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子どもに教えたい不審者への注意喚起と対処法

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セコムの舟生です。

子どもへのつきまといやわいせつ目的の声かけなど、不審者事案が頻発しています。
ご家庭でも不審者対策について注意していることでしょう。
身近で起きる不審者事案とは別に、通り魔的で無差別な犯行も多く起きています。

2023年10月にセコムが実施した「日本人の不安に関する意識調査」では、「最近1年で不安を感じた事件・事故」として「無差別の通り魔事件」をあげた回答者が多く見られました。

不審者による計画的あるいは突発的な犯行は、いつどこで遭遇するかわかりません。
「たまたま」「運悪く」居合わせしまったことから、被害者になってしまう。
わが子がそのような事態に陥ることは絶対に避けたいと誰もが思うはずです。

どうしたら被害を回避できるのか。
今回は、不審者に遭遇したときの対処方法をまとめます。

▼ 「不審者」とはどんな人物か
不審者というと、「サングラスやマスクをしていて、黒っぽい服装で...」などとイメージしがちです。
しかし、実際の不審者はそんなにわかりやすくありません。
道行く人に怪しまれるようでは、犯行に及ぶ前に通報されてしまう可能性があるからです。

不審者は、目立たぬように、人目を引かぬように、その場にいても違和感のない服装であることが少なくありません。どこにいても不思議ではない人物像なのです。

不審者が、いかにも怪しい外見、奇抜な格好をしているとは限らないということ。
見た目だけで不審者かどうかを判断するのは難しいといえます。

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▼ こんなときは要注意!「不審者」を見抜く方法
不審者の「不審さ」は、外見よりも行動やたたずまいに表れることが多いもの。

「あの人、ちょっと様子が変だな」
「あんなところでいったい何をしているんだろう」

このような疑問や違和感を覚えたときは要注意のサイン。

いつもと違う、なんだかおかしいと感じる状況や人物に敏感になることが大切です。
加えて、以下のような様子を察知したときは警戒するよう、子どもに教えましょう。
また、歩行者だけではなく、車のなかの人物にも注意を払うよう教えてください。

<不審者かも!?怪しいのはこんな人>
□ 行ったり来たりを繰り返したり、ウロウロしたりしている
□ 同じ場所にずっといる
□ きょろきょろと周りの様子をうかがっている
□ こちらをじっと見ている
□ 理由もなく近づいてくる
□ ずっとついてくる

さらに以下のような人物に遭遇したら、すぐにその場を離れたほうが安全です。
近くのコンビニや店舗、「子ども110番の家」に逃げ込むなどして助けを求めることを教えましょう。

<危ない!すぐに逃げるべきなのはこんな人>
□ 断っても何度も話しかけてくる
□ 何かと理由をつけて足止めしようとする
□ 名前や学校など個人情報を聞き出そうとする
□ 今いる場所から別の場所に誘い出そうとする
□ 衣服や持ち物をつかむ、体に触ろうとする

このような状況下では、すぐに具体的な防犯行動を起こすべきです。
相手が顔見知りでも躊躇する必要はありません。

「相手に失礼かもしれない」「悪い人ではないかもしれない」などと考えないこと。
子ども相手に「いやだ」「怖い」という恐怖感を与える行動や、困らせるような状況をつくる行動自体が大いに不審な行為といえます。

ためらっていたら、不審者にすきを与えることになりかねません。
迷わず行動することが、身を守ることにつながります。


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▼ 「通り魔犯罪」に巻き込まれないために
通り魔犯罪とは、通りすがりの人など、その場にたまたま居合わせた人が襲われる犯罪。
夜間だけではなく、明るい時間帯や人通りの多い場所を選んで犯行に至るものもあります。
過去には、子どもの通学路や小学校の校門前でも通り魔事件がありました。

通り魔と接近する機会をいかになくすかが、防犯のポイントです。
歩きなれた道でも、いつも周囲に目を配り、挙動が不審な人がいないか、何か異変が起きていないか、警戒する習慣をつけさせてください。

<通り魔犯罪の被害者にならないための防犯行動>
・悲鳴やざわつきが聞こえたり、人だかりができていたりしていても、絶対に近づかない
・奇声を発するなど、挙動がおかしな人物を見かけたら、すぐにその場を離れる
・少しでも危険を感じたら、様子見をせず一目散に走って逃げる

子どもは好奇心旺盛なので、悲鳴や人だかりの原因を確かめようとするかもしれませんが、大変危険な行為です。
異変が起きていることに気がついたら、危険が及ばないところまで急いで逃げることが大切。

たとえそこで起きていることが通り魔犯罪ではなかったとしても、騒ぎが起きている以上、子どもが近づくべきではありません。

【あわせて読みたい!関連テーマ】
通学路で不審者に出会ったら?

* * * * * * * * *

子どもを過度に怖がらせる必要はありません。
危険に敏感になり、慎重に行動することが大切です。

いざというときに助けを求められる場所も複数教えておくようにしましょう。

* * * * * * * * *


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