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保護者がいても注意!不審者から子どもを守るには

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セコムの舟生です。

このところ、商業施設や飲食店のトイレで小さなお子さんが被害にあう事件が相次いでいます。
保護者の目が離れたわずかな時間。
子どもを狙う不審者は、そのような瞬間を見逃しません。

4月下旬には、神奈川県で6歳の女児に、飲食店のトイレでわいせつ行為をした男が逮捕されました。
5月中旬にも、福岡県の商業施設のトイレで、3歳の男児がわいせつ被害にあう事件が発生しています。

家族と出かけた先で子どもが狙われる事犯が過去に何度も繰り返されていて、犯行場所はトイレだけにとどまりません。わいせつ行為や盗撮、連れ去りなど、いずれも悪質な犯行ばかりです。

保護者が近くにいるから安全というわけではありません。
今回はお子さんと一緒にいるときに注意したいポイントをまとめます。


* * * * * * * * *


▼ 子どもがいる場所に紛れ込む不審者
ショッピングモールやスーパーなどの商業施設、公園、イベント会場、飲食店などは、家族連れをはじめ、大勢の人が集まります。
誰でも出入りができ、子どもがいる場所ならどこでも、よからぬことをもくろむ者が紛れている可能性を否定できません。

子どもを狙う不審者は、人混みで違和感ない外見をしていることが多くあります。
不特定多数が出入りする場所で人から見とがめられずに子どもを物色したり、近づいたりしているということです。

幼いうちは、ひとりでふらふらと行動したり、興味の対象に引き寄せられたりして、いつのまにか家族とはぐれてしまうようなことがありますよね。
さっきまで近くにいたのに急に姿が見えなくなって、慌てて探した経験は、親御さんならどなたでもあると思います。
たいていは何ごともなく見つかりほっとしますが、子どもが保護者のそばから離れたわずかなすきを狙う者がいることを忘れないでください。
「お出かけ先で勝手な行動をしない」「ひとりにならない」ということを、毎回出かける前に約束させ、言い聞かすことが大切です。


▼ 外出先で「子どもをひとりにしない」を徹底する
保護者の防犯意識と目配りもたいへん重要です。
よく行くお店やお子さんがよく知っている場所などでは、「ちょっとくらいなら...」とお子さんから離れてしまうこともあるのではないでしょうか。

ほんのわずかなすきが狙われます。
会計の間お子さんだけで待たせたり、キッズスペースなどで遊ばせておいて親がその場を離れたりすることは、できるだけ避けてください。
幼児の場合は「ここで待っていてね」が通用しないことがありますよね。

「ちょっとの間だけ」という油断が危険を招きます。
「こういうときが危ない」「狙われているかもしれない」と心得ておきましょう。

やむを得ず一時的にお子さんから離れるときも、視界にはいる距離で目だけは離さない、その場のスタッフに声をかけて見ておいてもらうなど、安全確保の工夫を怠らないようにしましょう。


▼ 小学生でもトイレにひとりで行かせるのは避けましょう
商業施設などで子どもだけでトイレに行って被害にあうケースは、過去に何度も起きています。
わいせつ犯罪だけではなく、連れ去りや殺人事件もありました。
幼児だけではなく、小学校高学年の被害もあります。
また、冒頭でご紹介したように、男児のわいせつ被害も多発しています。
トイレには必ず保護者が同行して、目を離さないようにしなくてはなりません。

男の子の場合、「女子トイレのほうが混んでいるから」「子どもが女子トイレを嫌がる」などの理由で、男子トイレにひとりで入らせるお母さんもいるかもしれません。

このような場合は、入口で待ち、お子さんに声をかけてあげると良いと思います。
保護者がそばで見守っていることを、周囲に声でアピールすることが大切です。

不審者が狙うのはわずかなすき
トイレ内でも、お母さんと会話しているようなお子さんには安易に手出しはできないはずです。

いざというときは、たとえ男子トイレでもなかに飛び込むことをためらってはいけません。
不穏な気配があったら、すぐに対応する覚悟を持っておきましょう。


* * * * * * * * *


買い物などでお子さんと出かければ保護者は忙しいものですね。
「子どもをずっと見ているわけにはいかない」という考えもあって当然。

そのようなときには「見るべきタイミング」を意識してみてください。
たとえば、混み合った場所や、お子さんの興味をひきそうなコーナーがある場所では、いつも以上に注意しましょう。
手を繋いだり、抱き上げたりして、お子さんと離れないようにしたほうが安全です。

キッズスペースやゲームコーナーなど子どもが集まる場所では、周囲に不審な人物がいないか、お子さんが安全に過ごしているか、保護者がこまめに確かめる必要があると思います。

小学生のお子さんの場合は、自分でも周囲に気を付けさせることが必要です。
背後から近づいてくる人に注意すること、じっと見られたり不審な動きをしている人を見つけたりしたら、すぐに知らせることなどを教えておきましょう。

2018.05.31

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