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進級前に要確認!不審者対策や、交通安全などの防犯・安全まとめ

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セコムの舟生です。

新型コロナウイルスの影響で、休校措置が続いています。
いつもとは違う日常にお子さんたちの様子に変わったことはありませんか?
普段とは違う環境で、親だけでなく、お子さんも不安だと思います。
少しでもお子さんの不安が取れるよう、親子のコミュニケーションを大切にしてください。

さて、学校には行けなくても、進級に向けての準備や心構えは整えておきたいものですね。
そこで今回は、子どもの日常生活で気を付けたい、防犯や安全についておさらいしたいと思います。

気になる事件、心配なニュースなどを振り返りながら、進級を控えた小学生たちに注意してほしい不審者対策や、交通安全のポイントなどをまとめます
家で過ごす時間をいかして、親子でいろいろ話し合ってみてください。


* * * * * * * * *


▼ 下校時が狙われている!?不審者対策のおさらいを!
・小2女児の下半身を触るなどしたとして、30代男を逮捕。被害女児が住むマンションのエントランスで声をかけて近づき、犯行に及んだ(神奈川県)
・路上で小6男児に抱きつき下半身に触るなどした30代男を逮捕。男児は友人宅にかけこみ、警察に通報。逮捕に至った(神奈川県)

子どもを狙った性犯罪が多発しています。男の子も例外ではありません。

強制わいせつや誘拐などの事件に発展しかねない「声かけ事案(声かけやつきまといなど、その場では直接的被害はないものの、子どもに不安をあたえるような事案)」にいたっては、ニュースに取り上げられなくても、毎日のようにどこかで発生しています。
強制わいせつや誘拐などの重大な事件を防ぐためにも、声かけ事案を見過ごすことはできません。

全国各地の警察署が発表している声かけ事案の統計を分析すると、子どもに対する声かけ事案の多くは「路上」で「下校時間帯」に多く起きていることがわかります。

下校時間を狙って、通学路に不審者が潜んでいるかもしれないことを、いつも念頭に置きましょう。
少しでも「怖い」「嫌だな」と思うできごとがあったら、必ず保護者や学校の先生に報告することが、事件を未然に防ぐために必要です。

<登下校時の防犯対策>
・ひとりにならない
・知らない人に声をかけられても、近づかない・ついていかない
・防犯ブザーをランドセルにつけ、いつでも鳴らせるようにする
・通学路にある「助けを求められる安全な場所」を把握する
・ときどき後ろを振り向いて人や車がついてきていないか確認する
・自宅の敷地内でも油断しない

いつも通っている通学路にも、不審者が狙うような「死角」になる場所や時間帯が存在します。
子どもがひとりになってしまう区間や、保護者として心配な場所などがあれば、途中まで迎えに行くなどして、子どもの安全性を高めましょう。
また、お住まいの地域の警察署が配信している防犯メールに登録しておくと、不審者情報など確認することができます。ぜひ防犯対策に役立ててください。


▼ 交通事故にあわないために...「道路横断時」の注意点
・小5の男児が軽自動車にはねられる。現場は信号機のない片側一車線の直線道路で、横断歩道を渡っていた男児に、右側から走ってきた軽自動車が接触して逃走(鹿児島県)
・自転車に乗った小6男児と軽トラックが出会い頭に衝突。現場は見通しが悪い交差点で、走行中のトラックが右から来た自転車の男児にぶつかった(岡山県)

子どもの交通事故の多くは、「道路横断中」に発生しています。
立ち止まって安全確認を慎重に行えば、防げる事故もあるはずです。歩行者の信号が青でも、ドライバーの不注意によって事故が起きることもありますので、安全確認は必ず「目視」で行うことを習慣づけなくてはなりません。

道路を渡るのは、信号機のある交差点や横断歩道ばかりではありません。
路地を右側から左側に横切るのも「道路横断」の一種。子どもの通学路や行動範囲にある「道路を横断する場所」を把握し、安全確認の方法を具体的に伝えましょう。
見通しが悪い場所、車や自転車がスピードを上げて通る通り、ガードレールや歩道がない道など、交通事故が起こりやすい場所では、特に慎重な安全確認が必要です。

<交通事故予防対策>
・横断歩道では、青信号でも車が完全に停止したことを確認してから渡る
・車の姿が見えたら、無理に渡らず止まって待つ
・止まっている車の前を横切るときは、手を上げるなどしてアピールし、ドライバーと目をあわせる
・自転車に乗るときはヘルメットをかぶり、夕方は早めに点灯する

ドライバーに早めに認識してもらうことも、交通事故回避のポイント。
白・黄色・蛍光色やパステルカラーなど、目立つ色の衣服を身につけるのも有効です。
赤、黒、緑、紺などの色は、暗くなると風景と同化しやすく、日が傾きはじめると目立たなくなってしまいます。
リフレクター(反射板)を併用するなどして、お子さんが遠目にも目に留まる工夫をしてあげてください。


▼ 春休み中もスマホやSNSの使い方にペアレンタルコントロールを
・大阪府に住む小6女児が行方不明になり栃木県で保護される。女児はSNSを通じて知り合った男に誘い出され、監禁されていた(大阪府)
・小6女児への強制性交の疑いで、30代男を逮捕。2人はSNSを通じて知り合い、容疑者の自宅マンションに連れ込んで犯行に及んだ(愛知県)
・小6女児への強制性交容疑で20代男を逮捕。2人はインターネットゲームを通じて知り合い、駐車場に止めた乗用車内で犯行に及んだ(滋賀県)

SNSやインターネットゲームなどを通じて犯罪に巻き込まれる子どもは、年々増加しています。
警察庁によると、平成30年度の18歳未満の被害者は1,811人で、そのうち小学生は55人。平成20年度の統計では、小学生の被害者は13人でした。
また、被害児童の約9割がフィルタリングを利用していなかったことがわかっています。

これから新学期まで家にいる時間が長くなる子どもたちですが、スマートフォンやゲーム機など、インターネット端末の使い方をあらためて話し合っておくことが必要です。
使用する時間や場所など、物理的な使い方だけではなく、適切な距離感や付き合い方についても、子どもに考えさせる時間を持ってください。
SNSやゲームは楽しさや便利さの反面、リスクがともなうことを理解できなくては、安全に使うことはできません。ニュースを題材に家族で話し合うのも、子どもが考えるきっかけになります。

<SNSやオンラインゲームを安全に使うために話し合っておきたいこと>
・利用する機能の範囲
・利用する時間、場所
・コミュニケーションを取る相手
・やってもよいこと、やってはいけないこと
・ルールを守れなかったときの対応

小学生のうちは、インターネットを通じたコミュニケーションがきちんと使えるようになるための練習期間。
大人でもトラブルに巻き込まれることがあるのですから、子どもの自主性に任せるのは早すぎます。
言葉の使い方ひとつで人を傷つけたり、誤解を生んだりすることもあるので、子どもがつくった文章を保護者が確かめるくらいの慎重さが必要です。
端末のペアレンタルコントロール機能を設定するのはもちろん、約束を守って使っているかどうか、利用履歴を定期的に見て安全かどうか確かめましょう。
また小さなお子さんがゲームを利用するときは、オフラインのものに限定するなど、安易に遊ばせないことが大切です。


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子どもの安全は、言い聞かせるだけでは守ることはできません。
保護者の目が届かないときもお子さんが自ら危険を回避できるよう、できる限りの対策を考えて実行しましょう。

すべてのお子さんが、元気に進級できることを願っています。

2020.03.12

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