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オンラインゲームに潜む危険!子どもが安全に遊ぶには?

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セコムの舟生です。

新型コロナウイルス感染拡大の影響が長引くなか、オンラインゲームにのめりこむ子どもの増加が心配されています。

オンラインゲームは無料ではじめられるものも多く、誰でも気軽に楽しめるのが魅力。
しかし、夢中になるとやめられなくなる、プレイヤー同士のトラブルが起きるなど、問題点も指摘されています。
オンラインゲームを通じて、子どもが被害者となる事件も報じられたばかりです。

今回は、オンラインゲームのリスクや、保護者の関わり方など、小学生のお子さんが安全に遊ぶための対策をまとめます。

オンラインゲームで「していいこと」、「してはいけないこと」、ゲームをやめるタイミングなど、子どもの成長や性格にあった「遊び方」を身に付けられるよう、サポートしてあげてください。


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▼ 「ダメ!」だけでは子どもを守れない
内閣府が公表した「令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、小学生の約9割がインターネットを利用しており、4割以上がスマートフォンを所有しています。
そして、スマートフォンを所有している小学生の8割以上がゲームを利用しているそうです。
今年は休校にともなうオンライン授業でデジタルツールが普及したこともあり、さらに割合が増えていると考えられます。

もちろん、「インターネット端末を使用させても、オンラインゲームはダウンロードさせなければいい」という考え方もあります。
しかし、子どもに「どうしてもゲームがしたい」とお願いされたら、どうしますか?

子どもの好奇心や興味関心を一方的に遮断することは、成長の妨げになることもあります。
一方で、オンラインゲームの影響やリスクを考えると、判断が難しいところです。
許可しなくても、保護者の目が届かないところで遊んでしまう可能性も否定できません。

デジタル時代を生きる子どもたちに必要なのは、遠ざけることよりも、付き合い方を学ばせること。
リスクがあるなら、安全な使い方や適切な距離感を身に付けさせることが大事です。

インターネット利用においても、危険を回避する能力を高めることが、子どもを守ることにつながります。
子どもにオンラインゲームを利用させるなら、保護者の方は危険性について正しく伝え、使い方をコントロールすることが必要です。


▼ 子どもの「オンラインゲーム」利用でよくあるトラブル
オンラインゲームを通じて、子どもが巻き込まれやすいトラブルをいくつかピックアップしました。

・悪意ある大人とつながってしまう
リアルタイムで情報交換ができるチャット機能は、オンラインゲームでよく利用されています。
子どもの感覚ではリアルとバーチャルの区別がつきにくく、ゲームを通じて親しくなったような錯覚から気を許してしまうことがあるようです。
ゲーム上では知り合いでも、現実世界では見知らぬ第三者。
実際に相手と会った子どもが誘拐されたり、わいせつな「自撮り写真」を送らされたりする事件もあとを絶ちません。
ネット上で個人的なかかわりを持ったことから、現実社会での犯罪被害に発展することもありますので、十分な注意が必要です。

・だまされる
ゲーム上で知り合った人にアイテムの交換や売買を持ちかけられ、だまされて搾取される被害が起きています。
こうしたリスクが多発していることから、オンラインゲームには厳格な利用規約が設けられていることがほとんどです。それを理解していないお子さんがゲーム相手の言いなりになれば、被害者になる可能性は否定できません。
また、チャット機能を使って悪質なサイトに誘導されたり、ウイルスに感染させられたりするケースも発生しています。

・ゲーム依存
オンラインゲームは、「ここまでプレイしたらゴール」という設定がないものも多く、延々と続けてしまうケースがあるようです。
仲間と一緒にプレイするゲームであれば、自分だけ抜けにくい...という遠慮から続けてしまうことも考えられます。
どんな状況でも「今日はここまで」と打ち切れる自制心や、流されない強さが必要です。

・高額請求
保護者のクレジットカードで有料ゲームを購入したり、課金型ゲームの有料アイテムを購入したりするケースが多数報告されています。
最初のダウンロードは無料でも、途中から課金しないと先に進めなくなるゲームもあります。
なかには小さなお子さんにスマホのゲームアプリで遊ばせていたら、よくわからないまま課金を繰り返してしまい、請求書が届いてから判明した...という事例も。
課金の仕組みが理解できないゲームでお子さんを遊ばせるべきではありません。


▼ 子どもが遊んでいるゲームを知り、保護者がコントロールする
紹介したトラブルの多くは、いつ、どんな場面で起こりうるのかを知らなければ、防ぐことができません。
子どもが遊ぶゲームをよく知ることが、保護者に第一に求められることです。

また、子どもに利用させる前に、まずは規約をよく読むこと。
ゲームの評判や気を付けたいことなどは、インターネット検索でも調べられます。
よく理解したうえで、保護者の方も実際にプレイしてみることをおすすめします。

◆オンラインゲームで遊ばせる前に(小学校低学年編
インターネット利用の危険性をよく理解できていないなら、オフラインのゲームで遊ばせたほうが安全です。
スマートフォンのゲームでも、オフラインで遊べるものを選んだほうがいいでしょう。
ただし、途中に出てくる広告で有料ゲームに誘導される場合などもありますので、近くで見守る、「こういうのが出てきたら教えてね」とあらかじめ教えておくなど、ゲームの特性に応じて対応するようにしてください。
遊ばせるときは、ペアレンタルコントロール機能やフィルタリングを利用することも忘れないようにしましょう。

◆オンラインゲームで遊ばせる前に(小学校中・高学年編)
中・高学年くらいになると、オンラインでのプレイを禁じていても、友達から情報を聞いて大人も知らないような使い方をしたり、自身で設定を変更したりしてしまうこともあるようです。
子どもが巻き込まれたトラブルや事件について伝え、具体的なルールをつくることが大切です。

<ルール例>
・勝手にゲームをダウンロードしない
・ゲームで知り合った相手と会わない
・位置情報はオフにする
・プレイ相手は実際の友達など、顔や素性を知っている相手に限定する
・チャット上の会話のやり取りは、保護者にも見せる

オンラインゲームで「してもいいこと」、「してはいけないこと」は何か、お子さんに問いかけて考えさせ、一緒に安全な使い方を話し合いましょう。


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オンラインゲームは楽しいことだけではなく、危ないこともある。
このことをよく理解させ、子どもに警戒心を持たせることが大切です。

親子で一緒にプレイすれば、見守りだけではなく、コミュニケーションツールとして役立つこともあります。
子どもの「遊びたい気持ち」を否定しないであげてください。
面白さを理解すれば、「今日は〇〇までやったら終わりにしよう」などゲームをストップするタイミングなども教えてあげられます。


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2020.10.01

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