子どもの安全ブログ

梅雨時の登下校 通学路での子どもの安全対策を考える

セコムの舟生です。

全国的に梅雨の季節を迎えています。
予報によると、6月は東日本、西日本で平年より曇りや雨の日が多くなるようです。
しばらくはどんよりしたお天気とのつきあいが続きますね。

雨の日は、足元も視界も悪くなりますので、交通事故のリスクが高まります。
また、傘で視界が遮られ、足元ばかりに注意が向いていると、不審者の接近に気づくのが遅れるおそれも。

このところ登下校中の子どもを標的にしたと思われる事件が立て続けに報じられていますので、雨の日はいつも以上に周囲への注意が不可欠です。

5月には、新潟県で下校中の女児が殺害される事件がありました。
また、熊本県では警察官を語って2人の小学生を車で連れ去った男が未成年者誘拐の疑いで逮捕される事件もありました。

今回は、雨の日のリスクを考えながら、登下校の安全対策をまとめたいと思います。
季節にあった安全対策を知り、お子さんを犯罪や事故から守る一助にしてください。


* * * * * * * * *


▼ 雨の日は「いつもと同じように」歩いていたら危険
雨の日には、天気が良い日とは異なるリスクがいくつも潜んでいます。

傘で周囲が見えにくくなるばかりではなく、雨音のせいで音も聞こえにくくなります。
足元を確かめながら歩くため、視線も下に向きがちです。
周りの様子が把握しづらく、近づいてくる車や自転車、不審な人物の気配を察知しにくくなることが考えられます

水たまりや傘で、通行スペースが狭くなることも心配のひとつ。
もしも、水たまりをよけたタイミングで車が通り過ぎたりしたら...。
雨の日は、車の運転者の視界も悪くなりますから、歩行者が見落とされるおそれがあります。
近づいてくる自転車にも注意が必要です。

また、不審者から声をかけられても、十分な距離を取ることが難しいかもしれません。
足元がぬかるんでいると、とっさに身をかわしたり、走って逃げたりできない可能性があります。

悪天候の日にわざわざ子どもを狙うなんて考えられないかもしれませんが、「雨で声が周囲に聞こえにくい」「傘やレインコートで顔を隠しやすい」「対象者(子ども)に気付かれずに近づきやすい」など、犯行をもくろむ者にとっては好条件がそろっています。
雨の日を狙って通学路に不審者が現れても、決して不思議ではないのです。

雨の日ならではのリスクをお子さんにも理解させることが大切。
「いつもと同じように歩いていたら危ない」という自覚を持たせることが、雨の日の子どもの安全性を高めることにつながります。


▼ 「犯罪被害」と「交通事故」にあわないために、雨の日の歩き方・傘のさし方を練習
雨の日のリスクがわかったら、犯罪や事故にあわないために歩き方にも工夫が必要です。

<雨の日の歩き方>
□ なるべく顔をあげて、遠くを見ながら歩く
□ ときどき後ろを振り返り、後方にも注意を払う
□ 道路を渡るときは傘をあげて、前後左右の安全確認をする
□ 友達と横に並んで歩かない
□ 水たまりやすれ違う人をよけるときは、周囲の安全を確かめてから

足元ばかり見ながら歩くのはとても危険だということを、よく理解させてください。
立ち止まって水たまりで遊んだり、うつむきながらダラダラ歩いたりせず、周りをよく見てキビキビ歩くことが大事。
無駄な行動をせず、安全に学校や家に到着することだけを考えるよう教えてください。


雨の日は視界の悪さがネックになりますが、傘のさし方で、周囲の見え方がずいぶん変わります。

<子どもに教えておきたい「傘のさし方」>
□ 傘は体に近い位置でまっすぐに立てて持つ
□ 傘は頭上より少し高い位置に保ち、視界を遮らないようにする
□ 肩にかけてさしたり、くるくる回したりしない
□ ときどき傘を高くあげて周囲の様子を確かめる(視界が広くなる)
□ 狭い道で人とすれ違うときは、相手とは反対側に傘を傾ける

雨の日に安全に歩くためには、意識的に視界を広くすることがポイントです。
傘の一部が透明のビニールになっているものなど、視界確保に配慮した子ども向けの傘を選ぶのがおすすめ。
大きめの傘を持たせている保護者の方もいると思いますが、子どもの視界を狭くしますし、周囲とぶつかったり、風にあおられたりする危険もあります。
成長にあわせて、ちょうど良いサイズの傘を選んであげてくださいね。


▼ 雨の日ならではの安全対策を考える
雨の日は薄暗いので、子ども自身の、ドライバーからの視認性を高めることも重要な安全対策です。
ドライバーから見落とされるリスクを減らすのはもちろん、人目につきやすければ、不審者も狙うのをためらいます。

日照が不十分な環境では、黒っぽい服よりも、明るい蛍光カラーやパステルカラー、白っぽい服のほうがよく目に付きます。なるべく明るい色の服を着せてあげてください。
傘やレインコート、長靴なども、できれば目立つ色のものを選びたいですね。

普段からランドセルなどにリフレクターをつけているお子さんも多いと思いますが、傘で隠れてしまう可能性があります。位置を調整する、複数箇所にリフレクターをつけるなど、工夫してみてください。
ランドセルカバーやスニーカー、傘などにもリフレクター付きのものがあります。
雨の日に子どもを交通事故から守ってくれる大事なアイテムですので、キーホルダー以外のタイプのものも検討してみてはいかがですか。

荷物はなるべくコンパクトにまとめて傘以外のものを手に持たないようにする、足元は防水シューズや長靴など濡れても気にならないものを履かせるなど、余計なことに意識をとられないようにする工夫も、安全の役に立ちます。


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これからしばらく続く梅雨の季節が続きます。
雨の日にお子さんと一緒に通学路を歩いてみて、普段との見え方の違い、危険が発生しそうな場所などを確かめてみることをおすすめします。
ご紹介した安全対策をどのように活かせば良いか、より具体的な教え方が見つかると思います。

また、進級から2カ月経過していますので、お子さんの防犯ブザーの点検をしておきましょう。
電池切れや故障がないか、実際に鳴らして確かめてみてください。

防犯ブザーを着ける場所についても、傘を持っていてもすぐに手が届くよう工夫しましょう。

2018.06.07

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