲーム機で何をしているのか。
どんなゲームを面白いと感じているのか。
それを知るには、子どもとゲームで一緒に遊んでみるのが近道だと思います。
「楽しそうだから一緒にやろう」「これはどうしたらいいの?」などと親御さんから歩み寄れば、子どもも嬉しいでしょう。
ゲームでのコミュニケーションを通じて、子どもの気持ちを知る機会にもなるはずです。
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