新学期に再確認!スマホ・ネットの利用ルール
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セコムの舟生です。
夏休みの生活リズムが抜けきらず、子どもたちが体調を崩しやすいときです。
規則正しく早寝早起きをさせて、少しずつ体を慣らしてあげましょう。
まだまだ暑い日が続きます。熱中症にも注意してあげてくださいね。
さて、コロナ禍の夏休みはお出かけも少なく、スマートフォンやタブレット、ゲーム機などインターネット端末の利用時間が増えたというお子さんが多いのではないでしょうか。
特にスマートフォンは、近くにあるとつい手に取ってダラダラと見続けてしまう...という癖がついてしまうことが少なくありません。
ケジメがつかなくなりがちですので、新学期をいい機会として、スマホやインターネットの使い方を見直しましょう。
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▼ 機能制限はしっかりかかっていますか?
スマートフォンの先に広がるインターネットの世界では、さまざまな危険が待ち受けています。
有害な情報へのアクセス、悪意のある第三者との接触、性的な被害やネットいじめ、誤った使い方による個人情報の流出や高額課金など、あげればきりがありません。
長時間利用による、学習面や身体への悪影響も心配です。
小学生が安全にスマートフォンを利用するには、フィルタリングやペアレンタルコントロール が欠かせません。
知識不足から誤った使い方をしてしまったり、慣れや油断による判断ミスをしてしまったりするものです。
小学生のうちは、経験不足を保護者がおこなう機能制限で補う必要があります。
▼ フィルタリング設定を見直しましょう
さまざまな「スマホリスク」から子どもを守るフィルタリング設定には、以下のような方法があります。
最適なフィルタリングが施されているか確認しましょう。
(1)スマホのOSでのフィルタリング設定
スマホ端末に直接設定できるフィルタリング。
特定のアプリや機能を使えないようにしたり、利用制限を設定したりできます。
(2)携帯電話会社が提供するフィルタリングサービスを利用
有害情報が含まれるWebサイトへのアクセス制限や、アプリの利用制限、ウイルスや詐欺など悪意あるサイトへのアクセスなどを予防できます。
年齢にあわせた設定もできるので、使い方や判断力などの成長レベルに応じて制限範囲を見直すといいでしょう。
(3)フィルタリングアプリを利用
有害サイトへのアクセスを防いでくれるフィルタリングアプリにも、さまざまなタイプのものがあります。
子どもの利用状況を確認したり、ゲームの時間を制限したりできるアプリもあるので、子どもの使い方や保護者が特に見守りたいことに応じて、使いやすいタイプのフィルタリングを選びましょう。
このほか、アプリやブラウザで機能制限モードを設定する方法もあります。
子どもがよく利用するアプリでは、安全に使うための機能制限が装備されているかどうか、ぜひ確認してみてください。
フィルタリングを有効かつ安全な状態を保つためには、OSやアプリの更新をおこない、常に最新の状態にしておくことも大切です。
▼ スマホ利用のルールは守られていますか?
「使い過ぎは良くない」とわかっていても、なかなかやめられないのがスマートフォン。
使っていい時間帯や利用時間をルールとして決めていても、守れなければ意味がありません。
口頭での約束だけでは難しいのであれば、ルールに従って強制的に使えない状態をつくるのもひとつの方法です。
ペアレンタルコントロール機能を利用すれば、子どもが利用するスマホに各種の利用制限をかけることができます。
端末の設定で時間制限をかけることもできますし、利用上限を超えると自動的にロックされるアプリや、一時的にスマートフォンを利用不能にするアプリなどもあります。
保護者が口うるさく言うだけでは使い過ぎを防ぎきれなくても、「使えない状態」になってしまったら子どももあきらめるしかありません。
ルールを守ることで子ども自身が使い過ぎに気づいたり、時間配分を考えたりするきっかけになるはずです。適切なスマートフォン利用を身につけていくうえできっと役に立ちます。
そもそもペアレンタルコントロールとは、子どものインターネット利用を保護者が管理・監督をおこなうこと。
ペアレンタルコントロール機能に頼るだけではなく、保護者自身が利用状況を把握することも忘れないでください。
子どもがインターネットやスマートフォンを安全に利用できる力を育むことが、ペアレンタルコントロールの本来の目的です。
ただ制限するだけではなく、子ども自身が「どうすればいいか?」を考える余地も残しながら、使い方をうまくコントロールしていきましょう。
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保護者自身もスマートフォンの使い方には注意しましょう。
何かとスマートフォンばかり見ている親の姿を目にしたら、それが当たり前のものと考えるのが子どもです。
スマートフォンはそもそも、連絡手段や情報を得る目的で使用する道具でしかありません。
見ることが目的ではなく、何か目的があるから利用する。
このような意識で、あらためてスマートフォンと向きあってはいかがでしょうか。
どんなときにスマートフォンを使うのか、あらためて親子で話しあってみてください。
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