[クローズアップNEWS]日常に潜む子どもの連れ去り犯罪、その手口は?

セコムの舟生です。

危険が迫った際は、助けを求めたり、防犯ブザーを鳴らしたりしましょう。秋らしさが日ごとに深まりますね。
過ごしやすい季節ですが、日没がずいぶん早くなりました。

お子さんの帰宅時間を"秋冬バージョン"に見直すとともに、習い事などで帰宅が遅いお子さんは安全対策についてもおさらいしておきましょう。

さて、今回の[クローズアップNEWS]は、子どもの連れ去り犯罪を取り上げます。
ここ数カ月だけでも、わいせつ目的で子どもを連れ去ったり、監禁したりする事犯が複数発生しました。

事件の状況を見てみると日常の中で被害が発生していることがわかります。
連れ去り犯罪は決して他人ごとではありません

過去の事件から連れ去り犯罪の手口を知り、対策しましょう。


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▼ 子どもの連れ去りのきっかけは?
子どもの連れ去り犯罪は、どのようなきっかけで起きているのでしょうか。
「子どもの安全ニュース」で取り上げた事件を振り返ってみましょう。

連れ去り犯罪の手口はふたつに大別できます。

◆パターン1:「子どもをだましてついてくるよう仕向ける」
・小学校高学年の女児をわいせつ目的で誘拐しようとした20代男を逮捕。駐輪場で自転車を止めていた女児に「警察ですが、協力してくれませんか」などと声をかけ、用意していた大型かばんに入れて連れ去ろうとした。女児はその場で駐輪場職員に相談して無事。
・公衆トイレに10歳の男児を監禁し、暴行を加えた容疑で30代の男を逮捕。友人宅へ向かう小学男児に「ちょっときて」などと声をかけ、トイレのドアを施錠して監禁。頭にビニール袋をかぶせるなど暴行を加えた。
・広場で会った小4女児2人に「犬を見に来るか」と誘い、車で自宅に連れ去った40代男を未成年者略取誘拐の容疑で逮捕。男は広場で犬を散歩させていて、2人とは顔見知りだった。
・低学年の女児をわいせつ目的で連れ去り、監禁した容疑で30代男を逮捕。約1日半にわたって女児を自宅に監禁し、鍵をかけて出られないようにしていた。女児とは顔見知りだったと供述。

⇒子どもをだます声かけにも、いろいろなパターンがあるのがわかります。
自分からついてくるよう仕向ける目的で声をかけていますので、きっぱり断る、大人に助けを求めるなどの防犯行動を起こすことが重要です。
声かけのパターンを教えて、「あやしい」「こわい」と感じるセンサーを養うことも大事です。

◆パターン2:「暴力や脅迫で無理やり連れ去る」
・小学生男児へのわいせつ目的略取、監禁等の容疑で40代男を逮捕。自転車を押して帰宅していた男児に「ちょっとこい」と声をかけ、男児が断ると顔を殴り、強引に車に監禁。駐車場に移動して体に触るなどした疑い。
・11歳女児を車に監禁して連れ回した容疑で20代男を逮捕。自転車に乗っていた女児を押し倒して車に押し込み、腕を縛って車内に監禁。女児は友人と別れてひとりになったところを襲われた。

⇒暴力や脅迫などによる強引な手口では、人目のない場所が選ばれるのが通常です。
犯行を企てる者が人目につかない場所で待ち伏せている可能性もあります。子どもにとって危険な場所や道を把握して注意を促すとともに、帰り道などでひとりにならない工夫も必要です。


▼ 子どもの連れ去り事件はどんなときに起きるのか
警察庁が、平成25年1月~26年11月に認知・検挙した略取誘拐事件について分析したところ、以下のような傾向が明らかになりました。

・発生時間帯は16時~18時までがもっとも多い
・発生場所は道路上がもっとも多い
・被害者の年齢・性別では6~12歳の女子がもっとも多い
・面識のない者による犯行が半数以上を占める

連れ去り犯罪が発生しやすいのは、子どもが家路につく夕方の時間帯。
人目につかない路上を、たまたま通りかかった子どもが狙われるケースが多いと言えそうです。
しかし犯罪事案の中には、顔見知りによる犯行があることも忘れないでください。
「うちの子は大丈夫」と油断せず、連れ去り犯罪を回避する対策を徹底しましょう。


▼ 子どもに教える連れ去り犯罪対策
子どもを卑劣な連れ去り犯罪の被害者にしないためには、まず、日ごろから危険を回避する行動を心がける必要があります。また、万が一、狙われてしまったときの防犯行動についても知識を持ち、防犯シミュレーションなどで練習しておくのがおすすめです。

<狙われないための対策>
(1) ひとりにならない
(2) ひと気のない場所を遊び場や通り道にしない
(3) 行き先を決めずにブラブラしない
(4) ぼんやりしながら歩いたり、下を向いたまま歩いたりしない
(5) 道端で立ち止まっていたり、遊んだりしない

<危険が迫ったときの対策>
(1) 声をかけられたら相手から離れ、つかまれないよう、手が届かない距離を保つ
(2) 防犯ブザーに手をかけ、いつでも鳴らせる準備をする
(3) どんな誘いの言葉にもついて行かない、車には絶対に乗らない
(4) 勇気を出して「イヤです!」と大きな声で言う
(5) 体をつかまれたり、強引に引っ張られたりしたら「助けて!」と大声を出す
(6) 判断に迷ったとき、危険を感じたときは走って逃げる


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低学年のお子さんだと、防犯知識がともなわず、相手の言いなりになってしまうことがあります。
時間が経ってから子どもが保護者に伝えて、犯行が発覚するケースも少なくありません。
保護者が知らない間に、子どもが不審者と接触したり、目撃したりしているかもしれませんので、日ごろから子どもの話にはよく耳を傾けてください。
また、不審者情報を把握したときは、一刻も早く通報して、被害を拡大しないよう協力しましょう。

2016.10.17

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