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入学前に要チェック!新1年生の持ち物は「記名」にも防犯対策を!

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セコムの舟生です。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための休校措置が続いた3月。
休校措置が続くまま春休みを迎えた子どもたちも多いのではないでしょうか。
すべてのお子さんが元気に進学・進級し、笑顔で学校に通える日が早く来ることを願っています。


さて4月に入学を控えるご家庭では、新1年生になる準備が進んでいるところだと思います。
入学前準備のひとつ、持ち物への「記名」
時間もかかり、保護者にとっては手間ですが、わが子の成長を感じられるひとときでもあります。
学用品は似たもの、そろいのものを使用することも多いので、持ち物への記名は欠かせません。

しかし記名の仕方によっては子どもの防犯上のリスクになることもあるため注意が必要です。
今回は、新1年生の保護者の方にぜひ、知っておいていただきたい「持ち物への記名」の防犯ポイントをまとめます。


* * * * * * * * *


▼ 「名前は見えないところに」が防犯の基本
持ち物への記名は、「大きく」「わかりやすく」書くものというイメージがありますが、子どもの防犯の観点からいえば、お子さんの名前が簡単に他人に知られてしまうことは問題です。

不審者が子どもを誘い出す手口として、「〇〇ちゃん」と親しげに名前を呼びかけるケースがあります。

面識がなくても、知り合いであるかのように声をかけられれば子どもは戸惑うことでしょう。
子どもが気を許してしまうすきにもなりかねません。

不審者が子どもの名前を把握する方法のひとつとして「持ち物に書いてある名前を見る」ことがあげられます。
子どもを狙う不審者に悪用されないよう、子どもの持ち物に名前を書き込む際は、外から見てわかるところは避けてください

<記名に注意が必要な持ち物>
□ ランドセル
□ 通学帽
□ 上履き袋
□ 体操着袋
□ サブバッグ(手さげバッグなど)
□ 防犯ブザー
□ 定期入れ
□ 衣服や靴
□ 傘
など

帽子のつばや防犯ブザー、定期入れなどは、裏側に名前を書いても動きによって見えてしまうことがあります。バッグ類の底面や靴のかかと部分なども意外と見えるので、記名は避けたほうが安全です。
また、ハンカチやティッシュ(移動ポケット)など、子どもが落としやすいものへの記名にも注意。
落としたところを拾われて、名前を呼びかけられるケースもあります。

教科書やノート、鉛筆・筆箱など、ランドセルにしまう文房具類については、所定の記名欄に名前を書いてあげるといいでしょう。


▼ 防犯対策に!記名の代わりに「マーク」や「リフレクター」を活用
記名には防犯上の配慮が大切ですが、学校や学童保育などでお子さんが自分のものがどれかわからないのは、困ってしまいますね。
本人が判別できずに不便なようでしたら、記名は内側など他人の目に触れないところにし、見える部分には目印になるものを付けておくといいと思います。

たとえば「★」や「◎」など、オリジナルのマークを描いたり、ワッペンを付けたりするのもおすすめ。ランドセルやバッグ類なら、リフレクターを付けておくと目印になりますし、交通安全対策としても効果的です。
キーホルダータイプのリフレクターは、いろいろなデザインのものが販売されていますので、お子さんがお気に入りのものを選んであげてくださいね。

子どもの持ち物への記名は、「人から見えない工夫」と「本人がわかる工夫」の両方を考えて、工夫しましょう。


▼ 子どもが通う小学校の防犯意識は?
防犯や、個人の情報保護に配慮して小学校でも学用品や持ち物への記名についての考え方が変わってきました。名札を廃止する、体操着も名前を書いたゼッケンを付けないといった学校もあります。一方で、どこにどのように名前を書くか指定されている学校もあるようです。

学校の記名ルールに防犯上の配慮に欠ける点があると思えば、名前を知られるリスクについて学校側がどのように考えているのか、きちんと確かめておく必要があります

子どもの安全対策に積極的に取り組む学校がほとんどですから、保護者からの意見にも耳を傾けてくれるはずです。
記名に限らず、お子さんの安全について気がかりなことがあれば、学校とよく話しあい、改善したほうがいいと思うことがあれば、伝えていくこと大切です。


* * * * * * * * *


お子さんの名前を知られるリスクは、登下校に限られたことではありません。
自宅の表札、お子さんの自転車や、おもちゃなど、家の周囲にあるものをよく確認してください。
置いてあるものに不用意にお子さんの名前を書いていないでしょうか。

過去には、玄関先に置いてあったお子さんの傘から名前を把握したうえで誘い出し、車で誘拐するという事件もありました。
入学を目前に控えたこの機会にお子さんの持ち物や、身近なものへの記名方法を確認してみてくださいね。


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2020.03.26

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