「子供をひとりにしない、させない」ことがポイント
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セコムの舟生です。
先日このブログでも触れた「新型インフルエンザ」ですが、感染者の数はピークを過ぎ、社会全体も少し落ち着きを取り戻してきたようです。しかし、油断は禁物。新型インフルエンザ対策に限らず、健康管理の一環として、正しい手洗い・うがいを続けていきましょう。
正しい手洗い・うがい・マスクの着用方法についてこのブログでもご紹介していますので、ぜひ親子で復習してみてください。
防犯も予防対策が大切です。今回は、子供の防犯に重要となる「子供をひとりにしない」というポイントについて確認してみたいと思います。登下校にはすっかり慣れた一年生のお子さんにも、ぜひ復習していただきたいポイントです。
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■ 狙われる下校時、基本はひとりに「しない」「させない」 子供を狙った犯罪は、平日の午後2時~4時頃の下校時刻に集中する傾向があります。特に子供を狙った性犯罪についての調査を見ると、犯行場所は路上が多く、年齢別被害者数では満7歳が突出していました(平成18年版犯罪白書)。満7歳といえば小学1~2年生。体が小さくて、抵抗したとしても、大人ならばサッと抱えて連れて行かれそうな年代です。子供が狙われるのは、圧倒的にひとりでいるときです。下校時には子供をひとりにしないことが基本。近所の子供同士が一緒に帰れるよう、親同士で話しておくといいでしょう。
低学年のうちは、下校時にはできるだけ親が付き添ったほうが安心です。途中までは集団で帰ってこられる環境なら、お子さんがひとりになってしまう地点まで、親が迎えに行くのも方法です。
■ お子さんに合った防犯対策を
それぞれのご家庭の事情もあり、なかなかそこまでできないことも多いようです。やむをえずひとりになる場合には、スキを見せないことが大切です。ふらふらと寄り道をしてみたり、考えごとをしながら歩いたりしないで周りに注意しながら早足できびきびと歩くよう、家庭でしっかり教えましょう。また、防犯ブザーやGPSによる位置情報提供サービス「ココセコム」などの防犯グッズを身につけさせるのも安心のための一つの方法です。もちろん、グッズだけに頼らず、防犯シミュレーションや通学路マップ親子で一緒にやってみることを通して、子供の防犯意識を高めることが大切です。
子供の性格やご自宅を取り巻く環境に合わせたきめの細かい防犯対策ができるのは、お子さんのことをよく知っているご家族だけです。お子さんの成長に合った、できる限りの防犯対策を施して、子供を守ってあげたいですね。
以前行った先輩ママとの座談会でも、保育園、学童保育、放課後子ども教室からの帰宅時やお稽古や塾などの行き帰りなど、放課後の安全対策について話題になっていますので参考にしてみてください。
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気をつけたいのは、「○○しちゃだめ!」「怖いんだからね」と脅かすこと。子供の性格によっては「怖い」ことばかりが印象に残ってしまい逆効果です。お子さんが理解しているかどうか確かめるためにも、親が一方的に話し聞かせるのではなく、お子さんと一緒に考えるスタンスをとってみてはいかがでしょうか?子供に「これってどう思う?」「こんなときって、どうしたらいいと思う?」と問いかけてみると、意外としっかりした答えが返ってきてビックリすることもありますよ。防犯について気軽に家族で話し合える雰囲気が作れたらいいですね。
2009.06.01