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【夏休み特集4】 自由研究に困ったら...「安全マップ」をつくってみよう!

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セコムの舟生です。

8月も半ばをすぎ、子どもたちはそろそろ夏休みの宿題が気になりだしたころでしょうか。計画的に片付けているつもりでも、「なにか忘れているかも...?」と不安になったりするんですよね(^^)

さて、夏休みの宿題といえば自由研究。まだテーマに迷っているなら、お子さんの行動エリアのなかで新しい発見ができるこんな研究に取り組んでみてはいかがでしょうか。

今回は【夏休み特集】最終回として、「安全マップ」のつくり方についてお話したいと思います。新学期からの通学路の防犯や交通安全などのチェックにも役立ちますから、ぜひ挑戦してみてください!

* * * * * * * * *

▼ 「親子で街歩き」が自由研究に!?「安全マップ」とは
「安全マップ」については、これまでも何度かご紹介してきましたが、自分の住んでいる地域や通学路の"危険な場所"や"安全な場所"を詳しく書き込んだオリジナル地図のことです。

この地図をつくる目的は、もちろん日常の安全性を高めることですが、ポイントは、マップづくりのプロセスを通して、子ども自身に「危険を感じ取る力」をつけさせることです。

「危ない場所はどこだろう」「どこに逃げたらいいだろう」と考えながら、いつもと違う視点をもって街を歩くと、新しい発見があるはずです。観察し、よく考え、身をもって感じることで、自分の住む地域への関心や危険回避能力が高まります。自由研究にもってこいですね。

「安全マップ」の作成は、親が子どもの行動範囲や危険に対する認識度を把握する絶好の機会でもあります。地図を片手に、お子さんと一緒に地域や、通学路を歩いてみてはいかがでしょうか。


▼ 安全マップをつくってみよう!
では、さっそく具体的なやり方をお話しましょう。

~ 準備するもの ~
 ○ 市販の地図(インターネットからのプリントアウトでもOK!)
○ 筆記用具
○ カメラ
○ 紙(大きな模造紙など)
 

(1) まずは地図を準備しよう
実際に歩く範囲の地図を準備してください。歩きながら書き込みをした場所がはっきりわかるくらい、大きく拡大しておくことがポイントです。

(2) チェックポイントを考えよう
歩きながら考えるのでは危険場所を見落としてしまうことも。事前にどんな場所が危険になりそうかを親子でよく考えてみてください。メモにしておくと、そういう場所を意識しながら歩くことができます。「防犯」と言う観点からだけでなく、交通事故やそのほかさまざまな事故防止という観点からも考えてください。

< こんな場所は要チェック! >
・ 人通りの少ない場所
・ 空き地や工事現場
・ 駐車場
・ 見通しの悪い通り
・ 樹木が多く、外から見渡せない公園
・ ゴミや落書きが多く、管理が行き届いていない公園
・ 歩道にガードレールがない道路
・ 車がスピードを出して走行する路地

危険な場所以外にも、いざというとき駆け込める場所として、「子ども110番の家」やコンビニや飲食店など、安全な場所もピックアップしておきましょう。

(3) 実際に街を歩いてみよう
(1)で準備した地図を持って、お子さんと一緒に街を歩いてみてください。(2)であらかじめ決めておいたチェックポイントに子ども自身が気付けるよう、さりげなくサポートしてあげられるといいでしょう。そのほかにも、「ここはこんなところが危ない!」と思った場所はチェック。チェックした場所は、カメラで撮影し、注意点を地図に書き込んでおきます。ただし、撮影の際にはおうちの中や人が写ってしまうなど、プライバシーの侵害になるようなことがないように注意しましょう。

(4) 安全マップをつくってみよう
家に帰ったら、準備した模造紙に、歩いた地域の地図を書きます。そして、街を歩いて集めた情報を地図に書き込んでいきます。撮影した写真を地図に貼り付けるとよりわかりやすくなります。木や車が多い場所はイラストを書き込んだり、カラフルにペンで色分けしたりして、パッと見てわかりやすいマップづくりを心がけてみてください。

これで完成です!!

* * * * * * * * *

せっかく親子で街歩きをするのですから、新学期からの安全のために通学路をよく見ておくことも大切です。夏の間に樹木が伸びて見通しが悪くなっている場所や、あらたに工事が始まった場所や終わった場所、新しくできたお店や人の流れが変わった場所などはありませんでしたか?

お子さんの自由研究を通じて、大人もあらためて、子どもが遊ぶ環境や安全性を把握するきっかけにしてみてください。

2011.08.18

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