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子どもの熱中症対策は5月からスタート

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セコムの舟生です。

うっすら汗ばむ陽気に夏の訪れを感じます。
まばゆい日差しの下、外遊びやスポーツを楽しむ子どもたちの姿も、いきいき輝いていますね。

気持ちのいい季節ですが、気温が上昇すれば熱中症対策が欠かせません。
今回は、子どもの熱中症対策についてまとめます。

5月は、体がまだ暑さに慣れていないため、熱中症にもなりやすい時期だそうです。
大人よりも体調変化が起こりやすいお子さんのために、注意すべきポイントはどこか。
本格的な熱中症シーズンにそなえて、早めに対策をはじめましょう。


* * * * * * * * *


▼ 2019年の夏の暑さはどうなる?熱中症リスクを予想
昨年2018年の夏は、各地で40℃以上を記録するなど、記録的な猛暑でした。
気象庁の発表によると、2018年6月~8月の平均気温は、東日本で平年+1.7℃と統計開始以来最高だったそうです。
あまりの暑さに危険を感じた方も多かったのではないでしょうか。

2019年の夏の暑さは、どうなるのでしょうか。
気象庁によると、2019年6月~9月の平均気温は、平年並みという予想がされています。

とはいえ、熱中症を引き起こす原因は気温だけではありません。
湿度、日射・輻射など周辺の熱環境などが密接にかかわっていて、体が暑さに慣れていない今の時期は、雨上がりの晴れ間や曇天で蒸し暑いときなどにも熱中症になりやすいものです。
今から熱中症対策が欠かせません。


▼ 今日からはじめよう!熱中症対策
木々の緑が色濃さを増す5月。
この時期の熱中症は、「急な暑さ」が大きな原因です。

人間の体は、暑い環境で体温が上がると、汗をかいて体温を下げる仕組みになっています。
ところが、今の時期はまだ汗をかく機能や熱を逃して体温を下げる機能があまり活発ではありません。
体が本格的な暑さに慣れていない状態です。

熱中症を予防するためには、暑さを避けることが大切ですが、それだけでは体の熱を逃すことができません。これからの季節を過ごす際に注意したいことをまとめました。

□ こまめに水分を補給する
のどが渇く前からこまめに水分をとる習慣をつけましょう。
お子さんは水分補給を忘れがちなので、学校なら休み時間ごとに水を飲むように伝えてください。
がぶ飲みするのではなく、少しずつ、回数を多く飲むのが熱中症予防のポイントです。
汗をかくと水分と一緒にミネラルも失われるので、ご自宅で飲むならスポーツドリンクや麦茶などもおすすめ。
外遊びやスポーツでたくさん汗をかくときは、塩分タブレットなどで塩分も補給しましょう。

□ 服装を工夫する
熱がこもらないよう、通気性のいい服装を心がけましょう。
速乾、吸湿性に優れたドライ素材や、爽やかな綿素材の肌着やTシャツなどがおすすめ。
首周りや袖口がつまったデザインや、体にピタッとはりつくようなデザインの服は避け、なるべく締め付けない、風通しのいい形状の服を着せてあげてください。
また、日差しが強いときは、帽子も忘れないようにしましょう。

□ 睡眠と栄養をしっかりとる
熱中症は、寝不足や疲れなどが影響することもあります。
自律神経の働きが低下して、体温を調節する機能がうまく働かなくなるからです。
また、食事は健康の基本。
特に朝ごはんは、1日の活動を支え、暑さから体を守る水分や塩分も補給できます。
熱中症予防には、毎日の健康管理が非常に大切ですので、「早寝・早起き」「食事」できちんと体調を整えましょう。


▼ 今の時期に特にしておきたい熱中症対策
暑さに負けないためには、汗をかくこと。
急に気温が上がったときも、汗をかいて熱を発散すれば体温の上昇を抑えられます。

子どもは汗腺の発達がまだ不十分なので、日ごろあまり汗をかいていないと、急な暑さに体が対応することができません。
本格的な夏が来る前に、スムーズに汗を出せる体づくりを意識してみてください。

たくさん歩いたり、遊んだりしたりして体を動かし、汗をかくことに慣れておきましょう。
暑さを避けてエアコンをかけた部屋にこもりきりでは、熱中症にもなりやすくなってしまいます。
もちろん無理な運動はいけませんが、遊び方やご家庭でのお出かけ先を工夫して、汗をかいて楽しむ時間をつくってみてもいいかもしれませんね。

「汗をかく習慣」を取り入れ、こまめに水分をとること。
この2つを意識して過ごせば、夏が来るころには体が暑さに慣れているはずです。


* * * * * * * * *


お子さんの熱中症予防には、保護者の目配りと健康管理が欠かせません。
元気いっぱい夏をむかえられるよう、お子さんの熱中症対策をサポートしてあげてくださいね。

2019.05.23

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