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子どもが注意したい「水の事故」

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セコムの舟生です。

水の事故は直接命に関わります。
子どもの安全には十分な配慮が必要です。

今回は、子どもの水難事故が起こりやすいシチュエーションや、水難事故を防ぐための安全対策をまとめます。

▼ 「川遊び」での子どもの水難事故
川遊びができる川は、比較的浅くて流れが穏やかなところとされています。
しかし、自然の川には岸辺で見るだけではわからない危険が潜んでいることも忘れてはなりません。
警察庁がまとめた水難事故の統計を見ると、死亡・行方不明になった子どもの約6割は「川」での事故、そしてその約半数は「水遊び中」に発生していることがわかります。

川底は平たんではありません。
コケにおおわれた石や岩がゴロゴロしています。
また非常に滑りやすく、転倒すれば簡単には起き上がれないものです。
藻や水草に足を取られれば、パニックにおちいることもあります。

川の流れる速度や向き、水深も一定ではなく、岩やカーブなどの影響を複雑に受けています。
さらに雨の翌日などは、子どもが簡単に流されてしまうほどの水流になることもしばしばです。

川に落ちたサンダルや帽子などを拾おうとして、溺水してしまう事故がたびたび発生しています。
浅瀬の川遊びでも安全ではないことを肝に銘じるべきです。

雨や落雷などの天候不良のときや、上流で雨が降っているときなどは、川には近づかないこと。
天候が良く、その場は穏やかに見えても油断しないでください。

ちょっと足を浸すくらいのつもりでも、川遊びに適した服装が必要です。
ライフジャケットや、水はけがよく、滑りにくい水辺用のシューズなどの準備がないときは、川に入るのを控えましょう

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▼「海水浴」での子どもの水難事故
水難事故を防ぐためには、十分な事前確認と準備が必要です。
その地域の掲示板や標識などで危険なポイントを事前に確認しておきましょう。
天候によっては波が高くなることもあるので、現地の気象情報や高波情報などを確認することも欠かせません。

大人が浜辺でレジャーシートを敷いている短時間の間に子どもが海に入り、波にさらわれてしまう事故が起きたこともあります。
大人が見守れる状況を整えるまで、落ち着いて待っていることを約束させましょう。

遊泳中は泳ぐのが得意な子でも、目を離さないでください。
すぐそばにいても気づけないこともあるので、意識して様子を見守ることが肝心です。
浮き輪やライフジャケットを身に着けていたほうが安全ですが、それでも油断できません。

気分が高揚しているときほど疲れを感じにくいものですが、水難事故の危険性は高まります。
とくに海での遊泳は、自分が感じている以上に体力を使っているものです。
子どもが元気に見えても、休憩をこまめに取るようにしてあげるといいでしょう。

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▼「キャンプやバーベキュー」での子どもの水難事故
川や湖などの水辺では、子どもの水難事故が起きる可能性があります。
大人がテントの設営や、食事のしたくなどで忙しくしているときは要注意。

「あの辺りで遊んでいるから」「声が聞こえるから」と安心して離れた場所にいると、何か起きたときに手遅れになりかねません。
複数家族で行くと、「誰かが見ているだろう」という油断も生じやすいようです。
保護者が交代で子どもに付き添う体制を最初に決めておくなど、事前に話し合っておきましょう。

子どもは水に興味を持つものです。
「子どもだけで行ってはダメ」と言い聞かせるだけでは、事故を防げないかもしれません。
水際はぬかるんで滑りやすくなっているので、ちょっと水の中をのぞいてみるつもりでも転落する可能性があります。
心の準備なく水に落ちると、人はパニックになるので、足がつく深さでも溺水してしまうのです。

子どもだけで遊ばせておくときも、大人が近くで見守ることを徹底してください。


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* * * * * * * * *

海釣りに訪れた親子が海に転落したケースもあります。
水に入る予定がなくても、海や川では常に水難事故のリスクがあることを忘れてはいけません。
ライフジャケットや浮き具などを必ず準備し、体のサイズに合ったものを正しく着用することをおすすめします。
子どもの安全を第一に考え、万が一の事態に備えておくことが大切です。

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