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男の子も注意!子どもの性犯罪被害を防ぐために

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セコムの舟生です。

立夏を過ぎ、気温が上がっていきますので、水分補給などの熱中症対策も意識したいですね。

今回のテーマは、子どもの性犯罪被害
子どもが被害者となるわいせつ事件が頻繁に報じられています。
小学校低学年の児童や、男の子が被害にあうケースも少なくありません。

小さな子どもや、男の子は無防備になりがち。
狙われているという意識を持ち、自分で自分の身を守ることが大切です。

とはいえ、幼い子どもに性犯罪被害を教えることは難しいものでもあります。
保護者として、どのように性犯罪の危険をわからせるか、またどのように対策をするのかなど、幼い子どもにもわかるように伝えるポイントをまとめました


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▼ 子どもの性犯罪被害を防ぐ教育がスタート
4月16日、今年度からスタートする「生命(いのち)の安全教育」で使われる教材が公表されました。子どもの性犯罪被害を減らすことを目的として、内閣府と文部科学省がまとめたものです。

幼児期、小学校低・中学年、小学校高学年、中学校、高校、大学等までの6段階の年代別になっており、子どもの成長にあわせて性の知識と防犯意識を育む工夫が取り入れられています。

小学校低・中学年、小学校高学年の教材には「自分の体は自分だけのもので、一番大切なもの」というメッセージが込められています

幼い子どもや男の子の場合、知識不足から自分が性犯罪被害にあったことも自覚していないこともあり、犯行の発覚まで時間がかかるケースが少なくありません。

他人が自分の体に触れることを許してはいけない、自分の体は自分で守らなくてはいけないという意識を持たせることが、子どもの性犯罪対策の第一歩です。


▼ 「守らなくてはいけない大事なところ」を子どもに教える方法
小学生向けの「生命(いのち)の安全教育」の教材では、「水着で隠れる場所は、自分だけの大切なところ」と説明しています。

この子どもの安全ブログでも、水着を着たときに隠れるところを「プライベートゾーン」と言う言葉で、繰り返しお伝えしてきました。
プライベートゾーンを見たがったり、触りたがったりする人、またプライベートゾーンを無理やり見せたり、触らせようとしたりする人がいたら、自分の身に危険が迫っているということ。
たとえ知っている相手でも、すぐにその場から逃げるよう教えましょう。

また「プライベートゾーンが人に見られないよう、自分でも注意してね」と言うと、人前で無防備に着替えたり、だらしない格好をしたりするのが、良くないことなのだと幼い子にもわかりやすいはずです。

これからの季節は薄着になることが増えると思います。
極端な軽装やサイズのあわない服、だらしない座り方などは、プライベートゾーンを守り切れず、不審者の関心を引く可能性があります。これは、男の子でも同じです。

保護者の方は、日ごろからプライベートゾーンの大切さを子どもに言い聞かせるとともに、お子さんの服装や姿勢などに注意を払い、性犯罪の防止に役立ててください。


▼ 不審者の言葉にだまされない!子どもに伝える性犯罪防止対策
実際に起きた子どもの性犯罪事件を分析すると、巧妙な声かけで子どもをだまして誘い出し、人目につきにくい場所で犯行に及ぶケースが多くなっています。
声かけにはいくつかパターンがありますので、子どもにも教えておきましょう。

【言葉巧みに子どもを誘い出す声かけの例】
・助けを求めるパターン
「◯◯駅はどこ?」
「一緒に猫を探してくれない?」
「具合が悪いから病院の場所を教えて」 など

・子どもの興味関心から気を引くパターン
「お菓子を食べない?」
「カブトムシをあげるよ」
「(ゲームの)レアアイテムをプレゼントするよ」 など

・緊急を装うパターン
「お父さんが交通事故にあったから一緒に病院に行こう」
「ママが待っているから車に入って」 など

・誘惑するパターン
「かわいいね。写真を撮らせて」
「サッカー選手に会わせてあげる」
「ドラマに出てみない?」 など

このほか、「ちょっとちょっと」「ねえ」といった短い声かけもあります。
「ちょっとちょっと」「ねえ」などの短い声かけは、例示のパターンに続く、きっかけにもなるので警戒が必要です。
手招きをされたり、「ちょっとこっちに来て」と言われたりしたら、反射的に従ってしまうこともあるかもしれませんが、知らない人からどんな言葉をかけられても、ついていったり、足を止めたりしないことを徹底させてください

このほか、子どもが狙われないための防犯対策をまとめました。

<性犯罪被害にあわないための防犯対策>
・ 人通りの少ない道や、暗い道をひとりで歩かない
・ 登下校のときや遊んでいるときも、なるべくひとりにならない
・ 駐車場や集合住宅の敷地内など、性犯罪が起きやすい場所で遊ばない
・ いつも防犯ブザーを身につけて、いつでも鳴らせるようにしておく
・ 少しでも「変だな」「嫌だな」と思ったら、すぐに逃げる


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子どもが不審者から声をかけられて言いなりになってしまうのは、「怖い」「相手を怒らせてしまうかもしれない」という思いもあります。
恐怖で声が出ない、体が動かないということも考えられます。

しかし、わいせつ目的で子どもを狙う不審者は、人目につくことを嫌います。
大声をあげたり、防犯ブザーを鳴らしたりすることで、逃げられる可能性が高いのです。
「間違っていてもいいから、思い切って行動を起こすこと」を言い聞かせてください。
その勇気こそが、自分自身を守るために必要なことです。


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第15回キッズデザイン賞<お知らせ>

「第15回 キッズデザイン賞」募集開始!

2021年5月14日(金)まで



「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」「子どもを産み育てやすいデザイン」を顕彰する「キッズデザイン賞」の募集が今年もスタートしました!
デザインといっても、「意匠」だけではありません。
子どもや子どもの生み育てに配慮したすべての製品、空間、サービス、活動、研究が評価の対象です。「制度」や「取り組み」など広義のデザインのほか、子ども向けのものはもちろん、子ども目線を取り入れて開発されたものであれば、一般・大人向けのものであってもご応募いただけます。

たくさんのご応募をお待ちしています!

第15回キッズデザイン賞の詳細はこちらをご覧ください。

2021.05.06

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