親子でリラックスして楽しむ映画祭「キネコ国際映画祭2016&TIFF」をレポート
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セコムの舟生です。
子どものための映画の祭典「キネコ国際映画祭2016&TIFF」。
セコムは、2006年から協賛しています。
今年も11月2日~6日の5日間にわたって開催され、世界各地から集められた36作品が上映されました。
華やかなオープニングセレモニーで幕をあけた今回の「キネコ国際映画祭」。
「1歳からデビューできる世界で一番やさしい映画祭」で、小さなお子さんもたくさん来場していて、会場はアットホームな雰囲気に包まれていました。
誰もが気兼ねなく、リラックスして映画を楽しめるよう工夫されているのも、印象的でした。
今回は、私が観た作品をご紹介するとともに、映画祭の様子をレポートします。
ぜひ最後までお楽しみください^^
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▼ リラックスしすぎ!?ソファーやマットでゴロゴロしながら楽しむ映画
今年の「キネコ国際映画祭2016&TIFF」は、自然と文化が融合する二子玉川の街が舞台。
シアターやイベントホールなど複数の会場で、過去最多となる36作品が上映されました。
私が足を運んだ上映会場「iTSCOM STUDIO & HALL二子玉川ライズ」で驚いたのは、座席が映画館のようになっていないこと。
広々とした空間に、ソファーやマットが配置されていました。
色も形もさまざまなクッションがあちこちに置かれていて、カラフルな子ども部屋のような楽しさです。
映画館のようにかしこまって座っていなくてもいいので、赤ちゃん連れのご家族でもリラックスして映画を観ることができます。
マットで寝そべりしながら、ソファーでくつろぎながら、思い思いに映画を楽しんでいました。
子どもはもちろん、お父さんやお母さんにもやさしい上映会場は、キッズデザインにも通じる配慮を感じられます。
私もゆったりした気分でプログラムを堪能しました。
▼ 忘れられない映画との出会い
小さなお子さんが夢中になってスクリーンに見入っているのはほほえましいものです。
なかでも上映中に声優がその場で吹き替える「ライブ・シネマ」は、臨場感ある迫力が印象的で、子どもたちの心にも迫ったことと思います。
どの作品もそれぞれの魅力的でおもしろかったのですが、特に私の印象に残ったのは「ミルコとルアーナ」というイタリアの作品です。
サッカーが大好きな元気な少年ミルコが、少女ルアーナと出会って仲間に誘うのですが、彼女が車椅子に乗っているのを見て急に彼の態度が変わります。障害への偏見にいつもさらされているルアーナは、そのことに傷つき彼を拒絶しますが、ミルコの態度が変わった本当の理由は...
子どもの世界ではとても大切なことがあり、障害の有無なんて実は大したことではないんだということを見事に観客に伝えてくれます。
大人の私も気付きがたくさんあり、忘れられない作品になりました。
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親子で一緒に映画を楽しめる「キネコ国際映画祭2016&TIFF」。
お子さんはもちろん、親御さんにもぜひ観てほしいと思う作品ばかりでした。
私も映画を通じて子どもの目から見える世界を体験し、思いがけない感動をたくさんもらいました。
親子で共通の楽しい思い出を持つことは、お子さんの成長においてとても良い影響をもたらします。
成長過程ではいろいろなことがあると思いますが、「あの時、観た映画の話」が親子の絆を深め、コミュニケーションのきっかけをつくってくれることもあるのです。
今回は映画のお話をしましたが、皆さんもぜひ、お子さんと一緒にいろいろなことを楽しんで、いい思い出をたくさんつくってくださいね!2016.11.28