[入学準備特集2022(4)]名前の書き方に注意!
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セコムの舟生です。
小学校入学が迫ってきました。
卒園の準備と並行して入学準備もあって気ぜわしいことと思います。
小学校入学までに知っておいてほしい防犯対策や安全の基本をまとめてきた「入学準備特集2022」。
4回目の今回は、新1年生の学用品をはじめとする「持ち物」への名前の書き方をテーマに取り上げます。
名前の書き方、書く場所も大切な防犯ポイントです。
持ち物に記名する前にぜひ、ご一読ください。
【あわせて読みたい!入学準備特集2022】
・入学までに身につけたい「防犯」の基本
・通学路を安全に歩くための準備
・小学1年生から留守番はできる?
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▼ 持ち物に書いた名前が犯罪のきっかけに?
なぜ記名に注意が必要なのか。
背景にあるのは、通学路で頻繁に報告される不審者情報です。
小学校の通学路では、たびたび不審者が目撃されています。
不審者は、子どもに声をかけるきっかけを探っているものです。
もしも不審者が子どもの名前を把握したうえで声をかけてきたら、どうでしょうか。
「○○ちゃん」との親しげな声かけによって、「知っている人かな?」と思っても不思議ではありません。
名前を把握されることは大きなリスクです。
持ち物への記名は防犯対策のひとつと心得ましょう。
名前を書く際には、知らない人にお子さんの名前を知られない工夫が必須です。
▼ 「記名」に注意が必要な持ち物
小学校では、学校に持って行く物すべてに名前を書くよう指導されます。
ノートや教科書、筆箱や鉛筆など、ランドセルにしまえる物なら、目立つ場所にわかりやすく記名しても問題ありません。お子さんが自分の持ち物だとすぐにわかるよう、名前を書いてあげてください。
注意が必要なのは、持ち歩きの際に外から見える物です。
以下のような持ち物には、名前が見えないよう工夫しましょう。
<記名に注意が必要な持ち物>
□ ランドセル
□ 通学帽
□ 上履き袋
□ 体操着袋
□ サブバッグ(手さげバッグなど)
□ 防犯ブザー
□ 衣服や靴
□ 傘
など
ハンカチやティッシュ(移動ポケット)など、子どもが落としやすい物への記名にも注意してください。落としたところを拾われて、名前を呼びかけられるケースもあります。
▼ 外から見えない名前の書き方
物の裏側に名前を書いても、動いた際に見えてしまうことがあります。
バッグ類の底面や靴のかかと部分なども意外と見えるので、記名は避けたほうが安全です。
記名するなら、内側など隠れる場所を選びましょう。
通学に定期を使う場合、印字が見えないようすることはもちろん、記名場所が隠れるように工夫してください。
もしも小学校から指定された記名場所が防犯上配慮に欠けるようでしたら、学校側ときちんと話し合うことも必要です。
今はどの小学校も防犯・安全対策に熱心なので、耳を傾けてくれると思います。
子どもの安全のために、小学校と保護者が協力していくことが大切です。
持ち物によっては、見えない場所に記名するスペースがない場合もあります。
そのようなときは、名前の代わりにマークを使用するのがおすすめです。
「◎」や「★」など、ひと目でお子さんが判別できる、好きなマークを決めましょう。
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記名に注意が必要なのは、学校に持って行く物だけではありません。
表札や、玄関先に置かれた子ども用自転車、傘など、お子さんの名前が書かれた物はありませんか。
ご自宅の玄関や庭先など、通りから見える場所にお子さんの名前がわかる物がないか、あらためて確認してみてください。
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