親子で話そう!ハロウィーンイベントでの安全対策
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セコムの舟生です。
ハロウィーンは、子どもたちにとって楽しみなイベントのひとつ。
仮装をしてお菓子をもらったり、友達と一緒に街を歩いたりする光景は、日本でも定着してきました。
そんな楽しいハロウィーンですが、子どもが集まる場所には思わぬ危険が潜んでいるものです。
今回は、ハロウィーンを安全に楽しむために知っておきたい防犯対策についてまとめます。
イベント前に親子で安全対策を確認しておきましょう。▼ 楽しいハロウィーンの裏に潜むリスク
近年は、子ども向けのハロウィーンイベントも多く、仮装した子どもたちがたくさん集まってにぎわいを見せています。
一方で、子どもが多く集まるハロウィーンイベントには、子どもを狙う不審者がいる可能性を否定できません。
ハロウィーンの仮装により、不審者が周囲になじんで見とがめられにくくなります。
子どもを狙うものが近くにいるつもりで注意をはらう必要があります。
<ハロウィーンイベントで考えられるリスク>
・盗撮のリスク
ハロウィーンイベントでは、派手な服装や奇抜な衣装のために子どもの盗撮リスクが高まります。
大勢の人がいるなかでは盗撮にも気づきにくいため、保護者は注意が必要です。
・連れ去りのリスク
人混みで保護者の目が届かなくなると、子どもが一瞬のすきに連れ去られる危険もあります。
子どもは仮装で見分けがつきにくくなるため、常に目を離さないことが大切です。
また、わが子だとすぐにわかる目印になるようなものを身につけさせたりするのもおすすめです。
・わいせつ犯罪のリスク
仮装でいつもとは違う楽しさを感じている子どもは、無防備になりがち。
不審者が接近するすきを与えてしまうことが考えられます。
周囲に不審な人物がいないか警戒を怠らないことが重要です。
・交通事故のリスク
海外では「ハロウィーンの日は歩行者の交通事故が増える」、「子どもの交通事故死のリスクが高くなる」などの調査があるようです。道路への飛び出し、横断など、いつも以上に注意してください。
どんなに事前に親子で話しあっていてもハロウィーンのような非日常を楽しむイベントでは、いつも以上に興奮したり高揚感を抱いたりするものです。
できるだけ保護者が付き添い、子どもから目を離さないようにしてください。
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わいせつ目的の連れ去りに注意
▼ 保護者は子どものハロウィーンの仮装にも配慮を
ハロウィーンでは、自由な発想でさまざまな仮装を楽しむ人たちがたくさんいます。
ただし、子どもに過度な露出のある服装や、過激な装いをさせるのは避けるべきです。
派手な仮装や目立つ服装をしていると盗撮やわいせつ犯罪のリスクが高まる可能性があります。
どのような仮装をするのか、親子で話しあって決めましょう。
最近ではSNSにハロウィーンの仮装姿を投稿するケースもめずらしくありません。
万が一、ネット上に子どもの画像が拡散されれば、思わぬトラブルに巻き込まれるかもしれません。また人混みでは足を取られて転倒したり、衣装が引っかかったりする危険もあります。
子どもの仮装は、できるだけ動きやすく、安全に配慮したものを選んであげてください。
また、交通事故予防として仮装に夜道でも目立つ反射材を取り入れ、安全性を高める工夫も行うとよいでしょう。
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迷子になってしまったら
▼ ハロウィーンイベントの安全を守るために保護者が心がけたいこと
ハロウィーンでは、周囲の状況に対する注意力が散漫になる可能性があります。
そんなときこそ保護者が冷静に対応し、適宜声をかけることが大切です。
たとえば、子どもが友達と楽しそうにはしゃいでいるときも、周りの状況に気を配るように声をかけてください。
時折、落ち着いて周囲を見回すことで、異変にも気づきやすくなります。
また子どもが集団で移動するときには、できるだけ複数の大人が付き添い、迷子にならないよう、交通事故にあわないよう見守ってあげましょう。
楽しいハロウィーンイベントにも、子どもを狙う不審者が紛れ込んでいるかもしれないことを常に意識してください。
小さなお子さんは保護者が手をつなぐこと。
高学年のお子さんも、友達と必ず一緒に行動し、ひとりにならないよう、事前によく言い聞かせましょう。
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子どもに教えたい不審者への注意喚起と対処法* * * * * * * * *
ハロウィーンイベントは、保護者同士やご近所との交流を深める良い機会でもあります。
保護者の目が届かない場所で、子どもを見守る「目」になってくださっているのは、ご近所や地域のコミュニティーです。
保護者の方も積極的に参加して、家族ぐるみの知りあいを増やしてみてはいかがでしょうか。* * * * * * * * *
【お知らせ】
キッズデザイン賞大賞決定!第18回のキッズデザイン賞の受賞作品が決定しました!
今年の最優秀賞(内閣総理大臣賞)は 特定非営利活動法人あそび研究会による 『あそび大学』が受賞しました。
墨田区の町工場から提供いただいた素材を使い、子どもたちが自由に遊びを作り出してわくわくしながら地元産業にも触れることができ、地域愛や創造力をはぐくむことを目的としています。大人はいっさい手を出さずに、子どもの自主性に着目した素晴らしい取り組みです。
他にも「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」で経済産業大臣賞を受賞した、微妙な違いを視覚や触覚で見抜く感覚ゲーム『ちょっとずつ違う』や、消費者担当大臣賞を受賞した、売買という行為を通じてビジネスや消費の成り立ちを学ぶ『キッズフリマ』など、ユニークな取り組みが多数受賞しました。
他にもこれからの未来を拓く子どもたちにとってすばらしい製品・環境・サービスなどがたくさん表彰されています。
キッズデザイン賞2024.10.03