子どもの安全ブログ

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冬休みも交通事故に注意!

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セコムの舟生です。

子どもたちはもうすぐ冬休み。
クリスマス、お正月など楽しいイベントを控え、心が浮き立つときですね。

一方、大人にとって12月は忙しい時期。
移動が多くなるため、道を行きかう車も増えます。
加えて、暗い時間帯が長くなることから、例年12月は多くの交通事故が発生しています。

冬休みを安全に過ごすために、あらためて子どもに交通事故への注意を促しましょう。
子どもが巻き込まれる交通事故のパターンや、事故を防ぐための対策をまとめます。


* * * * * * * * *


▼ 冬休み前から注意!道路横断中の事故が多発
2019年11月に発生した子どもの交通事故をいくつか紹介します。

・登校中の小学生の男児2人が乗用車にはねられ重軽症。現場は交差点の横断歩道で、運転者は逃走し、のちにひき逃げの容疑で逮捕(宮城県)
・登校中の小学男児と女児の3人が軽乗用車にはねられ骨折などのけが。現場は信号機がない交差点の横断歩道で、運転者は「児童が渡るのを待ってくれると思った」と供述(熊本県)
・小4女児が2人乗りのバイクにはねられ重傷。現場は交差点の横断歩道で、母親と兄と家を出た直後に事故が発生(大阪府)

いずれも交差点の横断歩道を渡っている際に事故にあったことが共通しています。
どうすれば事故が防げるか、事故事例をもとにお子さんと話し合う機会を持ってみましょう。


▼ 確実な安全確認が身を守る
多くの事故が、道路を横断中に発生しています。
交差点の横断歩道、信号機のない交差点、横断歩道がない場所など、現場はまちまち。
しかし、どんな道路状況でも、渡る前に立ち止まって、落ち着いて安全確認をおこなうことが、子どもが事故にあわないための対策だと言えます。

登校中の事故が多いのも目に留まります。
道路上では歩行者が優先ですが、確実に車が止まってくれるとは限りません。

朝の時間帯は先を急ぐ人が多く、さらにこれから年末に向けては忙しさで心にゆとりがないドライバーが少なくないのも事実です。
朝の通学路では多くの小学生が歩きます。前の児童に続いて道路を渡ろうとしてしまいがちですが、必ず立ち止まって、自分の目で安全確認をおこなうよう、よく言い聞かせてください

この2つを守らせましょう。
□ 歩行者信号が青でも、車が完全に停止したことを確認してから渡ること
□ 車の姿が見えたら念のため立ち止まって待ち、無理に渡ろうとしないこと

青信号になった途端、飛び出していく子どもを見かけることがありますが、強引に通過しようとする車もいます。信号が変わった直後は特に事故のリスクが高いので、必ずひと呼吸置いて、安全が確認できてから渡るよう、言い聞かせましょう。

これから日は短くなり、暗くなる時間が早まります。
日が傾きはじめると、車との距離感やスピードを見誤りやすいので、より確実な安全確保が必要です。


▼ 駐車場や自宅敷地内でも子どもの交通事故に注意
子どもにとっての危険は道路での交通事故だけではありません。
幼いお子さんが駐車場や自宅敷地内で車にひかれる事故が繰り返されています。
2019年11月に発生した駐車場や自宅敷地内での事故を見てみましょう。

・ファミリーレストランの駐車場で5歳の女児が祖父の運転する車にはねられ死亡。バックで車を駐車しようとしていたところ、車の後ろにいた女児に接触。直前に女児を車から降ろしていた(広島県)
・1歳の男児が自宅の敷地内で死亡。事故当時、現場付近では祖父がトラックからトラクターを降ろすために運転しており、男児はひかれた可能性がある(鹿児島県)
・1歳の女児が母親の運転する車にひかれて死亡。自宅敷地内から車を出して右折しようとした際に事故が発生した(埼玉県)


駐車場や自宅敷地内での幼児の事故は、思いがけないときに起き、何度も同様の事故が繰り返されています。
年末年始は、ご家族で車に乗ってお出かけする機会も増えるかもしれませんが、どんなときでも、どこでも周囲の安全確認は忘れずにおこなってください。
自宅の敷地内であれば、お子さんがどこかにいるかもしれないという可能性を常に念頭に置き、より慎重になりましょう。
子どもを先に降ろしたり、子どもを外に待たせたりするのは、大変危険です。

(1)子どもをひとりで先に車から降ろさない
(2)車に乗るときは、子どもを外で待たせず、先に乗せる
(3)車を動かす際は、必ず目視で子どもの居場所を確認する

この3つを徹底していただきたいと思います。


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子どもが事故にあわないためには、ドライバーの目に入りやすくすることも大切です。
目立ちやすい色の服装は、事故防止の効果があります。
白や黄色、明るいパステルカラーや蛍光カラーは目立ち、特に薄暗くなった時間帯や曇天の日などでもドライバーの目に留まりやすくなります。
リフレクター(反射板)のついた服やアクセサリーを身につけるのもおすすめです。

交通ルールをただ守っているだけでは防げない事故があることをよく理解させ、自分で自分の身を守る意識を持たせましょう。
交通事故に十分注意して、楽しい冬休みをお過ごしください。

2019.12.05

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