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小学生のスマホデビューを安全に迎えるために

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セコムの舟生です。

2月になり、今年度も残すところ2カ月を切りました。
そろそろご家庭では、進級に向けた話題が出てくるころではないでしょうか。

学年が変わるタイミングで、携帯電話やスマートフォンを持たせることを検討しているご家庭もあると思います。
小学校高学年になると、キッズ携帯を卒業してスマートフォンに切り替えるケースも増えているようです。

スマートフォンは便利なツールですが、使い方を誤れば、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
子どもにスマートフォンを持たせるならば、持たせはじめが肝心です。

今回は、小学生のお子さんのスマホデビューを安全に迎えるために、ご家庭内で話し合っておきたいこと、決めておくべきルールなどをまとめます


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▼[ステップ1] スマホデビューの前に子どもに確認しておくこと
まず、「なぜスマートフォンが必要なのか」を確認してください。

目的があいまいなまま持たせると、子どもがどんな使い方をしていても、なかなか途中で取り上げてしまうことができません。
何に使うのか、なぜスマートフォンでなくてはならないのかをはっきりさせましょう。

子どもに問うだけではなく、保護者自身も自問自答してみてください。
緊急連絡や居場所確認が目的なら、キッズ携帯でも十分です。
キッズ携帯では多くの機種で、子どもの安全や防犯のための機能が充実しています。
小学生に不要な機能を含まないため、セキュリティ面や使い過ぎの不安、有害サイトへのアクセスなどの心配もありません。ただし設定次第ではキッズ携帯であっても上にあげたような問題が出てくる可能性があるので、その携帯で何ができるのか、できないのかの確認は必要です。

スマートフォンでなくてはならない理由が明確なら、スマホデビューは「目的以外に使用しない」という約束のもとではじめましょう。
当初の目的以外の使い方が必要になったときは、その都度、子どもと話し合って保護者が判断してください。

小学生のうちは、安全で適切な使い方を身につけるための練習期間。
自由に使うのではなく、「目的のための手段としてスマートフォンを使う」という意識を身につけさせることが何よりも重要です。


▼[ステップ2] スマホを購入する前に「ルール」を決めておく
スマートフォンは、パソコンと同様に何でもできる高度なインターネット端末です。
使い過ぎや、のめり込みを心配する方は多いと思います。
スマートフォンとの適度な距離感を身につけるためには、あらかじめ家庭内でルールを決めておくことが必要です
約束を守ることが、スマートフォンを持たせる条件とし、約束を守れなかったときはどうするのかも話し合っておくといいでしょう。

<小学生のためのスマホ利用ルールの例>
□ 時間を決める
スマートフォンを使うのは、1日〇時間まで。〇時~〇時までは使わない
□ 優先順位を守る
宿題が終わるまでスマートフォンは使わない
□ メリハリをつけて使用する
勉強中や食事中は、スマートフォンをそばに置かない
□ 使う場所を決める
自分の部屋にはスマートフォンを持ち込まない
□ 危険なことはしない
歩きながら、自転車に乗りながらなど「ながらスマホ」は絶対しない
□ 守れなかったときのルールも決める
ルールを守れなかったら、スマートフォンを親に預ける

無料通話アプリやSNSを利用するときは、別途安全のための利用ルールが必要です。
ルールを決める際には、こちらの記事が参考になります。

【あわせて読みたい!ルールづくりのポイント】
SNSでの犯罪被害から子どもを守るために


▼[ステップ3] スマホを子どもに渡す前にペアレンタルコントロールを
ペアレンタルコントロールとは、子どもの所有するインターネット端末の使い方を、保護者が管理するという考え方です。
子ども用にスマートフォンを購入したら、安全に利用するための機能設定をおこなってください。
端末の設定変更やアプリのダウンロードなどに必要なIDやパスワードは、保護者が管理し、子どもには教えないほうが安全です。

(1)利用制限の設定
スマートフォンのペアレンタルコントロール機能で、使用時間やアプリのダウンロード、アイテムの購入、WEBコンテンツへのアクセスなどを制限することができます。

(2)フィルタリングサービスの設定
有害なサイトへのアクセスをブロックするフィルタリング。
スマートフォンフォンのOSで設定するもの、携帯電話会社が提供するサービス、フィルタリングアプリなどいくつかの方法があります。

(3)使用するアプリの登録や設定
アプリのダウンロードやログイン登録は、保護者がおこなってください。
ダウンロードする前に、子どもが安全に利用するための制限設定が可能かどうかなどを確認しておきましょう。

ペアレンタルコントロールは、設定して終わりではなく、見守り続けることが大切です。
誤った使い方をしていないか、使用時間やアプリの利用状況などを定期的に確認して、適切かどうかチェックしてください。
スマートフォンの機能やアプリで、保護者向けの管理ツールなども用意されているので、活用するといいでしょう。


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子どものスマートフォン利用に、保護者がどこまで介入するべきか。
スマホデビューからしばらくは、すべてを開示することを使用の条件にしたほうが安全です。
子どものプライバシーを気にする保護者も少なくありませんが、誰かに見られたら困ることをスマートフォンでおこなうこと自体に問題があります。
子どもの成長に合わせて、少しずつ制限機能や介入の範囲を減らしていくようにしてください。

【あわせて読みたい!セコムのコラム】
スミッシングの被害を防ぐには?怪しいSMSにだまされないための対処方法
※セコムが運営する「女性のためのあんしんライフnavi・あんしんコラム」のページです


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