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暗くなってからの帰り道、子どもが注意すべきことは?

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セコムの舟生です。

暗くなってからの帰宅には危険がともないます。いざというときに逃げ込める安全な場所を把握しておきましょう。9月も後半になり、暗くなるのがずいぶん早くなりました。
日の入りはこれから12月にかけてどんどん早くなりますので、お子さんの帰宅時間を見直しておきましょう。

暗くなってからの帰宅はできるだけ避けたいものです。
ただ、習い事や塾に通っているお子さんの場合、やむを得ないこともありますよね。

どうしたら犯罪や事故などから子どもを守ることができるのでしょう?
暗くなってからの帰り道で、気をつけなくてはならないポイントをまとめます。




* * * * * * * * *


▼ 暗くなってからの帰宅はなぜ危ない?
「子どもの安全ニュース」でもご紹介しましたが、夜、自宅マンションに帰宅した小学6年生の女の子を襲い、下半身を触った男が逮捕されました。男はマンションの階段にいた女児に声をかけて近づき、背後から襲ったようです。

夜間は、たとえ自宅の敷地内でも油断はできないということが、この事件からわかりますね。

子どもを狙った連れ去りやわいせつ犯罪などの卑劣な犯罪は、「目が届きにくい場所」で起きることがほとんどです。
暗くなってからの時間帯は、

・人通りが減って見とがめられにくい
・死角が増えて身を潜める場所が増える
・周囲の気配に気づきにくい

といった特徴があります。
同じ道、同じ場所でも、昼間より危険が増していると考えるべきだと思います。

また交通事故についても、薄暮の時間や、暗くなったばかりの時間帯には、昼間以上に注意が必要です。

・昼間に比べて距離感の見極めが難しくなる
・物の動きが遅く感じることがある
・とっさに物を視認できないことがある

夕方から交通事故が増えるのは、このようなことが深く関係しています。


▼ 暗くなってからの帰宅路を親子で歩いてみよう
塾通いなどで夜道を歩かなくてはならないお子さんは、「危険な場所」がどこにあるか、きちんと把握することが大事です。

具体的には、公園や集合住宅、駐車場や駐輪場のほか、人の気配や明かりがとぼしい通り、田園地帯や河川敷などが挙げられます。このような場所では、明るい時間でも犯罪が起こる可能性がありますので、夜間は通らないほうが賢明です。

また、交差点や道路を横断する場所、車が出てくる路地なども、夜は特に注意が必要です。
夜間の交通安全対策を考えましょう。

お子さん自身で危ないポイントを見極められるよう、夜の帰宅路を親子で歩いてみるのがおすすめです。
ただ歩くだけではなく、以下のようなことにチャレンジしてみてください。

<親子で夜の帰り道をチェック!>
□ 危険な場所、注意が必要な箇所を子どもに指摘させる
□ 明るい時間帯と様子が違う場所を探す(人通りや明るさなど)
□ 明るい道、人通りが多い道や逃げ込める場所を探しながら歩く
□ 物陰に潜んだ場合の見え方、後ろから近づいてくる足音の聞こえ方を親御さんが実践する
□ 夜間の車の見え方やエンジン音の聞こえ方などを観察し、注意が必要なポイントを教える

危険を意識しながら歩くと、いま通っている道よりも安全なルートが見つかるかもしれません。
夜間は、「近いから」「いつも通っているから」という理由で、帰宅路を決めないようにしましょう。


▼ 保護者はどこまで迎えに行くべき?
危険が増す夜間の帰宅は、できるだけお子さんがひとりにならないよう工夫してください。
お子さんがいる場所まで保護者が迎えに行くか、難しければ途中まで迎えに行く方法を検討しましょう。

お子さんと落ち合うかどうかは、お子さんの状況や周辺環境によっても異なります。
お友達と別れるタイミングや、人通りが少ない道を通る前など、危険度を考慮して決めましょう。
お子さんとの待ち合わせ場所は、お店の前など、大人の目がある場所にしてください。
過去には、バス停で保護者を待っているときに子どもが連れ去られる事件もありました。

また、冒頭で紹介した事件からわかるように、マンションやアパートなどの集合住宅で、居住スペースまで部外者が簡単に出入りできるような場合は、敷地の入口まで迎えに行ったほうが安心です。

お子さんの安全のためにどうするのが一番いいのか、可能な範囲で検討してみてくださいね。


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どうしてもお子さんが夜道でひとりになってしまう区間があるなら、早歩きでキビキビ歩くよう教えてください。防犯ブザーを手に持ち、いつでも鳴らせるようにしておきましょう。

また、暗くなってから帰宅する場合は、路上で止まっている車にも注意させてください。
夜間は車内の気配がわかりにくいですが、もしかしたら不審者が潜んでいて、突然引き込まれるかもしれません。できるだけ車から離れて通るようにしましょう。
「もしかしたら...」を考えること、少しでも安全な行動を選ぶことが大事なのです。

2016.09.26

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