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秋に気をつけたい子どもの感染症対策

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セコムの舟生です。

この秋、子どもたちの間で広がっている感染症がいくつかあります。
国立感染症研究所が公表した第39週(9月23日~9月29日)速報値によれば、マイコプラズマ肺炎の定点当たりの報告数は1.64で、5週連続で増加。
過去5年間の同時期の平均と比較すると、かなり多い状態が続いています。

マイコプラズマ肺炎は、秋から冬にかけて増加するとされ、患者のおよそ8割が14歳以下の子どもです。
発熱や倦怠感、頭痛などがあらわれ、せきが長期間続くのが特徴。
学校や幼稚園、保育園での感染が多く、主な感染経路は、飛沫感染と接触感染とされます。

また、「夏風邪」のひとつである手足口病も要注意です。秋になってからも広く感染が確認されています。
手足口病は、感染力が非常に強く、定点当たりの報告数は8.12。
高い数値が続いている状況です。

主に5歳以下の乳幼児の間で感染が広がり、例年であれば夏に流行して、秋口には収束します。
しかし今シーズンは秋になっても流行が続いており、引き続き注意が必要です。
手足や口のなかに水疱ができるのが特徴で、発熱をともなうことがあります。

ほかにもインフルエンザや、新型コロナウイルス感染症にも警戒が必要です。
インフルエンザは、秋から冬にかけて毎年のように流行します。
免疫力の弱い子どもがかかりやすく、学級閉鎖や学年閉鎖が起こることも多いです。
高熱や筋肉痛、全身の倦怠感など子どもにとってつらい症状が特徴。
症状を軽減する効果があるワクチン接種が推奨されています。

また、新型コロナウイルス感染症にも引き続き警戒が必要です。
発熱やせき、味覚や嗅覚の喪失などが特徴。
感染経路は、主に飛沫感染、エアロゾル感染や接触感染とされていて、密閉された空間や大勢が集まる場所で感染リスクが高まります。


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▼ 感染予防対策の基本をおさらい
「手洗い」と「うがい」はあらゆる感染症の予防策として有効です。
外から帰ってきたときはもちろん、食事の前後、トイレのあとなど、こまめな手洗いをご家庭でも徹底しましょう。

子どもは「ちょっと手を濡らして終わり」のような雑な手洗いで済ませてしまうことがあります。
せっけんをしっかり泡立てて、手のひら、指の間、手の甲、手首までよく洗い、30秒以上流水で洗い流す手洗いをすることが大切。アルコール消毒液なども活用することをおすすめします。

また、感染症の予防には室内環境にも注意を払いましょう。
秋から冬にかけては空気が乾燥しやすく、ウイルスが長く空気中に留まります。
加湿器で湿度を50~60%に保つ、1時間に1度は窓を開けて換気するなどの対策が有効です。

インフルエンザなど、子どもが重症化しやすい感染症についてはワクチン接種も検討してください。
学校の保健だよりによく目を通して、地域や小学校の流行状況にあわせてマスクを着用するなど、感染対策のレベルを高めましょう。


【あわせて読みたい!関連テーマ】
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▼ 子どもの体調管理で感染症予防
これから気温が低くなるにつれて感染リスクも高まります。
子どもの体調管理には特に気を配ってあげましょう。

・バランスの取れた食事
体調を整え、免疫力を高めるためには、1日3食の栄養バランスの取れた食事が大切。
肉類をはじめとするたんぱく質、ビタミン類を多く含む果物や野菜などをバランスよく摂りたいですね。
のどが乾燥しやすい季節は、こまめな水分補給も感染症対策に役立ちます。

・十分な睡眠
成長期の子どもにとって十分な睡眠は、免疫力を維持するために不可欠。
特に疲れているときは早めに就寝させてあげてください。
休日もなるべく規則正しい生活リズムを保ちましょう。

・適度な運動
適度な運動は、体を強くして免疫力を高めてくれます。
秋の涼しい気候は運動にも適していますから、毎日少しでも外で体を動かす習慣をつけたいですね。
家にこもりきりにならないよう、散歩や外遊びなどの機会をつくってあげましょう。

感染症に負けない体をつくるために、食事・睡眠・運動はとても大切です。
顔色や食欲などをよく観察して、疲れているようなら無理をさせないようにしてあげてください。


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日没が早まる季節の防犯対策

* * * * * * * * *

秋の学校行事は集団行動が多いので、感染症には特に注意が必要。
感染状況に合わせてマスクを着用するなど、自衛することも大切です。
ご家庭内や学校での感染拡大を防ぐために、基本の感染対策と体調管理を心がけましょう。

* * * * * * * * *


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