携帯電話とお留守番 - セコムと話そう「子供の防犯」ブログ -
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セコムの舟生です。
早いもので、4月も半ばを過ぎました。お子さんは元気に登校していますか? そろそろクラスにも慣れはじめ、新しい友達もできる頃ですね。
お子さんを取り巻く環境が大きく変わるこの時期こそ、いつも忙しいお父さん、お母さんも、できる限りコミュニケーションをとるようにして、支えてあげたいものです。親子の絆を深めるためにも、コミュニケーションを心がけましょう。近所にちょっと散歩に出かけるだけでも親子の会話が生まれ、何気ない会話の中から普段は気づかなかったお子さんの気持ちを知ることができます。
さて先日、ママとパパのためのSNSサイト『Macoron!(マコロン)』の座談会に参加してきたことをお伝えしました。『Macoron!』では、子供の防犯に関するトラックバックキャンペーンをしていて、たくさんの方がトラックバックを付けてくださいました。
座談会や今回のトラックバックで感じたことですが、『Macoron!』に参加をしている方々は、防犯に対する意識がとても高いと思いました。トラックバックキャンペーン終了後も、ぜひ防犯について、関心を持ち続けてください。
今回はトラックバックでお寄せいただいた声に、お答えしていこうと思います。■携帯電話について
最近は、防犯機能付きの子供向け携帯電話が販売されています。トラックバックを寄せていただいた皆さんも、携帯電話をお子さんに持たせることに関心を示している方が多く、「既に携帯電話を持たせている」という方もいました。しかし、有害サイトやチェーンメールなど、携帯電話が新たなトラブルにつながらないかどうか、不安に感じている方も多いようです。いろいろな危険性があるとはいっても、携帯電話が子供の防犯に役立つことがあるのも事実。将来的には、今以上に、子供たちの間に普及していくことでしょう。
携帯電話をお子さんに持たせるときに気をつけなければならないことは、"与えっぱなし"にしないことです。まずは携帯電話の利便性だけでなく、危険性についても親子で話し合いましょう。そして、各家庭のルールを決めて、必ず守らせるようにします。もし"不安なこと"や"困ったこと"が起きたら、ひとりで解決しようとしないで親に相談するように約束させることも大事です。
■留守番について
小さいお子さんだけでは留守番をさせないのが一番安全です。しかし、ご家庭の事情もありますし、「ほんのちょっとだけ」お留守番をお願いしたいときもあるでしょう。泥棒が「留守」を確かめる方法をご存じでしょうか?その手口の一つとしてインターホンを鳴らして、家の人がいないことを確かめる方法があります。「インターホンが鳴っても、出てはダメよ」と言ってお子さんに留守番をお願いすることが多いようですが、これでは訪問者が万一、空き巣目的だった場合には、家の中のお子さんが危険にさらされてしまいます。
子供の年齢によっても、対応できるレベルは異なってきますが、もしある程度の判断力がつく年齢ならば、居留守を使うよりも「今、お母さんは忙しくて手が離せないので、またあとで来てほしいそうです」など、子供だけで留守番をしていないことを悟られないように対応させるのがよいでしょう。親の意図を理解させ、相手が話を切り返してきたときでも、うまくその場を切り抜けられるよう、シミュレーションをしておくと、より安心です。ただし、お子さんがまだ小さくて対応が難しいという場合は、やはり一人で留守番はさせないのが賢明と言えます。お子さんがどのぐらいの対応ができるかを見極めておくことも、親の責任なのです。
近隣に信頼がおける人がいるなら、留守中、だれかが来たときには様子を見に来てもらえるように頼んでおくのもひとつの方法です。「だれか来たら○○さんに電話をしなさい」と子供に伝えておけば、親も子供も安心です。
どんな方法でお子さんに留守番をお願いすればいいのかは、そのお子さんの年齢や性格だけでなく、住環境や地域性によっても違ってきます。それを判断できるのは、もっともお子さんを理解しているご家庭の方だけです。日頃からお子さんとのコミュニケーションをしっかりととって、お子さんの性格や対応力をよく理解し、それに応じた各家庭のルールをきちんと決めておくことが防犯につながります。
次回は、4月24日(火)に記事アップ予定です、お楽しみに。2007.04.19