幼児の事故はどんなとき起こる?

セコムの舟生です。

どこでどのような事故が起きているのか把握し、対策を言い聞かせましょう。「子どもの安全NEWS」で取り上げたニュースを深掘りする[クローズアップNEWS]。
今回のテーマは、「幼児の事故」です。

実際に起きた交通事故や駐車場での事故、水難事故などから幼児の事故が起きるパターンを読み解きます。

さわやかな青葉の季節。
もうすぐゴールデンウイークもはじまります。

外遊びやレジャーにもってこいのこの時期に、保護者の方に注意していただきたいことをまとめます。


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▼ 保護者がそばにいても注意!一瞬のすきに起こる「幼児の交通事故」
まずは「子どもの安全NEWS」で取り上げた幼児の交通事故をご紹介します。

・自宅前の道路で遊んでいた1歳男児が車にひかれて死亡。事故当時、男児はひとりで遊んでいたと見られ、しゃがんでいた際に事故が発生(2016年11月 広島県)
・5歳男児が乗用車にはねられ、頭を強く打つなど重傷。男児は母親と一緒にいたが、目を離したすきに道路を渡ろうとして事故にあった模様(2016年11月 千葉県)
・2歳男児が大型トラックにはねられ死亡。男児は母親と一緒に自宅向かいの祖父の家に滞在していたが、ひとりで帰ろうと道路を横断していて事故にあった模様(2017年2月 香川県)
・3歳男児がトラックにはねられ死亡。現場は住宅街の路地で、男児は自宅前で自転車に乗って遊んでいてトラックにひかれた(2017年2月 東京都)
・ペダルなし二輪遊具(いわゆるキックバイク)に乗った4歳男児が乗用車にひかれ重傷。道路を横断しようとしたところで乗用車にはねられた。運転者は「急に飛び出してきて避けられなかった」と供述(2017年3月 千葉県)

共通しているのは、子どもが「ひとりでいるとき」「保護者の目が離れたとき」に発生しているということ。
事故が起きた原因としては、「子どもが危険を十分に理解しておらず、飛び出してしまった」ことや、「子どもが死角に入り、運転者から見えなかった」ことなどが考えられます。

幼児は道路状況の認識や判断力がまだ不十分。
言葉で「車に気をつけて」「危ないことをしてはダメよ」と言うだけでは伝わりません。
保護者が近くにいても、飛び出してしまうことがあるということを忘れないでください。

外遊びの際は、車の往来のない安全な場所を選び、大人が目の届く場所で見守りましょう。
歩行中など移動するときは、車から遠い側を歩かせるのはもちろんのこと、状況に応じて大人が手をつないだり、抱き上げたりして、子どもをひとりで行動させないようにしてください。
周囲の状況を見ながら、「どうすればより安全か」を意識していただきたいと思います。


▼ 繰り返される「幼児の駐車場事故」を防ぐには
駐車場や自宅敷地内での事故を見ていきましょう。

・2歳女児が駐車場からバックで出てきた軽自動車にひかれて死亡。事故当時は母親が一緒だったが、目を離したすきに事故が発生。運転者はぶつかるまで気づかなかったと供述。(2016年11月 長野県)
・3歳男児が父親の運転する車にはねられ死亡。買い物に行くために自宅駐車場から車を出そうと前進したところ、男児と衝突。男児は母親と留守番しているはずだったが、追いかけて外に出たと見られる(2016年11月 佐賀県)
・2歳の女児が車にひかれて死亡。女児は母親と自宅マンションの駐車場にいたが、ひとり離れたときに事故にあったと見られる(2017年2月 福岡県)
・1歳男児が祖父の運転する車にひかれ死亡。事故現場は自宅敷地の駐車スペースで、車をバックさせた際に後方にいた男児をひいた模様(2017年2月 静岡県)
・3歳女児が母親の運転する軽乗用車にひかれて死亡。保育園に送っていくために駐車場から車を出そうとしていたところ、前方から歩いてきた女児と接触した模様(2017年3月 神奈川県)

幼児は体が小さく、運転席からの死角に入りやすいことが駐車場事故の一因
動く車には近づかない、止まっている車の直前直後に近づかないのが基本です。

ショッピングセンターや大型施設など、多くの車が駐車する場所では、抱き上げるなどして運転席の死角から出るようにさせましょう。

子どもは死角に入り見えていないことを忘れないでください

これはご自身で運転する際にも言えます。
子どもが近くにいるかもしれないという想像が事故を回避します。
お子さんと車で出かけるときは、先に子どもを乗車させ、降車時は大人が先に降りて安全確保するようにしましょう。
子どもだけで外で待たせるのは絶対に避けてください。


▼ これからの季節に注意したい「幼児の水難事故」
これからの季節は水辺の転落事故や溺水事故が多くなります。
実際に起きた幼児の事故を見てみましょう。

・4歳と3歳の姉弟が川でおぼれ、弟は意識不明の重体。2人は両親と一緒に近くの知り合いの家に遊びに来ており、堤防の上を子どもだけで歩いていて誤って転落した模様。(2017年3月 香川県)
・5歳男児がため池でおぼれ意識不明の重体。男児は祖父母と妹と一緒に近くの公園に遊びに来ており、途中で姿が見えなくなった。ため池には柵があったが、子どもが通り抜けられる隙間があった(2017年4月 和和歌山県)

水辺の事故が起きるのは、海水浴や川遊びのときだけではありません。
水に興味を持って近づいた際に、バランスを崩して転落してしまう事故が多く見られます。

お子さんが水のある場所を見つければ、「近くに行ってみたい」「水に触ってみたい」と思うものです。
いつ危険な行動をとっても不思議ではありません。

お子さんの行動範囲内の水難事故の可能性がある場所を把握し、ひとりでは絶対に近づかないよう徹底しましょう。
またお出かけ先では、いつも以上に「子どもだけで行動させない」「目を離さない」ようにしてください。
複数の大人がいると、「誰かが見ているだろう」と油断が生じがちですので、交代制でお子さんを見守ることをおすすめします。


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子どもが興味を持ちそうなことや、普段の行動パターンを把握することで、起こりうるリスクが想像できます。

大きな事故を防ぐためにも、日ごろからお子さんの様子をよく観察しておきましょう。

2017.04.28

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