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夏休みを安全に過ごすために子どもに教えておきたいこと

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セコムの舟生です。

子どもたちの自由な時間が増える夏休み。
いつもとは違う日常から、子どもは子どもなりに考え、成長します。
去年の夏休みとは見違えるぐらい、自分でできることだって増えていることでしょう。
夏休みを安全に楽しく、過ごせるよう家庭でサポートしてあげたいですね。

今回は、夏休みを安全に過ごすための注意点をまとめます。
夏休み中にお子さんに留守番してもらうときのポイントや、遊びに行くときに気を付けたいことなどをご紹介しますので、ぜひ親子で一緒にお読みください。


* * * * * * * * *


▼ 子どもに留守番をしてもらうときの注意
まずは、基本的な留守番のルールをおさらいしておきましょう。

<小学生のための「留守番のルール」>
(1) 誰か訪ねて来ても玄関のドアを開けない
(2) あらかじめ決めた電話以外には出ない
(3) 窓を開けない。玄関や窓の鍵をかけておく

留守番中に気を付けたいことはたくさんありますが、細かく言いすぎても、子どもは覚えられません。
子どもの安全にかかわる、大事なポイントにしぼって、しっかりと伝えておく必要があります。

(1) 誰か訪ねて来ても玄関のドアを開けない
留守番中は、誰が来ても玄関ドアを開けてはいけません。
夏休みのような長期休み中は、留守番をしている子どもを狙った犯罪が多発しています。
「水道管が破裂したので調査に来た」などと緊急を装って、強引に押し入る手口で、お子さんが被害にあったケースもありました。

不審者は誰かを装ったり、嘘をついたり、あらゆる方法を使って押し入ろうと考えています。
たとえ荷物の宅配や、知り合いでも、ドアを開けて対応しないよう、よく言い聞かせてください。

(2) あらかじめ決めた電話以外には出ない
ある程度電話の対応になれた子の場合は、「お母さん(お父さん)はいま手が離せないので、またあとでかけてください」などと言って、留守を悟られないように対応することが基本です。

しかし、強引なセールスや勧誘など、子どもが困るような電話もあるかもしれません。
きちんと電話に対応することができるようになるまでは、あらかじめ決めておいた電話以外は出ないと約束し、留守電機能や転送機能を使って、電話に出なくてもいいようにしてあげたほうが、安全です。

(3) 窓を開けない。玄関や窓の鍵をかけておく
留守番中は施錠も必須です。
夏場は、在宅中の窃盗侵入が多発しています。必ず玄関や窓の鍵をかけておきましょう。
暑いときには、エアコンや扇風機を使って調整するようにしてください。
お子さんに留守を任せて外出する際は、高窓やトイレの小窓などもしっかり閉めましょう。


ほかにも注意したいのは火の扱い。
留守番中の火気の管理は、保護者の責任です。
マッチやライターなどは、子どもの手が届かないところに保管する、ガスの元栓を閉めるなど、子どもが火を扱えないよう徹底しましょう。


▼ 留守番中の子どもに鍵を持たせるときの注意
夏休み中、保護者が不在のあいだにも遊びに行ったり、習い事に行ったりすることがあると思います。
お子さんに鍵を持たせる場合は、人の目にふれないようにすることが必要です。
「他人には絶対に鍵を見せない」ことをお子さんと約束しましょう。
留守番をしていることがわかると、あとをつけられたりする危険性もあります。

また、持ち方にも工夫しましょう。
ひもやチェーンなどにつないで、バッグや服のポケットの内側にしまっておくのがおすすめです。

むき出しで持ち歩くと、紛失する可能性が高くなります。
ネックストラップなどで首からぶら下げておくことは、他人から見られる危険もありますし、首が絞まる事故なども考えられますので、避けましょう。

保護者不在の家に帰ってくる場合は、玄関先で手間取らないようにするのが安全確保のポイントです。鍵を開けようとしているあいだに不審者が近づいてくるケースもあります。

自宅が近づいてきたら、さっと鍵を取り出してすぐに開けて入れるよう、練習しておきましょう。

<玄関ドアを開けるときの注意点>
・玄関に立つ前には、必ず周囲をよく見る
・玄関を開けたら大きな声で「ただいま!」と言って入る
・家に入ったら、すぐに玄関を施錠する

玄関先やエレベーターで背後から近づき、押し入られるような事案も過去には数多く見られます。家の敷地内でも安心せず、周囲を警戒してから家の中に入ることが重要です。


▼ 夏休み中、遊びに行くときの注意点
自由に過ごせる時間が長い夏休みは、子どもの行動範囲が広がります。
いままで行ったことがない少し遠くの公園に「行ってみよう!」となることもあるかしれませんし、友達同士で電車やバスに乗って出かける計画を立ててくることもあるでしょう。

「遊びに行くときのルール」は家庭によって、お子さんの年齢によって違います。
夏休みならではのルールを決めておいたほうが安心です。

例えば、以下のようなことを話し合ってみてください。
(1) 予定外の場所に行くことになったときはどうするか
(2) 「行ってはいけない場所」「通ってはいけない道」はどこか
(3) 門限は何時か。門限を過ぎそうなときはどうするか

どこで遊ぶにしても、保護者が居場所を把握できない事態が起きないよう必ず事前に親に確認する、というルールを徹底しましょう。
保護者が留守のときは、電話して確認するようにさせたほうがいいでしょう。
黙って行動して、何かトラブルが起きたときがとても危ないのです。

また、子どもの行動範囲が広がることを見込んで、周辺地域の危険な場所をあらかじめ把握するようにしてください。
川や池などの水辺をはじめ、繁華街など、子どもだけで行かないほうがいい場所を事前に決めておくといいでしょう。

夏休みは日照時間が長く、気分も開放的になります。
明るいから...と言って門限を忘れてしまうことがないよう、あらためて徹底しましょう。


* * * * * * * * *


夏休み期間中、保護者の目が行き届かないこともあると思います。
「こういうときはどうするか?」「困った場合、誰に助けを求めるか」をいろいろ話し合っておくと、予想外の事態でもお子さんの行動指針として役立つはずです。
よそのお宅に合わせるのではなく、お子さんの性格や成長度合いを見ながら、守るべきわが家のルールを決めておきましょう。

2019.07.25

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