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子どもに性犯罪への注意をどう伝えるか?

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セコムの舟生です。

だれた怪しいのか、見た目だけでは判断できません今年度も半分が過ぎ、小学校では早くも新入学への準備がはじまりました。
就学前健診などで、親子で小学校を訪れた方も多いと思います。

次回からは、「入学準備特集」を連載しますので、ぜひご覧くださいね(^^)/

さて、今日は保護者にとっては、考えたくない、しかしとても重大な犯罪をテーマに、お話をしようと思います。

それは、子どもが被害者となる「性犯罪」についてです。

決して他人ごとではありません。このところ全国各地で子どもを狙った性犯罪が頻繁に起きている現実を、保護者の皆さんに直視していただきたいと思います。

実際に起きた、子どもが被害者となった性犯罪を例に、具体的に注意点をお伝えします。

 

* * * * * * * * *


▼ こんなにある!子どもが被害者となる性犯罪
この数カ月間でニュースにとりあげられた、子どもが被害者となる性犯罪をピックアップしてみました。

○ 集合住宅の階段踊り場で、小学生女児の下半身に触った疑いで20代男性を逮捕(埼玉県)
○ 「芸能人に会わせる」と小学生女児を自宅に連れ込み、わいせつ行為をした20代男性を逮捕(東京都)
○ 留守番中の小学生女児の家に侵入し、女児の体に触ったとして30代男性を逮捕(栃木県)
○ 路上で小学生女児に下半身を露出した男を逮捕、他にも数回やったことを供述(神奈川県)
○ わいせつ目的で女児をトランクに押し込んで連れ去った20代男性を逮捕(福井県)
○ 小学生男児を自宅に連れ込み、下半身を触るなどした20代男性を逮捕(広島県)
○ わいせつ目的で小学生女児に暴行を振るった30代男性を逮捕(茨城県)
○ 40人以上の女児にわいせつ行為を繰り返した20代男性を逮捕(大阪府)
○ 小学生女児を公園の物陰に連れ込み、ズボンを脱がすなどした30代男性を逮捕(神奈川県)

これらはほんの一例で、ここ2~3カ月にニュースになった事件ばかりです。
多くの場合、ひとりでいるときに、周囲の目が届かない場所で犯罪被害が起きています
集合住宅の踊り場や駐車場など、死角の多い場所は、特に注意が必要として、警察庁も指摘しています。

また、甘言にだまされて、ついていってしまう例も見受けられます。たとえ顔見知りであっても、大人から誘われたときには、安易についていってはいけません。必ず親に許可をもらうなど、「わが家のルール」を決めてください


▼ 被害に至らなくても心に傷を負うことも
さきほど取り上げたニュースは、「強制わいせつ」に当たるものだけですが、「連れて行かれそうになった」「手をひっぱられた」「脅された」といったニュースに範囲を広げると、被害はさらに多くなります。

この場合の多くは、不審者に遭遇した子どもたちが、大声を上げたり、走って逃げたりして、事なきを得ていますが、恐ろしさのあまり身動きができなくなってしまう子も多くいます。

たとえ逃げられたとしても、「危ない目にあいそうになった」という出来事は、子どもに非常に大きなショックを与えます。「何事もなくてよかった」と大人は思ってしまいがちですが、子どもの気持ちを丁寧に聞いて、安心させる言葉や環境を与えてあげてください

もしもに備えて、「逃げる」「大声を出す」練習はとても大事です。
躊躇(ちゅうちょ)しないことが、重大事件への被害拡大を防ぎます。日ごろからそのことをよく言い聞かせておきましょう。


▼ 小さな子や男の子に性犯罪の危険を教えるには?
悲しいことですが、未就学児のお子さんが被害にあうケースも後を絶ちません。また、女の子だけではなく、男の子が狙われることもあるので、「まだ小さいから」「ウチは男の子だから」ということは通じないと覚えておいてください。不審者に隙をつくってしまうことになりかねません。

たとえ小さくても、男の子でも、関心を引くような服装をさせない、ひとりにならないなど、性犯罪予防対策を徹底してください。未就学児のうちは、ほんのわずかな時間でもひとりにしないことが、最大の防御策となります。

小さなお子さんはまだ意味がよくわからないので、相手の言いなりになってしまうことがほとんど。性犯罪自体の理解は難しくても、水着を着て隠れる場所は、見せてもダメ、触らせてもダメ」と教えてあげてください


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子どもを狙った性犯罪は、憎むべき犯罪です。
ひとたび被害にあえば、心や体が傷つくばかりか、回復には長い時間を要します。

ですから、「ぜったいに被害にあわせない!」という強い気持ちをもって、お子さんの日常に目配りしてください。

そして、ちょっとした変化にも気づけるよう、日ごろからお子さんの話をじっくりと聞く時間と、なんでも話しやすい環境をつくることも親の役目です。

2013.11.11

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