地震発生!そのときどこにいても慌てないために
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セコムの舟生です。
今週の土曜日、9月1日は「防災の日」です。
週末は家族で一緒に過ごす時間も取りやすいと思います。家族で「防災会議」を開き、災害時の行動や対策を話しあう時間を持ちましょう。また、備蓄品や非常用持ち出し袋の中身を確認するいい機会です。備蓄品の有効期限や、電池の残量を確認しておきましょう。
地震は時と場所を選びません。平常時こそ必要な情報を集めておくことが大事です。今回は、いつどこで地震にあっても一人ひとりが落ち着いて行動できるように、対策をおさらいしてみたいと思います。ぜひ家族の「防災会議」でお役立てください。
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▼ 地震のときに最優先すること「まずは身を守る」
地震が発生したとき、最初に取るべき行動はなんでしょうか。それは迷うことなく、「わが身と家族の身を守る」ことです。頭ではわかっていても、つい様子見でその場に留まったり、火の元を見に行ったりして、いちばん大切なことがあと回しになってしまう方もいるようです。大きな揺れは1分程度。とにかく早く安全な場所で身を守ることが大事です。特に一刻を争うことがなければ、その他のことは大きな揺れが治まった後にしたほうが安全です。
自宅にいる場合は、丈夫な机やテーブルの下にもぐり、揺れで動かないよう脚をつかんでおさえます。お子さんが一緒の場合は、しっかり抱きかかえるか、クッションでガードするかして、頭を守ってください。自宅のどこにいても、「もし今ここで地震がおきたらどこがいちばん安全か」を常に意識しておきましょう。
※現在の都市ガスやプロパンガスは、震度5程度の揺れを感知するとガスの供給が遮断されるため、地震による出火の危険性は低くなっています。
▼ シーン別に「まっさきに身を守る」方法を覚えておこう
地震発生の時間帯によっては、家族の居場所がバラバラであることも考えられます。たとえどこにいても、最初にすべきことは「身の安全の確保」。大きな揺れが襲ってきたとき、「こういう場所ではどう行動したらいいか」を知識として持っておけば、お子さんでもきっと役に立つと思います。"グラッときたとき、最初に取る行動"として、以下のことをぜひ覚えておいてください。
【屋外】
○ 住宅街にいるとき
ブロック塀や門、自動販売機や電信柱など、倒壊の危険のあるものからなるべく離れます。屋根の瓦やベランダの植木鉢、窓ガラスなどの落下物にも注意して、安全な広い場所で待機を。○ 繁華街やオフィス街にいるとき
中高層ビルのガラスや外壁タイル、看板などが落下してくると命に関わることもあるため、壁際や軒下などに身を寄せるのは避けてください。バッグや上着などで頭を保護して、できる限り建物から離れた場所に退避します。○ 電車やバスに乗っているとき
座っている場合は、なるべく低い姿勢をとって頭をバッグや上着でガードしましょう。立っている場合は転倒しないよう、しゃがんだり、つり革・手すりにつかまったりします。乗務員の指示なく慌てて車外に出るのは、最も危険な行動です。○ 海沿いにいるとき
揺れを感じたら、避難指示や勧告を待たずに、とにかくなるべく高い場所を目指しましょう。海沿いにいる場合は、まず津波への警戒を忘れないでください。近くに高台がないときは、3階建て以上の建物の上層階へ。津波が引いても、絶対に海岸には戻らないでください。○ 川べりにいるとき
川にも津波は押し寄せます。上流に逃げても津波は追いかけてくるので、流れに対して直角に逃げるようにしましょう。【屋内】
○ 学校にいるとき
先生の指示に従いましょう。教室では机の下、廊下や運動場、体育館では、中央部に集まることが安全につながります。通学路が危険なこともあるので、勝手に帰宅するのはいけません。○ スーパーやデパートにいるとき
陳列棚やガラス、商品などのそばによると、落下や転落の可能性があります。エレベーターホールや柱付近など、周囲にものがない広めの場所を探して、頭を守って身を低くしてください。地震が発生したらエレベーターで避難するのは避けましょう。冷静に非常階段や非常口から避難を。○ 地下街にいるとき
火災が発生しなければ比較的安全な場所です。非常照明がつくまでは、むやみに動き回らないこと。一般的に地下街では60mおきに非常口があるので、ひとつの出口に殺到せず、落ち着いて行動しましょう。
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大きな揺れの最中、無意識のうちにそばにある塀や電信柱につかまったり、壁際に身を寄せたりしてしまうことが多いようです。東日本大震災のときも、そのような映像をたくさん目にしました。しかし、そうした「頼りにしたはずのもの」の倒壊によって、大怪我を負うことも考えられます。外にいても建物の中にいても、「端」よりも「中央寄り」のほうが安全だということを、お子さんにもよく言い聞かせてくださいね。
2012.08.27