幼い子どもも被害者に!「盗撮」の手口と対策
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セコムの舟生です。
子どもの盗撮被害が頻繁に発生しています。
薄着の季節は、いっそうの注意が必要です。
スマートフォンの普及にともない、盗撮事犯は増加傾向にあります。
警察庁の統計によれば、現在では盗撮の7割以上がスマートフォンによるものです。
盗撮被害は、女児だけに限りません。
男児も被害にあうことがあります。就学前の幼児も注意が必要です。
「自分が盗撮されるかもしれない」という意識を持ち、自衛することが大切。
今回は、子どもを狙う盗撮の実態と、子どもの盗撮対策をまとめます。
▼ 「盗撮」のリスクを子どもに理解させる
盗撮とは、撮影対象者の許可を得ずに勝手に写真や動画を撮る行為。
通学路などに潜んで、無邪気な子どもの姿を盗み撮りし、ウェブサイトに掲載するなどの犯行が繰り返されています。
本人や周囲が盗撮に気が付かないことも多く、警察の摘発によって複数の犯行が発覚することが少なくありません。
ただ歩いているだけ、ただ遊んでいるだけの写真であっても、性的な目的で盗撮されればインターネット上で拡散したり、拡散をきっかけに興味を持った第三者につきまとわれたりする可能性も考えられます。
盗撮されていい日常などありません。
どのような写真であっても、盗撮を許してはならないのです。
「勝手に写真を撮られるリスク」を子どもにも教え、自らに向けられた視線やスマートフォンへの危機意識を持たせてください。
もちろん、知らない相手から「写真を撮らせてほしい」と言われたときは、きっぱりと断る勇気も必要です。
▼ 盗撮の危険性が高い場所と実態
警察庁の調べから子どもの盗撮リスクの高い場所として以下のような場所があげられます。
<ココに注意!盗撮リスクの高い場所>
・駅
・学校周辺、通学路
・公園
・団地などの集合住宅密集地
・大規模商業施設
・プールやスポーツ施設
・公衆浴場
・コンビニエンスストア
・薄着や水着になる水遊び場(川辺や公園の浅い水場など)
あらゆる場所に子どもを盗撮しようとする者が潜んでいるということです。
また過去の盗撮事犯からも特に注意が必要なシチュエーションがわかります。
<ココに注意!子どもが狙われやすいシチュエーション>
・通学路、公園やショッピングモールなど、子どもや家族連れが多い場所にいるとき
・お店やゲームセンターなどで目の前のものに夢中になっているとき
・階段やエスカレーターなどをのぼっているとき
・無防備に地面や階段に座り込んでいるとき
子どもがいる場所、そして人の出入りが多く、誰がいても見とがめられない場所では、盗撮される可能性を考えて行動することが大切です。
もちろん男の子にも該当しますので、注意を促してください。
▼ 子どもの盗撮対策は子ども自身と保護者がおこなう
子どもを盗撮被害から守るには、子ども自身の盗撮対策が欠かせません。
<子ども自身が気をつけたい盗撮対策>
・見知らぬ人がスマートフォンを向けるなどしたら、すぐにその場を離れる
・周囲に不審な動きをする人や、スマートフォンを持って近寄ってくる人がいないか確認する
・足を広げて座ったり、ところかまわず座り込んだりしない
・階段をのぼるときは、後ろに注意する
・遊びに夢中になりすぎず、ときどき後ろを振り返る
子どもの盗撮被害を防ぐため、保護者の方も注意が必要です。
<保護者ができる子どもの盗撮対策>
・人目を引く服装や、露出の多い服装はなるべくさせない
・襟元や袖元が緩んだ服や肌着のはみだしなど、だらしなく見える服装に注意する(男の子も!)
・スカートのときはスパッツなどをはかせるようにする
・公共の場では子どもの姿勢や座り方などにも注意を払う
・公園など不特定多数が出入りする場所で無防備に着替えをさせない
・子どもの身辺を警戒し、不審な動きをする人が周囲にいないか常に注意する
各警察署の不審者事案を見ると、「通学中の小学生がスマートフォンで勝手に写真を撮られた」「不審者が子どもをスマートフォンで撮影し、逃亡した」などの事犯が頻繁に見受けられます。
地域の警察署の不審者情報や防犯メールに登録しておくと、盗撮をはじめとするわいせつ事案が、いつ、どの地域で発生したかを把握することができます。
近所や子どもの行動範囲で異変が発生したときは、警戒レベルを高めてください。
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夏場は、公園のじゃぶじゃぶ池も子どもたちでにぎわいます。
更衣室がなく、誰でも自由に出入りができる公園の水遊び場は、盗撮の危険性が高い場所。
まだ幼いからと無防備に着替えさせたり、服を脱がせて水遊びをさせたりすると、盗撮される可能性があります。
水遊びの際の着替えや服装に注意を払い、幼いお子さんの身辺には十分に注意してください。
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