【冬休み直前特集3】冬休みは危険?ケータイ・インターネットと子どもの付き合い方
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セコムの舟生です。
冬休みも間近に迫ってきましたが、先週の12月16日、厚生労働省からインフルエンザが流行期に入ったとの発表がありました。これまで以上の予防策が大切です。
以前にもインフルエンザの予防策をご紹介していますので、流行期を迎えたこの時期にもう一度、予防策をおさらいしてみてください。
さて、冬休みの注意点を連載でお届けしている【冬休み直前特集】。今回は、【冬休み直前特集】の最終回として、冬休み中の携帯電話やインターネットとの付き合い方について考えてみたいと思います。
授業がなく、お友だちと会う機会も減る冬休み。会えない間の連絡手段として、メールなどに依存しがちになります。また、大人が年越しの準備で忙しくしていると、子どものインターネットの利用に目が行き届かなくなる...ということもあるのではないでしょうか。
冬休みに入る前に、もう一度、携帯電話やインターネットの使い方を考え直してみましょう。
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▼ 「好きに使わせない」を徹底しよう!
携帯電話を持たせてもいい年齢に明確な基準はありません。また何歳からなら子どもにインターネット利用を任せきりにしてもいいという基準もありません。親が子どもの成長度合いを見極めて、判断する必要があります。携帯電話を持たせるのであれば、携帯電話が高度なモバイルインターネット端末であることを忘れてはなりません。携帯電話の利用者である子どもが、インターネットのリスクについて、きちんと理解していなくては危険が伴います。まずは、以下のような、チェック項目にお子さんを照らし合わせてみてください。
□ インターネット上に氾濫する情報の真偽を判断する能力はあるか
□ デマや誹謗中傷に踊らされないだけの自制心はあるか
□ 自分の発言や行動に責任を持てるか
□ インターネット上でやっていいこと、やってはいけないことを正しく理解しているか保護者の目から見てチェック項目を満たしていないなら、きちんとしたルール決めや利用の制限が必要になります。
「自分の部屋にケータイを持っていかない」「フィルタリングをかける」など、利用能力に応じた使い方を、お子さんと話し合って決めてください。すでにルールを決めて利用しているご家庭でも、冬休み中は自由時間が増えるので、ルールを見直したほうがいい場合もあると思います。
▼ 冬休みを「携帯ゲーム機、使い放題」にしないために
「新たなる脅威!?携帯ゲーム機と子どもの"いま"を知る」という記事でもご紹介しましたが、子どもとインターネットを語るうえで、携帯ゲーム機は欠かせません。いまや未就学児でも携帯ゲーム機を持っていることは珍しくありません。持たせるのであれば、そこから有害サイトへも簡単にアクセスできてしまうことを絶対に忘れないでください。
冬休みは子どもが家にいる時間が増えますが、保護者は忙しく、ついつい見逃してしまうことがあるかもしれません。なるべく頻繁に声をかけ、正しい使い方をしているかどうか定期的にチェックすることをオススメします。
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携帯電話もパソコンもゲーム機も、いまどきの子どもにとっては当たり前にすぐそばにあるものだと言えます。それだけインターネットの世界は、子どもたちの身近にあるということです。インターネットの世界に散らばる誘惑は、時として大人でさえも抗いがたいことがあります。子どもの成長にあわせて徐々に利用を委ねることはあっても、「見守る」ことだけは忘れないでいただきたいと思います。
2011.12.22