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子どもを地震から守るための備え

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セコムの舟生です。

いつどこで発生するかわからない地震。
南海トラフ地震など大規模な地震の発生リスクについても指摘されています。
不安を感じているご家庭も多いのではないでしょうか。

9月は防災月間です。
突然の地震に備えて、子どもを守るための備えを見直すいい機会。

家族みんなの安全を確保するために、具体的な防災対策をおさらいしておきましょう。
地震発生時の対応や必要な防災グッズのチェックなど、地震への備えについてまとめます。

▼ 地震発生!子どもの命を守るために教えておきたい初期行動
地震が発生したときは、「身を守る」「落ち着いて行動する」ことがとても重要。
家のなかで家族と一緒にいるときに地震が発生するとは限りません。
学校や遊びに行った先など、子どもの行動範囲内にある危険な場所や避難できる場所を把握し、具体的に教えておきましょう。

<もしも学校で地震が起きたら?>
・机の下にもぐって、落下物から頭を守る
・先生の指示に従う
・避難するときは慌てずにみんなと一緒に行動する

<もしも通学途中で地震が起きたら?>
・次のような場所は落下や倒壊の危険があるので通らない
 □ブロック塀
 □自動販売機
 □電信柱
 □瓦屋根の家
 □窓ガラスが多いビル    など
・倒れてくるものや落ちてくるものがない安全な広い場所で揺れが収まるのを待つ

<もしも電車やバスに乗っているとき地震が起きたら?>
・急ブレーキに備えて手すりやつり革にしっかりつかまる
・なるべく低い姿勢を取って頭をバッグや上着でガードする
・乗務員の指示があるまで勝手に車外に出ない

<もしも海沿いや川の近くにいるとき地震が起きたら?>
・津波に警戒し、なるべく高い場所を目指す


【あわせて読みたい!関連テーマ】
地震発生!そのときどこにいても慌てないために


▼ 地震に備えて自宅をチェック!家族で話しあうポイント
大きな地震が発生すると、家具が倒れたり、上からものやガラスが落ちてきたりすることもあるため、住み慣れた家でも安全とは言い切れません。
子どもと家族の安全のために、家のなかや家の周辺を厳しい目でチェックしてみてください。

<わが家の地震対策チェック>
・家具が固定されているか
タンスや本棚など背の高い家具は倒れやすいです。
家具固定用の防災グッズを活用してしっかり固定する必要があります。
すでに対策済みの場合も、定期的に強度を確認しておくと安心です。

・家具のレイアウトは安全か
逃げるときにドアをふさぐような場所に家具や倒れやすいものを置かないようにしましょう。

・割れやすいガラスに防犯対策をしているか
食器棚やキャビネットなど、ガラスを使った家具がある場合は、地震で割れて飛散するリスクがあります。
防災用のフィルムや扉が開かない金具などをつけて補強しましょう。

・塀や門扉は頑丈か
家の周囲に塀や門がある場合、ヒビなどがないか安全性を確認してください。
ブロック塀は特に倒壊の危険性が高いので、どのように地震対策をするか検討しましょう。


「家にいるとき地震が起きたときどうするか」を家族で話しあっておくことも非常に大切です。
子どもにも意見を聞きながら次のようなことを話しあって、家族の認識を共有しておきましょう。

【子どもと話しあっておきたいわが家の地震対策】
・家のなかで安全な場所、危険な場所はどこか
・避難場所や避難ルートは知っているか
・家族がバラバラの場所にいるとき、どうやって待ちあわせをするか
・連絡方法はどうするか
・避難場所に持っていく「非常用持ち出し袋」がどこにあるか知っているか

子どもが学校にいる時間に被災したら、保護者が迎えに行くことになります。
災害時の対応について、学校によって取り決めがあるはずです。
この機会に内容を確認するとともに、疑問点を解消しておきましょう。

【あわせて読みたい!関連テーマ】
子どもと話す「わが家の地震対策」


▼ 年に一度は防災グッズの見直しを
大きな地震が発生した場合、避難所へ移動するケースと、そのまま自宅で生活する「在宅避難」の2つの選択肢があります。
どちらになるかは地震の被害状況によるので、両方に対応できるよう備えておくことが必要です。

避難所に持っていく「非常用持ち出し袋」と、自宅に備えておく「備蓄品」の両方を準備しておきましょう。

【非常用持ち出し袋に入れておきたいもの(1~2日間分を用意)】
・非常食(栄養価が高く、長期保存ができるもの。たんぱく質やビタミンがとれるもの)
・飲料水(500mlペットボトルで1人1日2本分くらい)
・ポリタンク(災害時に必要な水を持ち運ぶため)
・携帯トイレ(1人1日6~7回使用を目安に)
・アルコール消毒液、ウエットティッシュ、歯磨きセット、マスクなどの衛生用品
・ばんそうこうや包帯、常備薬などの救急用品
・懐中電灯や携帯ラジオ、モバイルバッテリーなど
・カイロや毛布などの防寒具
・雨具、軍手、ヘルメットなど

【自宅に備蓄しておきたいもの(3~7日分を用意)】
・飲料水(1人1日3Lが目安)
・非常食(カップラーメンやレトルト食品、缶詰やお菓子など)
・非常用トイレ(1人1日6~7回使用を目安に)
・トイレットペーパーやティッシュ、ウエットティッシュなど
・ラップ、アルミホイル
・カセットコンロ、ボンベ
・予備の電池、バッテリーなど

地震発生時に必要なアイテムはご家庭によっても異なります。
子どもの成長とともに必要になったもの、あるいは不要になるものもあるでしょう。
全てそろえようとすると保管スペースも大変なので、家族でしっかり話しあって選定してみてください。
消費期限や経年劣化のチェックを兼ねて、非常用持ち出し袋や備蓄品を年に一度は見直しましょう。

【あわせて読みたい!関連テーマ】 
子どもが喜ぶローリングストックで日常防災を

* * * * * * * * *

家族で地震について話しあったり、備蓄品などを見直したりすることを日常的におこなえば、子どもも安心して日常生活を過ごせるはずです。

備えあれば憂いなし。
いざというとき保護者として冷静に対処できるよう、「備え」をしっかりしておきたいですね。

* * * * * * * * *


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